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1話・女神様



「おめでとうございます!あなた方はこの私、女神に選ばれました!」




自分を女神と呼んだ謎の人物が、突然と僕達にそう告げてくる。


「はあ?何言ってんだ、てめえ!...って言うか、女神って...頭大丈夫か?」


神々しいまでオーラを放つ女神に、臆する事もなく突っかかっていった

人物...奥村大地が指を自分の頭に持っていき、クルクルと回している。


「そうよ!そうよ!大体、何で私があんた何かに選ばれなきゃいけないのよ!」


「そ、そうだ!いきなりこんなワケのわからない場所へ俺達を勝手に呼んで

おいて、それで選ばれたって...一体何様なんだよっ!」


意味のわからない女神の言葉に、井上恵と磯下達也も激昂しながら自分の

思いを捲し立てる。


「ちょっと、みんな落ち着いて!ま、まず、今の状況を把握する為にも、

この女神様に話を聞いてみようじゃないか!」


みんなを止めようとする人物...光牙院隼人が、その場を落ち着かせる為、

冷静な口調で仕切りだす。


「く、光牙院がそう言うだったら、取り敢えず...そうするよ」


「う、うん。光牙院君が聞くって言うなら、私も従うわ!」


「ち、仕方ねえ。隼人、お前にこの場は任せるわ!」


お、みんな口を閉じた。


光牙院君は生徒会長をしているだけあって、クラスのみんなからの

信頼度が高いな。


「......こほん。話をする前に、貴女の事は女神様とお呼びすれば

よろしいのでしょうか?」


「本当はちゃんとした名前があるのですが、今の所、それをこの場で

言う必要性はございませんので、そうお呼びで下さい!」


女神様はニコニコと微笑み、光牙院の質問に答えた。


それから光牙院君が、女神様から色々と情報を聞き出していく。


まず女神様が語ったのが、ここが僕達のいたチキュウとは別世界で

あるという事。


今いるこの場所が『神託の広場』と言って、女神様からの贈りモノ

『ギフト』と呼ばれる力を授かる為の場所『神託の儀』の部屋が

あるという事。


次に、その授かったギフトはここではどんな能力なのは分からない

らしく、この世界『アーチ』にあるギフト判定と呼ばれるもので、

初めて分かるという事。


そして最後に、僕達がそのアーチという世界を救う『勇者』として

選ばれた人間だという事。


「それじゃ、俺達はその世界を支配しようとしている魔王を倒す為に、

ここへ呼ばれたという事ですか?」


「ハイ、その通りです。あの世界を救う為に、是非あなた方のお力を

お借りしたいのです!」


「おいおい、魔王って...そんな馬鹿な存在がある訳ねえじゃんかっ!

嘘をつくんだったら、もっとマシな嘘をつけってんだっ!」


「そうね...大体、召喚に魔王って、マンガやアニメじゃあるまいし...

全く以て、ナンセンスだわ!」


「でも...そのギフトって能力、マンガやアニメでいう所のチートって

やつ......だよね?」


「チートですか?そうですね。前に召喚した人達が確かそんな単語を

連呼していましたね?だとしたら、貴方のお言葉通り、ギフトはチートで

間違いないですね」


「おおっ!?やっぱり、そうなんだあっ!」


「おいドン亀!一体なんなんだ、そのチートってやつは?」


歓喜にうち震えている鈍山亀男...ドン亀に、奥村君が困惑した表現で

チートの事を聞いてくる。


「えっと、チートって言うのはね、簡素に言うと『有り得ない力』って

言う意味で、力が何倍にもなったり、高位の魔法や技を使えたり、

素早さが上がったり、硬い物質を粘土みたいにグニャッとできたり、

空を飛んだり...と、こんな力の事さ!ねぇ、女神様!そうですよねっ!」


「ハイ、ギフトを授かると鈍山様の言う通りの力を得られますよ♪」



「「「「おおぉぉぉぉお―――――っ!!!」」」」



女神から授かるギフトの力の事を知ったクラスの連中は、さっきまでの

表現と打って変わり、歓喜の叫声を荒らげる。


一話を大体1000~1500くらいの文字数で書いていこうと思ってます。

それでもいいと気楽に呼んでくれたら嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 変な改行してて「読みにくっ!」と思い、流石に指摘されて最新話では直ってるだろうと思って469話覗いてみたら改善されてなかったw という訳で1話目ですが無理。 おそらく既に指摘されて…
[気になる点] ネット上で読む分には気にならないのですが、「縦書きPDF」でダウンロードして読むと、変な所で改行されて大変読みにくいです。
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