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Day I Die

 ――これが私?


 閉店した商店のガラス窓に水色の髪の女が映っている。雪のちらつく路地を背景に、血濡れのシャツを着た彼女は靴も履いていない。


 ――本当に、私……??


 冷凍庫のごとき空気が全身にまとわりつき、皮膚が総毛立っていた。私がボサボサの髪をかき上げると、窓の向こうの女も髪をかきあげた。冷たい頬を撫でると、やはり女も同じようにした。これは間違いなく私。だけど……


 頭がぼんやりしていて、思考がおぼつかない。

 名前も、場所も、時間も、なにもかもが定かでない。

 自分を取り巻く一切が不明で、唯一確信が持てることと言えば、この街がとてつもなく大きいということだけ。


 ガラス窓の女から視線をずらすと、曇った夜空の下には灰色のビル群が延々と続いている。街の中心に向かってビルは徐々に高くなり、そのど真ん中にはひときわ巨大な建物がそびえ立っていた。


 まるで天を貫くかのようだった。


 それは燃えるように煌々と瞬いていた。あまりにも大きすぎて、眩しすぎて、どのくらい離れているのか、距離感がつかめないほどであった。ふと、『バベル』という単語が頭に浮かぶも、それをどこで覚えたのか、なにを意味しているのかはわからなかった。


 街どころか、街を歩く人々にもまったく見覚えがなかった。


 雪のせいか人通りは乏しいが、すれ違う街の住人たちは皆、なぜだか見目が麗しい。渋滞する車の中には整った顔をしたオークやゴブリンが座っているし、通りを挟んだ建物から出てくるホビットの容姿も優れている。誰一人見知ったものがいなくとも、なにかしら惹かれるものがあって、記憶の芯が疼く。疼くのだが、それ以上へは至らない。


 そんなふうに路上でキョロキョロしている私の挙動が不審だったのだろう。トロルの警官が通りを横断してくるのが見えて、私は思わず裏通りに駆け込んだ。


 以前は鍛えていたのだろうか、走り始めると予想外に足取りは軽かった。トロルも必死に追ってくるが、するすると距離は広がって、角を曲がって路地を駆け行き止まりの塀を乗り越えると、簡単に撒くことができた。


 あまりにもあっけなかった。


 私は雪に湿ったビルの壁によりかかり、白い息を吐きながら苦笑する。


 自分の名すら思い出せないのに、みすぼらしい格好で怪しげな行動をしていると捕まるという分別は残っていることが皮肉だった。むしろ記憶を失くしたことを警官に伝え、保護してもらう選択肢だってあるというのに……


 顔を上げると、ここからでも例の巨大な塔がよく見えた。街のどこからでも塔が見えるかわりに、塔からも街のいたるところを見ることができるようだった。


『パノプティコン』――今度はそんな単語が泡のように浮かんでくる。が、やはりその意味はわからない。もう少し、もう少しで記憶のとっかかりを掴めそうにはなるのだが、あとほんの少しというところで靄がかかってしまう。


 ――とにかく、あそこに行ってみよう。


 他に行くあてもなかった。それにじっとしていると、靴下から冷気が伝わってきて足が地面に張り付きそうだった。だからとりあえず、私は歩き始めた。


 大通り、細い路地、地下道、立体歩道。


 徐々に勢いを増す雪のなか、凍てつく風が吹き抜けるなか私は歩いた。


 今や人通りは完全に途絶えていた。吹雪で見通しが悪くなり、数メートル先であってもなにも見えなくなる。しかしそんな視界の中でも、件のタワーのきらめき、屋上の赤い航空障害灯だけははっきりと視認できた。


 近づけば近づくほど、その全貌が明らかになってくる。


 塔は不思議な構造をしていた。直線と曲線の入り混じった多面的な造りのそれは、全面がガラス張りなのに、中の様子はつゆほどもうかがえなかった。


 なぜだかここまでくると、あそこに自分の記憶の手がかりがあるように思えてならなかった。


 私ははやる気持ちを抑えきれず歩調を速めた、そのときだった。


「え?」


 いきなり、昼のように周囲が明るくなって、耳が破れそうなほどの音が炸裂した。


 なにが起こったのか、とっさには理解できなかった。


 爆音がビル街の中で長々と反響し、時間差で背骨に重く響く衝撃がやってきてはじめて、ことの重大さが飲み込めてきた。


 塔の頂上付近から爆炎が上がっていた。


 ビルの上部、吹雪のカーテンの向こうに、炎のオレンジ色がチラチラと揺れていた。周囲の建物から悲鳴が聞こえてくる。窓が開き、人々が身を乗り出し、被害の読めぬビルへとスマホを向け始める。


