女官長 気絶する。
姫様が大変な目に合います!
エカテ様の侍女になって一週間。
早くも限界だ。
何なんだあの女。シュエ、シュエ、シュエ。
発情期の雄猫か!イヤ。
ウサギの雄だな。ウサギの雄って、雌がそばにいるだけでハッスルしまくるらしいから。ウサギだウサギ!!
シュエが、ウンザリするのが良く分かる。
あれは無いよ、回りも止めないしな。
今だって・・・・・
「ユリナ!シュエは?」
エカテは、ムスッとしてユリナに言った
「今。訓練中です・・・・・終わるまでは、ご辛抱ください」
ユリナは坦々と答える。うぜぇ
「訓練より私の方が大事だわ!」
イヤイヤ。訓練の方が大事だよなんだよ。
自己チューも大概にしとけや!!とは言わず・・・・・
「姫様を御守りするためですわ。しばしのご辛抱を」
バシッ!!いったっ ユリナはいきなり女官長にひっぱたかれた。
何故!
「辛抱ですって!姫様に向かって我慢しろとは失礼にも程があります!」
何でだよ!我が儘言ってるのはアイツだろ!
ユリナの心の叫びは誰にも届かず、女官長は姫様を慰める。
「姫様。直ぐにシュエ様を呼んで参ります。ユリナ。行きなさい」
私かよ!嫌だがしょうがない!
ユリナは急いで訓練場へ向かった。
毎日毎日この繰り返しだ。
訓練場につくと、訓練の真っ最中だった。
声かけられる訳ないだろ!
ユリナは、座り込んで訓練を眺めて時間を潰す。
訓練が終わるまで、待つ つもりだったのだが・・・
バヂン!!背後から頭をおもいっきり叩かれた。
「ユリナ!貴女何を座っているの!シュエ様はどうしたの!」
ユリナは、叩かれた頭を押さえて指を指す。
すると、その先にシュエがいた。
「・・・・訓練中に、声をかけるなどできません」
馬鹿か?ユリナは、坦々と吐き捨てる様に言った。
「何ですって!貴女の唯一、まともに出来そうな仕事でしょ!」
まあ、否定はしないがな。
イザベルはユリナを無理矢理引っ張り立たせて、訓練中の広場に引きづる。
突然。 訓練に乱入してきた女性二人のせいで訓練が一時中断してしまった・・・ご免なさい!
訓練場の奥から、異変を感じた騎士団長バルバロが走ってくる。
此処で、騎士団について説明しょう。
騎士団は主に二種類。
王の主身辺警護をする、近衛騎士団。
下町の規律を守る警護騎士団。
そしてその下に、騎士団ではないが門兵や辺境など、田舎で見回り等をする憲兵団がいる。
騎士はほとんどが王都にいるエリートで、平民など一握りの天才のだ。
騎士団は騎士団長の下に副団長。
その下に、警護騎士隊長と近衛の五人の隊長(近衛は王族の人数分の隊しかない・・主が王族でなくなると。
その隊は解散し他の隊に行くか。主について護衛兵になるか選択する)この二つの隊は位は同じ。
花形かそうでないかの違いしかない。なのでバルバロは、騎士団長ではなく総騎士団長なのだ。
タンペット先生・・総付けてたかな?・・・まあ。いいか
「何事だ!お前はエカテ様の!毎回毎回!訓練の間くらい待てんのか!」
イザベルは、偉そうに胸をはる。
「エカテ様のお願いです!シュエ様に取り次いでください」
バルバロは、嫌そうにイザベルを見た。
「お願いではなく命令だろ。おい!シュエ!」
バルバロは大声で、奥の訓練場にいるシュエを呼んだ。
シュエは嫌そうに歩き、バルバロを睨みながら近づいてくる。
普通に怖い。
「何ですか?・・・またか・・イザベル・・・・貴様、ユリナに何をしている」
シュエがイザベルを見て、心底嫌そうに盛大に顔を歪める。
そしてユリナを見つけて、嬉しそうに頬を緩め(本当に私好きだな)イザベルが、ユリナを掴んでいるのに気づきイザベルを睨む。
「えっ!あっこれはユリナが・・・・」
イザベルが、慌ててユリナの手を離し弁解する。
私のせいにしてないか!
