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135話・ユニークモンスターに立ち向かう


「ど、どがんすると!さっきもゆうたが、わたし達の能力の半分しかなか、

普通のポイズンベアにもめちゃくちゃ苦戦しちょるのに...その何倍の強さの

ポイズンベアと戦こうても、絶対に勝てるわけがなかタイッ!」


確実に殺られるであろうユニークモンスターのプレッシャーにマーガレットが

思いっきり威圧されると、その腰を思いっきり引かせてしまい、オロオロと

慌てる姿を見せてしまう。


「ど、どうしましょう、マインさん。逃げようにもこの対峙の間隔だと

いうのに、あのポイズンベアから発してくるこの威圧感。こ、これは

逃げられそうにありませんよ......」


「恐らくそれは大丈夫ですよ、愛野様。あいつの行動パターンは普通の

ポイズンベアと殆ど変わりません。なら私達3人の連携を以てすれば、

例えユニークモンスターとて、きっと勝利の道は見えてきますっ!」


動揺を見せるマーガレット達に、マインが自信満々な顔を見せて、

少しでも動揺を減らそうとしてくる。


「ほ、本当ですか!?本当になんとかなるんですか、マインさん!」


「ええ...だから皆様、冷静さだけは絶対に無くさないで下さいね!」


マインの真剣な面持ちを見た遠藤が問いを投げると、マインがニコリと

微笑み、そう答えを返す。


「コホン!では、皆さんが冷静さを取り戻した所で...そろそろアイツを

倒す準備開始といきましょうか!」


マインが咳払いをして愛野達の気持ちを落ち着かせると、自分の剣先を

ポイズンベアにビシッと突きつけてる。


「は、はい...!」


「オッケー、わかったよ...マインさん!」


「うっし...!3人の力を合わせっタイネ!」


愛野達三人が、マインの意気込みに答える様に返事を返すと、それぞれ

攻撃の準備を行う。


「それじゃ...私が先陣をきりますので、次に遠藤様、マーガレット様が

それに続き、補佐の方を愛野様がする......これで行きますよっ!!」



「「「了解っ!!」」」



マインの号令とともに持っていた剣を構えると、遠藤とマーガレットが

素早くその横について身構えて、更に愛野が後ろで三人を補佐する為、

攻撃体勢に入った!


「グルルルル―――ッ!グアァァアァァ―――ッ!!」


「うわ...こうして近くで対峙すると、めっちゃくちゃデカカァーッ!!」


マーガレットがポイズンベアを見上げる様にして上を向くと、あまりの

大きさにビックリ仰天している。


「コホン...マーガレット様、先程も言いましたが、恐れなして動揺を

なされぬ様に!」


「わ、わかっとるバイネ!」


マインが強めの咳払いを1つして、慌てているマーガレットの動揺を戻す。


「それじゃみんな...行くよ!優希さん、サポートよろしく!」


「うん、わかった...桃華ちゃん!」


『皆に希望の光をっ!守護天の光ぃぃ―――ッ!!』


遠藤のかけ声に愛野がコクンと頷くと、サポート魔法を詠唱しながら

両手を前に突き出す。


すると、愛野の手のひらから神々しい光が溢れだしてきて、その光が

マイン達に降り注がれる様にその身を包み込んだ!


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