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一件落着?

ツイッター


@hiyokurenrisks


FGOとかアズレンやってます、気軽に絡んでくれると嬉しいです



「ななななーんと!最後は怒涛の攻めでレント・シャルカンがおしきったー!」


膠着状態が続いていたため今回の戦いのきっかけとなった女性関係のもつれ(勘違い)についての説明に入っていた解説が熱を取り戻し興奮して叫ぶ。


「じゃあ早速インタビュー行ってみよう!レディゴー!」


ハイテンションな茶髪の中に赤の髪が混じった男…たぶん鳥系の獣人がレントの方に走っていく、マイクを持つ手が4本指で前に3本後ろに1本で鋭い爪を持っているため間違いない。


「ヘイヘーイ!俺はピーチク・パ・チーク!レント少年感想よろしく!」


ピーチクさんのテンションに当てられて無間を使った集中状態から元のテンションに戻ったレントはあたふたと答えあぐねている、目が合ってしまったため話を振られない内に退散しようとすると


「そっちの絶叫応援ボーイも話あるから待っとくれやーい」


ピーチクさんに止められてしまう…まあ比連校は関係者以外立ち入り禁止のため紡が中に入れたのも矜持がしっかりと手帳に現在受けている依頼の説明をしたからであるためただのストーカーが入れるはずもないしクオリアは見てくれているため問題ない。


面倒ではあるが残る事にする。


「じゃあレントくん感想よろしく!」


「再びピーチクさんの意識がレントへ向く


「あー、えっと…ただただ必死だっ…でした」


微妙な間が空く


「えっと…それだけっす…」


突然振られて仕方ない部分もあったのかもしれないが正直残念すぎる感想だ、となればピーチクさんは挽回しようとこちらへクオリティを求めてくるはずで


「いやー、レントくんは戦いに集中しすぎて今は疲れ切ってるみたいだね!最後の名乗りも含めてまだ戦いに意識を割いているあたり武人って感じでいいねぇ〜、じゃあ次絶叫応援ボーイくん行こうか!自己紹介からどうぞ!」


「士道矜持です、レントとはこの前までチーム組んでて今も一緒に依頼受けたりしてる友達です」


「わっかりやすい説明ありがとぅーあ!早速だけど最後の応援!あーれよかったねぇー、的確!って感じ?レントっちもあれで気合入った感じだし?2人は同門だったりする感じ?」


絶叫応援ボーイって言われたぐらいだから当然だがその質問が来る、正直さっきまでの俺なら答え辛い質問ではあったのだが源逸さんの事を思い出した今ではそんなでもない。


「同門では無いんですけど僕が昔少しの間彼の師匠に教えてもらっていた時期があって、そこからその人が教えることに目覚めたみたいなんで弟子プロトタイプというかそんな感じです」


ふわっと当たり障りの無い感じに答えて解放されるという感じだったがレントが顎が外れるんじゃないかというように思いっきり口をあんぐりと開けて驚いていた。


俺はメインではないのでそれで終わりとでもいうように何か言及される前に逃げたが向こうもそれ以上聞くよりもレントの方へ話を戻すことにしてくれたのか女性関係の質問へはいり顎を戻したレントがまたもうまく答えられないようになっていた。



「紡、ありがとな」


「いいよ、友達なら当然だから」


アイドルだからではなくアイドルとしてかっこいい自分であろうとしているのだろう、紡のそういう気の回し方や言い回しはかっこいい。


その後紡は部屋に戻りボイトレや筋トレを行なって、俺も一緒になって筋トレをしたが楽しかった。

なかなか負けず嫌いな一面もあるようで知らないうちに普段よりも多い回数させてたみたいで本当に苦しそうだったのはちょっと申し訳ない。


晩ご飯を食べ終えるまでは紡の部屋にいてそれが終われば隣の部屋に戻る、クオリアの待つ部屋に。


「お帰りなさい矜持、今日も楽しそうだったわね」


少しご機嫌斜めなクオリアが出迎えてくれる。

相手がアイドルという事でもし写真を撮られて加工されたらなどの理由で一定の距離を保っているクオリアはここ最近紡と楽しそうにしているところを遠くから見ているだけなわけで仕事とはいえ少しばかり不満があるそうで…


俺がお風呂に入った後には今日は異常が無かったかの報告をしながら肩を並べてのんびりする事になっている。

クオリアは先にお風呂に入ってしまっているがまだいい香りが強く漂っていて鼻腔をくすぐる。


それが修行時代を思い起こさせて少し懐かしくなる。


「こうしてると修行時代思い出すんだけどさ、今日面白いことがわかったんだよ」


「あー、レントくんの使ってた技ね」


「そうそう、技の起こりを極限まで無くせるようになったのはあれを習ったおかげなんだよ。まさかほかの国で会った人とこっちで顔合わせるなんて思ってなくてちょっと嬉しかった、それにそれを知らない間から再開してたんだ…向こうはすぐに気づいてたみたいだけど…」


「あんまりそんな事ばかり起こったらすぐに正体がバレちゃうから困るけど確かにちょっと楽しそうよね、ずっと外にいた矜持はやっぱり顔広いわよねー」


「クオリアだって一緒にいる時は毎回すぐに現地の女の子と仲良くなって俺を引っ張ってたじゃん、おかげで人付き合い得意じゃないけど誰とでも割と話せるようになったけど」


昔話はいくらでもある、きっかけが違えば思い出す内容も違う、のんびりしているところにレントから着信がくる。


「あー、あれかなーたぶん」


「もしもし矜持!聞こえてるか!今日の言ってた事だけど!」


「あ、さっきちょうどその話したところなんだけど…」


クオリアが嫌なら別の機会にするという意味も込めてそちらを見る


「大丈夫よ、詳しく聞いてみたいし」


「え?あ、この時間に2人!?俺邪魔したか?」


レントに今受けてる依頼のことを思い出させて誤解を解くのに苦労したが…正直嫌な気分にならないあたりだいぶ毒されている気がした。



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