表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
142/481

142話・やれやれ...


「それじゃ...クエスト達成の報告も無事にすんだみたいだし、

お姉さんの待つ屋台市場へ行くとしようか!」


早く屋台市場に戻って、パーティーの準備をしているお姉さんの

お手伝いをしてないといけないしね!


僕はギルドカードを懐へしまうと、屋台市場へ向かう為に席を立ち、

ギルドの出入りに足を向ける。


「おっと、その前に...今貰ったクエストの報酬を、みんなに分けおこうか!」


テーブルに置かれた報酬の入った皮袋を手に取り、中身の硬貨を取り出して

テーブルの上に置いた。


「報酬の額が金貨2枚と大銀貨1枚だから...えっと...」


『主様を含めて4人ですから...1人当たり...大銀貨1枚と銀貨1枚、銅貨2枚...

そして、銅貨が2枚余りです。これくらい、瞬時で計算して下さい...。

だから主様は恋人いない=年齢なんですよ!』


だあぁぁ―――っ!またそれを言うのか、この口悪なナビゲーションさん!


『はあ...主様...私ナビゲーションじゃなく、ナヒと呼んで下さいって

言いましたよね...それをもう忘れるなんて...全くやれやれですね...。

はあ...本当にやれやれですね...。はあ...やれやれ、やれやれ...。

はあ......』


蒼井の忘れっぽさに、ナヒが心底呆れて溜め息を吐くと、まだ激おこが

収まらないのか、何度も何度もやれやれを連呼する。


ナヒさん、僕が悪かったからさ、そのやれやれを連呼するの...そろそろ

やめてもらえませんか......。


『もう...こ、今回だけですよ...許してあげるのは今回だけ!今度から

ちゃんとナヒって呼ばないと...絶対、殺っちゃいますからね!』


はは...気をつけます......


必死な謝罪をしてくる蒼井に、ツンデレな口調でナヒが気をつけて下さいと

釘を刺してくる。


「さて...報酬のわけ方はわかった...。あのルビさん、すいませんが

この硬貨たちを両替してもらってもいいですか?」


「両替ですか...はい、わかりました。ちょっと待ってて下さいね!」


蒼井から硬貨を受け取ったルビが硬貨の両替の為に、再び奥の部屋へ

早足で移動して入っていく。





「お待たせしました、シュン様。硬貨の両替がすみました!」


奥の部屋から出てきたルビが両替してきた硬貨を蒼井に手渡した。


「ありがとうございます、ルビさん!それじゃ早速、報酬をみんなで

わけようか!」


そう言って僕はさっきナヒに聞いた通り、硬貨を4等分にわけて

みんなへ手渡すのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