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167話・魔導キャノン


「まだか...まだ着かないのか...ぐぬぬ...くそくそくそぉぉぉっ!」


早く屋台市場へ行って、破壊の限りを尽くしたいガッコだったが、

未だに到着できない事に、先程より苛立ちが上がっている。


「大体...このクネクネしている道がいけないんだ...この...

くそ邪魔な道めがぁぁぁぁ―――――っ!!」


ガッコが叫声を上げると、魔導兵器に装着されている砲台を自分の

目の前の道に向かって魔法弾を発射する!


すると、発射された魔法弾のビームによって、ガッコの直線状にあった

木々や障害物を次々と壊して破壊する!


「ぐふふ...どうだぁ、この威力はぁぁ!凄いぞ、凄いぞ!見ろ!見ろぉぉ!

目の前のゴミをキレイに掃除してやったぞ!あはははは―――っ!!」


魔導兵器の攻撃で目の前の全てを粉砕した事に、ガッコが満足そうに

高笑いを上げている。


「な、なぁ...何かガッコ様、様子がおかしくないか?」


「ああ、いつもプッツンするお方だったが、今日はいつもより

更に酷いキレようだな...」


「これじゃ、あれが俺達にいつ飛んでくるか、わかったもんじゃねぇぞ!」


「シィィーッ!気持ちはわかるが、静かにしていろ!ガッコ様の制裁を

食らうのは、まっぴらゴメンだ!」


下卑た声でゲラゲラ笑っているガッコをよそに、部下達がとばっちりを

恐れてブルガクしていた。





「うわっ!今のはなんだ!?物凄い光の閃光が見えたけどっ!?」


魔族モドキへ向かっている最中に、突如、僕の目線の前に物凄い閃光が

走るのが見えた。


『あ、あれは魔族が使う武器の1つ、魔導キャノンではっ!?』


「魔導キャノン?」


『はい...グランキュード砲と比べるとかなり威力が落ちますが、

それでも、人相手には効果抜群の武器ですよ!』


ハテナ顔で首を傾げている蒼井に、ナヒが魔導キャノンの説明をする。


「その魔導キャノンを使っているって事は、やっぱり魔族モドキの

正体は魔族って事かな?」


『どうでしょう...。魔族の魔力の割には少し威力が小さい気が...?』


先程の閃光を見たナヒが、その閃光を撃った奴が魔族かどうか、疑問視する。


「まぁいいさ、あれを撃った奴が魔族だろうと、モドキだろうと、あそこに行って

みればわかるんだし...さぁぁぁっ!」


ナヒにニコッと微笑みを見せた僕は、思いっきり大地を蹴り上げ空に浮くと、

空中を飛ぶかのように、魔族モドキのいる場所へと移動する。


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[一言] ただのPTメンバーなのに理不尽な暴力振るう彼女面の女 奴隷アピールする癖に主人公の心を勝手に暴露するクソガキ チートは要らないっていった癖にいざチート装備が使えなくなっただけで文句言う主人公…
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