シュエは、イザベルを無視(酷いな)してユリナに駆け寄る。
シュエは嫌がるユリナの袖を、無理矢理 捲り掴まれていた腕を確認する。
毎日毎日、掴れたり捻られたり(女官長に口が悪いと、事実を姫に言ってるだけなのに)していたために、小さい痣が沢山ある・・・・・バレちった・・・・・ヤバい・・・・・
ユリナはヘラッと笑う
「これは・・・・・」
シュエの目がスーと細められた。
「誰にやられた?」
ユリナはヘラッと笑う。
「・・・・・」
シュエは、口を割らせることを諦め、シュエは痣の出来た腕に手の掌を乗せて、小さく呪文を唱える。
シュエの手が仄かに光、腕を包み消える。
すると、痣は綺麗に消えてしまった。
これは治癒呪文。
すべての属性の魔術士が、使える初級魔術である。
「・・・エカテ様の所に行かなくてはな・・・・・」
怖い!シュエの体から冷気が!
イザベルは、機嫌の悪いシュエを普通に、エカテ様の部屋に誘導している。
もしかしなくても、いつも機嫌の最悪でエカテ様の部屋に行くんだね・・
ある意味凄いよ!エカテ様!
部屋に着くと女官長が、扉の前で立っていた。
シュエを見つけると、嬉しそうに部屋の中にいる人物に叫ぶ。
「姫様!シュエ様がいらっしゃいましたよ!」
中から、エカテの嬉しそうな声がする。
「来たの!入って貰って!」
女官長が部屋から出てきで、嬉しそうにシュエに言った。
「シュエ様!どうぞお入りください」
シュエは、それはそれは不快そうに部屋に入る。
よっぽど嫌みたいだ・・・
シュエと一緒に部屋に入ると、ソファーにエカテが座っていてお茶も準備してあった。
エカテはそれはそれは嬉しそうに、ソファーに座るようシュエに促した・・・・・おい!主が近衛を座らすな!
護衛出来んだろうが!
立ったままと、座ったままでは咄嗟の動作に影響あるんだぞ!
「シュエ。其処に座りなさい。お茶にしましょ?」
嬉しそうに笑うエカテに、氷の眼差しが刺さる。
「エカテ様。私を訓練中に呼び出した理由は何でしょう」
エカテは目を伏せて言う。
「え?お茶をしょうと思っただけよ・・貴方に会いたかったし・・」
頬を染めるエカテを、気持ち悪そうに(おい!酷いな)見ながらシュエは言った。
「私を解任したいのですか?」
エカテは、え?と目を丸くした。
「当然でしょう?近衛騎士団は規律を重んじています。
度々訓練を抜け出すような怠け者を・・・・在籍させることなど出来ません」
シュエは坦々と、感情の無い声で話す。
「私がさせないわ!」
エカテが叫ぶ。すると・・・・・
「では、近衛騎士団から怠慢で警護騎士団に落とされた者を、全て近衛に戻さなければなりません」
シュエは、叫ばれても動じない。
「わっ私にはムリよ」
エカテは動揺してうつ向いた。
周りの侍女達は痛ましげに、エカテを見る。
女官長はエカテを支える様に側に控えた。
「では、私だけ特別扱いすると?それでは王女殿下は、傲慢と噂されるでしょうね。
私の評価も下がります。姫をたぶらかしたと・・後ろ指を指されて王都からメチェーリ家の名が消えるでしょう。」
シュエは坦々と言った。絶対零度の冷気が怖い!
よっぽど怒っているみたいだな・・・
女官長が、半泣きになる姫を必死で慰めながらシュエに叫んだ。
「姫様に何て事を!姫様かお可哀想です!」
侍女達もウンウン頷く。
おい!お前ら!
「だから?私は事実を言ったまででです。所で・・王女殿下はユリナに暴力を振るいましたか?」
エカテはえ?と驚いた顔をする。
反対に女官長は、苦虫を噛み砕いた顔をした。
ああ・・こいつか・・・
シュエはエカテを無視して、女官長に詰め寄る。
「・・ユリナの腕には、無数の痣がありました」
一歩一歩。歩くたびに床が凍る。
「貴様がやったんだな・・・」
徐々に、女官長の手が凍り始めた。
「えっ!キャァァ」
そして掌までいくと、一瞬で女官長は胸まで凍る。
「止めて!」
ユリナが叫ぶと、シュエはピタリと止まった。
「溶かして。今すぐ」
ユリナが言うと、シュエは言うことを素直に聞く。
「分かった・・・・・」
女官長の体を覆っていた氷は、シュエの言葉と共に霧散した。
女官長は腰を抜かして、エカテは固まって動けない。
ユリナは、ゆっくり語りかける様にシュエに話しかけた。
「シュエ・・・・
確かに私は女官長につねられたり、叩かれたりしたけど・・・
流石に殺すのはやりすぎだ!!