 私はその場に立ち尽くしていた。


 胸が締め付けられるかのようだった。


 爆発音、それとも瓦礫の破砕音だろうか、先の残響がいまだ街にこだましている。消防や救急のサイレンが複数、塔の方へ集まっていく。その喧騒に感じる、このなんともいえぬ感覚はなんだ? 寒さ? 疲労感? そんなものでは断じてない。もっと、もっとずっとどろっとしていて、刺激的で心が満たされて、かつセンチメンタルなところもあるような……


 ――懐かしさ。


 そうだ。私はこの感じを知っている。似たような経験を幾度となく味わったことがある。


 息をのむ。


 あそこに行けば、間違いなくすべてがわかる。


 疑惑が確信に変わる。


 私は再び塔へと一歩足を踏み出した。


 そこでふいに、背後からネコの唸り声がした。


「ん?」


 人のいない通りを、肩越しに振り返る。


「え?」


 そこにいたのは白く大きな猫だった。


 やたらと毛足の長い、初めて見る種類のネコだった。なのになぜか、そのネコのことを昔から知っているような気がして、それが私の過去に繋がっているような気がして、私はゆっくりと距離と詰める。


「おーい」


 ネコは背を丸めて耳を伏せ、爆発したビルを鋭くにらみ、私には気づかない。


「なぁって!」


 そんなことを言っても仕方ないと思いつつ、私は声を張り上げる。


「なぁ教えてくれ! 私は誰だ? どうしてここにいる!?」


 ネコはやはり気づかない。

 どころか突然、

「ブニャー!」

 なにかに気づいたように跳ね上がり、細い路地へと駆け込んでいく。


「待って!」


 私は慌てて後を追う。


「待ってくれ!」


 ネコは図体に見合わぬスピードで、みるみる私から遠ざかっていく。先のトロルの完全な逆で、いくら腕を振って膝を突き上げても、どうしようもなく距離が開いていく。これまでの疲れが出たのか、急激に横腹が痛くなる。寒さにもかかわらず汗が滲んで、血に染まったシャツがより重くなる。


 ネコが渋滞する大通り、その車の上をぴょんぴょんと飛んでいく。私はそうするわけにもいかず、思い切り轢かれそうになる。


 ――私はいったいなにをしているんだ?


 ネコはさらに速度を増して、ついに曲がり角でその姿を見失う。


 ――たかがネコごときに必死になる必要なんてないだろう?


 足の裏に伝わるアスファルトの冷気が冷静になれと告げている。けれど、あのネコにはなにかある。むしろ、あのネコこそが私の目的なのだ、という思いがますます高まっていく。


 なので私は走る。その姿を見失っても、雪の上にわずかに残った足跡をたどりに、ひたすら走り続ける。


 走って走って何個目からの角を曲がったとき、私は誰かにぶつかりつんのめった。


「きゃっ!」


 女の悲鳴がこだまして、私は硬い地面に倒れ込んだ。受け身が間に合わず、ざらついた舗装に右半身が擦り付けられた。


 十数メートルほど離れたところで、例のネコが排水管伝いにビルのベランダへと駆け上がるのが見えた。後ろを見ると、彼女とぶつかったのだろう、角を曲がってすぐのところで、黒いショートヘアの女が尻もちをついてしゃがみこんでいた。


