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166話・ガッコの行進


ここは屋台市場へ向かう道...


そこを列を組んで行進する連中がいた...。


「く、くそ...何なんだ、この兵器の遅さは!こんな速さじゃ屋台市場へ

着く頃には日が出ているぞ!」


「落ち着いて下さい、ガッコ様!あともうちょっとで到着しますから!」


「ぐぬぬ...うるさいわぁぁぁっ!」


「あべえばぁぁっ!?」


ガッコの愚痴を部下が宥めようとするが、それが気に入らなかったのか、

その部下を思いっきりぶん殴る!


「ふん...このボケが!さぁ...貴様らもボケッとしていないで先に進むぞ!」


「「「はい!」」」


ガッコの号令に、部下達が身をブルッと震わせながら返事を返す。


「...なぁ、おい。何か面倒な事に参加しちまったな...」


「ああ、報酬額が良かったからこれに参加したが、あの野郎、

マジで最低だな...」


報酬に目が眩んで、ガッコの報復に参加した冒険者達が先程の部下の

末路を見て、これに参加した事を悔やんでいる。


「だがあの野郎、なんであそこまであの屋台市場に執着するんだ?」


「俺の聞いた話じゃ、女に振られた腹いせとか聞いたぞ!」


「うへぇ~それでこの大袈裟なのか...なんというはた迷惑な連中だ...」


冒険者のひとりが横にいた冒険者に激昂しているガッコの理由を聞くと、

呆れてかえって目眩がする思いだった。



◇◇◇◇◇◇◇



「よし、装着完了...っと。どうだいナヒ、似合っているかな?」


先程、選んでもらった装備一式を身につけた僕は、ナヒに似合うか

どうかを聞いてみる。


『うむ...ま、馬子にも衣装ですね。それなりに似合っていますよ!』


「はは...ありがと。でもそれなら、棒読みで言わないで欲しいな...」


明らかに誉める気がないナヒに、僕はニガ笑いをこぼす。


「んじゃ、早速...魔族モドキの所へ行きますか!」


僕は気合を入れると、ナヒが示した魔族モドキのいる場所へ移動する。


「おお!おおぉぉぉ!この天使の靴の効果、凄いね!足に羽根がついた

ようだ!」


メイーナのロングブーツとはまたひと味違った効果に、僕の童心が

ワクワクとしてしまう。


『その喜びよう...まるで子どもみたいなはしゃぎようですね、主様』


「悪かったね、子どもみたいにはしゃいで...。でもまぁ、実際のところ

子どもなんだけどね」


クスクスと子ども扱いしてくるナヒに僕は文句を言うが、よくよく考えると

自分がまだ十代だって事に気づく。


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