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日常:資格取得

あと1.2話やれば三章に行きます…ほのぼのに入ってから露骨にアクセス数減ったのが地味にメンタルにきてるので豆腐メンタルの僕に適当に優しい言葉くれると嬉しいです。

単純なんで一言とかでも貰えればやる気でます。



魔法とは魔力を使い世界に計算式を上書きして世界を改変する力である、その計算さえできるなら様々な魔法を扱えるということである。

そして現在エリアス、シスカ、クリス、矜持の四人はクオリアから雷魔法の教育を受けていた。

レントは悠里の下でより効率的な強化魔法の運用を練習している。


「辛い…式組むのも苦手なのに雷なんて魔法以外じゃ見る事も無いしイメージも浮かばない…」


「みんなでED(体外式除細動)資格取りたいから教えてって言ったの矜持じゃない、他の皆はコツ掴んできてるわよ、頑張ってね」


「ぐぅ…やっぱAEDがあればそれで…いやでも勝負に負けるし…うーん…」


「それがない時の為にって始めたんですから頑張りましょう…その…偉そうにすいません!」


矜持に指摘しようとしたクリスが階級を思い出し謝ってしまう、友達であってもやはりこういう仕事関係では遠慮が出てしまうものでそれをあまり好ましく思わない矜持やクオリアに対してこれは効く。


「いや!クリスの言うとおりだよな!さーて、頑張るか!」


とは言ってみるものの矜持は一切雷を出せない。クオリアは先天魔法が雷であるため感覚で使えるはずだがそれをしっかり理論立てて説明できるだけの理解を深めているのでその教え方はかなりわかりやすい。


実際それによってエリアス、クリス、シスカは両手の人差し指を向かい合わせその間に電流を走らせている。


「矜持さんの気持ちわかりますぅ、私もエルフなのに使える魔法の種類が少なくて苦労しましたからぁ」


「その割にはもう電流で模様作って遊ぶなんてさすがエルフさんねぇ!」


「エリアスだってぇ、電圧は私より上じゃないですかぁ」


こんな調子であるため矜持は泣きたくなってくる、何も言ってないクリスも二人の平均を取ったくらいの電圧とコントロールである。


「まあその辺の違いは先天魔法の式がどんな感じかにもよるわよ、使いやすい式があるから同じ結果を求めてもアプローチは違えば差は出るわ」


先天魔法が氷であるならば直接氷を出すことができる。


先天魔法が水ならば水を冷やすだけでいい、どちらにも被らない場合は水を用意して冷やすのが楽か氷を直接生み出すのが楽かを自身の先天魔法と共通点を考えながらじっくり探すなどアプローチが違う。


そして魔法を使う上でもう一つ大事なのはイメージだ、完成系が見えていなければ式など作りようがない。


クオリアが実演してくれたというのに矜持には雷のイメージがうまくできない、正確には雷魔法を操る自分がイメージできない。


水は触れるためひたすら触り続けることと汗として自分の体から出るものであるとイメージを掴み、炎は運動したら熱くなることから熱を発する自分は意識しやすかった。


矜持が魔法を扱う上で大事なのはそういう状態の自分をイメージすることだった。


しかし神経を電流が流れていると仙術で理解しても見る事ができないためうまく出せていない。

矜持の先天魔法は安定というかなり特殊な、それこそ他人が再現しづらいものであるため一般的な魔法と被る部分が少なくうまく扱えないのだ。


「今更なのですが安定の魔法に関してはうまく使えるなら細動という暴走状態から正常な状態に安定させればいいのではないですか?」


「「あ…」」


悠里の言葉にクオリアと矜持が目から鱗という感じで声をこぼす。


「よーし!筆記の勉強するか!」


「うわぁ!唐突に矜持がトップになった!」


エリアスが焦るのは資格を取るにあたり成績トップは最下位から2回、2位は3位から1回学食でとある一品を奢ってもらえるという小さなかけを行なっているからだ。


学食には無駄に高い豪華なパフェがあり女子はそれを狙っている、矜持は矜持で無駄に高い豪華な丼を狙っているためなかなか白熱している。





後日行われた資格試験では四人の中ではシスカがトップ、二番手に矜持、三番目がエリアスで残念ながらクリスが最下位となったが学校側が用意した試験であるため他にも受けた生徒がいたのだがその中でのトップ4がその四人であった。


これは指導がよかったお陰だと全員が少しずつ出してクオリアにもパフェが送られた。



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