「すまない!」

 私は女に言った。

「急いでるんだ!」


 手を付き立ち上がると、シャツの右肘が破れ、血が滲んでいた。前を見ると、ネコは吹雪に白く霞んだ闇の中に溶けようとしていた。


「えっ?」


 一歩踏み出すと、何者かに左足首を掴まれた。


「嘘でしょ!?」

 黒髪の女だった。彼女は大きな声で叫んだ。

「なんでアンタがここに!」


 その甲高い声に私は当惑する。よく見ると、かなりいかがわしい雰囲気の女である。目は血走り、メイクはゴテゴテで、足を掴むド派手なネイルは小刻みに震えていた。


「ぶつかったのは悪いが、私は急いでて――」


「雷の精霊よ、我に元に来たりて敵を射抜け。エレクトリックボルト!」


「なっ?!」


 女の体が閃光にきらめいくやいなや、掴まれている脚を介して強烈な電撃が私の全身を貫いた。


「くうっ!!」


 あまりの衝撃に、私はその場に崩れ落ちた。足がねじ切られたかと思った。


 骨や内臓が裏表ひっくり返ってしまったかのような激痛だった。あまりに強すぎるショックで叫び声すら上げられず、のたうち回ることもできず涙が滲んだ。


 女の手が足から外れた。


 体がしびれこわばり身動きの取れぬ私を尻目に、女はゆっくりと立ち上がる。その顔は醜悪を極めたかのごとく歪みきり、心臓をぎゅっと掴まれた感じを覚えた。


「お前だけは絶対に殺す。クソみたいな男ばっか作りやがって!」


「……は?」

 意味がわからなかった。

「……クソみたいな、男? ……いったいなんのことだ?」


「とぼけてんじゃねーぞバカ! マジで殺すからな!」


 勢いを増した雪に混じって、女の口から唾が飛んでくる。


「全部お前のせいだ。お前がつまんねー男どもを作りさえしなければっ、私は、私はこの世界の神だったんだ! なのになのになのにっ!!」


 女は自分の声に自分で怒っているかのように、どんどん語気を強めていく。


 ――この女は危険だ。


 逃げなくてはと思う。しびれは少しずつ治まってきているが、いまだ筋肉が痙攣しうまく動かせず、私は立ち上がろうとしてまたへたり込む。


「殺す!」


 再び女が発光した。


「エレクトリックボルト!」


 だが今度はその軌道が読めた。女から直線的に発せられるエネルギーの塊を、体を転がすようにしてなんとかよける。


「やめてくれ! 私は自分が誰かわからないんだ!」


 よろめきながら、雨どいを支えに立ち上がる。雨どいは氷のように冷たくて涙がこぼれる。


「教えてくれ! 私は誰なんだ? いったいどうなっているんだ!?」


「うるさい黙れ!」


 またも電撃を放たれるが、今度はほんのちょっと後ろに飛び退くだけで十分だった。


「なんで!? エレクトリックボルト! エレクトリックボルト!」


 今度も同じ。

 女が怒りに我を忘れているのか、それとも私の反射神経が優れているのか、どこに電撃が飛んでくるか手に取るようにわかった。


「とりあえず落ち着け!」


「殺す殺す殺す!」


 息を切らせ、髪を振り乱す女に言葉は通じない。私は打ち捨てられたゴミの山からポリ袋をひとつ掴み取り、エレクトリックボルトとやらに噛ませてやる。ゴミは炎をあげて燃え上がり、黒い煙幕を作り出す。電撃の軌道が大きくずれる。攻撃は単調で、もうそれほど脅威を感じない。


 とはいえ、


「エレクトリックボルト! エレクトリックボルト!」


 この狭い路地だとかわし続けるのにも限界があった。


 私は後ずさる。


 背後で室外機が爆裂する。排水管が吹っ飛んで汚水が吹き上がる。


 いつの間にか行き止まりへと追い詰められている。


 室外機の炎がチリチリと背中を焦がす。薄っすらと積もった雪が、壊れた排水管からの水に溶かされ汚されていく。


 黒煙の中から女が見え隠れする。


「まずいな……」


 そもそもあの電撃はなんなのだ? エレクトリックボルト、と一言唱えるだけで虚空から電撃が生じるその意味不明さは、もはや魔法としか言いようがない。なにかしらのトリックが隠れているにしても、それを暴いている余裕もない。どうするか――


「そこかぁっ!」


 煙を抜けて女が一気に距離を詰めてくる。まずい。


「エレクトリックボルトッ!!」


 雷光が乱反射する。かわしきれず、肩口が裂けて血が噴き上がる。


 だけど、


「エレク――」

 女が凍ったマンホールに足を取られ、息継ぎをしたのを見た瞬間、私は気づいた。


 ひょっとして、エレクトリックボルト、と詠唱をしないとあの電撃は出せないのではないか? 


 ならば彼女の口を塞いでやる。

 接近戦に持ち込んで、一発で仕留めてやる。


 私は鼻から大きく息を吸い込み、女の懐に突っ込んだ。絡めようとしてきた手を肩で振り払い、不意をつかれ一瞬戸惑った女の口に手を回し、詠唱を塞いでやる。


 この女は武術については素人だ。逆に私にはやはりその才があるようで、難なく回り込み羽交い締めにすることができた。


 女が暴れる。

 手のひらに荒く熱い吐息がかかる。その熱が凍りついた私の皮膚をほぐしていく。


「落ち着け。お前とやり合う気はない」


 そう。私はただ自分の過去を知りたいだけで……


 だが、そこで唐突なフラッシュバック。


 胸の質感……髪の感触……力の強さ……


 ――なんだこれは?


 脳裏に閃く強烈な違和感に、私はふいに硬直した。


 ――私はこの女とやりあったことがある!?


「うっ!」


 気がそれた瞬間を付け込まれた。皮膚にネイルがきつく食い込み、女の口から手が外れる。力を込めた後蹴りが脛に直撃して、反射的に身をすくめたところを、背中から壁に叩きつけられる。


 尻もちをついた私と振り返った女の目が合って、


「エレク――」


 女の口が再び開いた瞬間、私は知らずに飛び出した。


 詠唱が止まった。


 私のカサついた唇と、ルージュを塗りたくった女の唇が接触していた。それは無意識の行動で、私は黒髪の女にキスをしていた。 


 ――なんだこれは?


