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転生しても私は私  作者: 柳銀竜
ラピス編
141/174

会議室にて。

短いです!

 

 ラピスの一件が片付いた後。


 竜王。炎華は、誰も居なくなった会議室で ダランとだしなく椅子に座り、黄昏ていた・・・


 帰ってしまった・・


最後にせめて、宴会でもと口にすれば逃げるように去られてしまった。


 炎華が、ユリナの気配を探ってみると、今 受付で契約獣の登録を終えて王宮を出る所だった。


 素早い。余程宴会が嫌な様だ・・・


 竜王炎華は、悲しくなってしまった。


 宴会を開いて、少しでも親睦を深めたかったのに・・徒労に終わってしまった。

 弱く優しく、ちょっと(ちょっと!?)性格が悪いとユリナ。本当は、そんなユリナ嬢に付いていきたい・・彼女を守りたい。


 しかし・・自分は竜王・・・


 竜種を守護し守り導く者。リーガルと言う名を捨て、先代から竜王。炎華の名を貰った(竜王は、即位する際に名を改める決まりがある。リーガルは華の様に美しい炎を操るので、先代がそう命名した)


 竜王が、竜種の領地を長い時間空けるわけにはいかない。

自分が、ユリナ嬢に付いていく事は出来ないのだ。

しかし、ユリナ嬢を此処に縛り付ける事も出来ない・・


 竜王を引退するには、跡継ぎをもうけなければいけないが、ユリナ嬢以外と子を作るなど・・おぞけが走る・・・


 養子と言う手もあるが、父は一人っ子で、叔父に子供はいない(養子と言えど、血が近い者でなければ回りが納得しない)


 どうするか・・


 竜王。炎華が、悩みに悩んでいると・・・・


「兄上?どうなさいましたか?会議は・・」


 いつの間にか、若い男性が会議室に入って来ていた。


 男性は、何時もの炎華なら直ぐに気づく筈なのに、気づかなかった事実に心配になる。大丈夫だろうか・・・・・


 一方。炎華はと言うと・・


「・・そうか・・お前がいたな・・リルガル」


 リーガルは、いきなりガハハハハと笑いだした・・男性の名はリリガル。


 竜王。炎華の五つ違いの弟だ。


「あの・・兄上?」


 リリガルは、いきなり笑い出した兄にビビりながらも口を開くが、肩をガシッと掴まれ固まった。


兄の目が、狂喜に満ちていたからだ・・・怖い!


「挨拶回りに行くぞ!」


「へ?兄上?ちょっと兄上!!どうしたんですか!」


 いきなり掴まれ、リリガルは叫びながら抵抗するが兄には敵わず・・ズルズル引き面れてながら、連れて行かれてしまった。


「さあ!行くぞ!」


 一年後。


竜種の王は代替わりし、リリガルが新たな竜王。白炎となった(リリガルは、全てを焼き尽くす白い炎を操る)


 先代竜王。炎華は引退後・・・竜種の領地から姿を消した。


・・・・炎華のその後を知るものは・・・・白炎となった竜王リリガルと、少数の者だけだ・・・


ラピス編はこれで、完全に終了しました。

誤字脱字が多いと、指摘をして頂きましたので、確認作業をしたいと思います。

なので、次の更新は火曜日です。

火曜日からは、また毎日更新しますので、待っていてください!!

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