私を人殺しにする気?私が手を下さなくても、私のせいなら私が殺した事になるんだよ?分かった?もうしないね?」
シュエは深く頷いた。
「分かった。これからは、ユリナに被害がいかないやり方にする・・・・・」
余計ヤバいな・・・
まあ。私が、加害者にならないから良いか・・・うん。
考えない。
そしてユリナは、ヘタリ込んでいる女官長に話しかけた。
「女官長?もうしないですよね?そうしないと・・・」
女官長が悲鳴の様に叫ぶ。スッゲェ怯えてるよ・・
「わっ分かったわ!もう貴方に、危害を加える事は一切しません!」
ユリナがニッコリ笑うと女官長は気を失った。失礼なやつ!
ふん!と鼻を鳴らすと、エカテ様がビクッとして、震えながら、シュエとユリナを見る。
そして、絞り出すように弱々しく声をだした。
「シュエ・・・
ご免なさいユリナ、知らなかったのよ!ごっご免なさい・・う゛っご免なさい・・・・・え゛ッグう゛っっ」
エカテが泣き始めた。
どうする!女官長・・は無理か・・暫く起きそうにないな。
泣き出したエカテを、どうしようか悩んでいると・・・・
コンコンと、貴族らしい控えめなノックがした。
ユリナは扉に声をかける。
「はい。何方ですか?」
すると、男性の声が答えた。
「私は、王太子付き近衛騎士でございます。王太子殿下がお越しです。第一王女殿下にお取り次ぎを」
ユリナは、後ろを振り返ってエカテに言う。
「エカテ様、宜しいですか?」
エカテは泣きながら頷く。ビビりすぎて話せないようだ
「お入りください」
そう言うとユリナは扉を開けた。
始めに黒髪の騎士が入り、後からこの国の王太子。
ルヴィニ・ノーブル・ゼルギュウム王太子が入ってきた。
彼は金髪に青い目をしていて、優しそうな美青年だ。
王太子はシュエの剣呑な目付きと、エカテが泣いているのを見て叫ぶ。
「エカテ!大丈夫か!腕は・・大丈夫だな!足・・も大丈夫!良かった・・・・・間に合ったのか・・・・エカテ。余りシュエを怒らすな。
・・・・訓練はとても大事だ。もう、二度と訓練中に呼び出すな。絶対に。分かったか?」
エカテは、泣きながら首を縦に振りまくる。
王太子は怖い顔で、エカテに念押しすると、シュエに頭を下げて慈悲を・・・・
シュエ・・本当に何をしたんだよ・・・
「シュエ!すまない!」
シュエは王太子を見下ろした。
おい!2歳年上の王太子だぞ!
「ルー殿下、エカテ様の管理をしっかりお願い致します。ノワールもな」
ルヴィニは安堵したように笑い、ノワールは緊張した顔をする。
「ありがとう!シュエ!」
「肝に命じます。シュエ」
二人はシュエの怒りが、取り敢えず収まった事に室内にいた者達(気絶者以外)はホッと安堵した。
シュエの祖父であるタンペットは昔。
惚れた女性(のちの妻)を侮辱され怒り狂い。
その場にいた者を氷付けにして、大騒ぎを引き起こした事がある・・
その血を最も濃く次ぐシュエの、最愛の恋人・ユリナの腕に痣か有ったと騎士に報告されたルヴィニは、慌ててエカテの部屋に行き今に至る・・・・・
シュエは二人に、エカテと女官長を頼んで退室した。
今日は休みになるらしい。
エカテ様は反対しなかった。
エカテ様はずっと、私に怯えてたしな(女官長に危害を加えたのはシュエなのに)
ユリナとシュエは部屋を出て、廊下を二人で歩く。
「ユリナ。今日どこか行くか?」
突然。背後からどなり声が!!
「貴様は勤務中だろうが!」
いきなり現れたバルバロが、グイッとシュエの隊服の襟首を掴み持ち上げる
そして、そのまま連れていかれた。
しかしシュエは、去り際に・・・・
「ユリナ!何かあれば言えよ!絶対・・・・・」
助けるまで聞こえなかった。が、たぶん言っただろうな・・・
そして、ユリナは今日。休みになったのであの日以来、毎日の様に通っている庭園に向かう。
ルンルン気分だ。
庭園に着くと歌が聞こえてきた。イデアだ!
「明かりをつけましょ〜爆弾にぃ〜お花をあげましょ菊の花〜五人囃子は人殺し〜今日は悲しい御葬式〜」
わー昔歌った替え歌だ!