 口を介して身体に熱いなにかが流れ込んできて、私は身震いした。


 不思議な感覚だった。


 オーラ――そのような表現が近いかもしれない。液体とも気体ともつかないなにかだった。そのなにかは私の腹の奥で蠢くモヤモヤとした感覚と融合し、どことなく官能的な気持ちになった。止められなかった。私は女が魔法を詠唱しないようにというより、自らの内なる衝動に任せるかのように女の唇に吸い付き続けた。


 数十秒はそうしていただろうか。


 女から口を離すと同時に、私の舌は自動的に動いた。


「水の精よ、我に力を、アクアドレイナー!」


 壊れた排水管から漏れ続けていた水の流れが変わった。水は重力に逆らうかのようにとぐろを巻くと、面食らい呆けた女の顔に勢いよく直撃する。


「ぎゃん!」


 女がよろめき、足をもつれさせ転倒する。


「なっ、なんだ?」


 私は元に戻った水の流れと濡れた女との間で視線を往復させる。


「何が起こった!?」


 しかし驚いている暇はなく、女が手をつき立ち上がる。


「エレ――」


 追撃がくる前に私は前に飛び出している。


 間髪入れず女の顔面に膝を叩き込み、私は叫ぶ。


「アクアドレイナー!」


 爆音とともに、マンホールの蓋が吹き飛んだ。


 私が後方に退くと同時に、下水が噴水のように湧き上がる。暗色の汚水は、あっ、という間もなく女の体を飲み込んで、路上に巨大な水の柱を作り出す。


「はぁ、はぁっ、はぁっ……」


 私は息を弾ませそれをにらみつけた。心臓が忙しく脈打っていた。私の前で、普通にはありえないことが起こっていた。


 淀んで濁った水柱の中に、女の全身がすっぽりと封じられていた。女は手足をばたつかせ必死に脱出を試みるが、マンホールから無限に供給され続ける下水の勢いには到底打ち勝つことができないようだった。


 ――これは魔法だ。


 女の表情が驚きから怯えへと変わったのを見て、やっと理解できた。


 さっきのキスで流れ込んできたものはどうやらこの女の魔力で、私も彼女と同じく魔法を使えるということ。


 そうとしか考えられなかった。


 数秒後、吹き飛んだマンホールの蓋が地面に落ちる音がした。


 水中で黒い髪がゆらゆらと翻り、女は口から泡を出して溺れている。気温が低いにも関わらず、汚水の柱からはむっと不快な臭いがした。


「こんな手荒なことをするつもりはないんだ」


 私は慎重に言葉を選びながら、女に問うた。


「私はなにがどうなっているのか知りた――」


 そのとき突然、パン、と乾いた音がした。


「へ?」


 急に息ができなくなった。


 とっさに手をやると、みぞおちあたりに熱い感触があって、案の定、血がどくどくと溢れていた。


 ――パン。


 再び、音。


 ここでやっと痛みが来た。


 黒い水柱の表面に、胸を押さえる水色の髪の女が映っていた。その指の隙間からはボタボタと鮮血がこぼれ落ち、女は路上に膝をつく。一方、柱の中には不気味に唇を歪ませた黒髪の女が拳銃を構えていて……


 もう一度、銃声。


 またしても胸を貫かれ、私は血反吐を吐き出した。ついに水塊を維持できなくなって、前のめりに倒れこんだ。


 大量の下水が一気に放散して、雪を、血溜まりを洗い流していった。下水と血が混ざりあい、むせかえるような悪臭が強烈な冷気とともにやってきた。


 パン。パン。パン。


 水から開放された女が、うつ伏せの私向かって、念を押すかのように発砲する。


 意識が急速に混濁していく。拡散していく思考の隙間に――前にもこの女に撃たれたことがある――そんな記憶の断片が見え隠れする。


 それを必死ですくい取ろうとするも、痛いだとか、寒いだとか、死にたくないだとか、本能的・原始的なノイズが混じって、私の過去はどうしようもなくボロボロとこぼれ落ちていく。


 ――ダメだ。思い出せ、思い出すんだ。


 頭が破裂しそうだ。


 私は……


 疑問も悩みも、なにもかもが抜け落ちて、凍りついていく。


 私は……


「死ねピラティス」


 女が聞き覚えのある単語を発するも、もはやそれを意識に留めておくことすらできなかった。


 かわりに私の心を埋めていくのは重々しい疲労と倦怠感だった。なにもかもが凍てついた闇に飲み込まれていくやるせなさ。


 私は最後まで自分が何者なのかわからなかった。


 そして、私は死んだ。

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