「隣のじっちゃん!ばっちゃん!芋食って屁ひって!パンツが破れて死んじゃった〜」
あー近所のガキンチョが歌ってたな
てか、姫様。屁とか言うなよ・・・・・
「愚かに寂しく生きた人間が〜悲しく今日を嘆くだろう〜」
うわお!大好きだった病み歌だ!
「世界は金だ!世界は金だ!あの世の沙汰も金次第!さあさあ現世で金稼げ!さあさあ現世で金稼げ!回りを蹴落とし!生きていけ!誰も信じず頼らずに!お金が友達!お金が恋人!あの世に金を持っていけ!あの世の船に乗りたくば〜」
がめつい曲だな。
でも・・・・・だあぃ好きだ!
「そして〜嫌われ〜忌みられて〜最後は悲しく孤独死だ〜お金は全て親類に〜結局船に乗れないよ〜」
どんな曲だよ!家族は大切にしなさいてことかな?
「そして〜現世に舞い戻り〜悪魔に喰われて消えちゃった!」
うわお!なんつう・・・・バットエンド!
「ん?あっユリナ!いらっしゃい!」
イデアが振り向く、相変わらず侍女を連れていない。
私とイデアはあの日以来。大親友だ!
でも、方言は封印した。
シュエが覚えようとしたからだ・・・
考えてもみろ!イケメン騎士が、田舎言葉を話すんだぞ!嫌だろ!
私達二人はじっくり話合い。
泣く泣く田舎言葉を封印した。
寂しいな・・・・・
「お邪魔します!イデア姫様!ねぇ!イデア姫様!病み歌好きなの?」
ユリナが楽しそうに言うと、イデアも楽しそうにしている。
「うん!大好き!ムシャクシャした時とか特にね!」
晴れやかな笑顔だ。
「わかる!!私も死にたくなるような失敗した時とか!失敗した時とか・・・
失敗した時とか・・・死にたい・・・」
ユリナは暗い顔になり、どんどんうつむき・・・・・
「あっ!もう死んでた!」
そうだよ!死んでたよ!もう、あの世界じゃない!
夢にまで見た異世界ライフ!一気に気分が上昇した。
「社会人・・大変だったね・・・・・」
イデアは染染言った。社会人は嫌なことが多い
「イデア姫様は19歳で大学生だっけ?」
ユリナが聞くと、イデアは昔を懐かしむように遠い目をした。
思い出しているんだろうな・・・・・
「うん!正確には入学式前だった・・・・・折角受ったのに!福岡の大学に!」
イデアは天に向かって叫んだ。
「うわっ!可哀想に・・・・」
ユリナは心底憐れに思う
「そうだよ!アニメ専門店もあるんだよ!」
ユリナは直ぐ様言った。
「大分市にもあるよ!」
イデアが叫ぶ
「コスプレ衣装売ってないよ!」
あっ!確かにユリナは考え込んだ
「あー売ってないね。たまにスポーツアニメのジャージとか売ってたけどさ。
私はネットで買ったよ!
教団服と貴族服でもさ・・・・」
二人は顔を見合わせて・・フフフ・・ハハハハ・・・そして・・・
二人同時に叫んだ!
「「今は見放題!」」
しかし、二人は残念そうに目をふせた。
「後。無いのは・・・」
「あれね・・・」
せーの!二人は同時に。息があった二人だ。
「「BL!」」
フフフフフと笑いながら、身近な者達を標的に・・・
「王太子って、受けっぽくない?」
イデアはニヤニヤ
「シュエは攻めかな?」
ユリナもニヤニヤ
「ノワールは、どっちでもいけそう」
細マッチョ!一番美味しい設定だ。私はな
「ん?ノワール?うん!そうだね」
突然。背後から男の声がした。
「呼んだか?」
草むらからノワールが出てきた。
今の会話を聞かれたかもしれないが、夜の話を恥ずかしいと言う感覚が、腐れ女は麻痺していた。
「シュエとノワール。どっちがお兄様と付き合ったら似合うか話してたのよ」
イデアはニコニコして、ノワールに言った。
ユリナは楽しそうにノワールに・・・
「ノワール様はシュエと・・・」
ノワールは悲鳴の様に叫ぶ。
「やめろ!男に興味はない!」
ユリナは尚も言い募のる。
「王太子に求められ・・・・・」
ノワールは 力一杯 否定した。
「万に一つもない!変な妄想するな!」
二人はとても、残念そうに顔を見合わせる。
「「楽しいのに・・・・・」」
ノワールは叫ぶ。
「俺は不快だ!」
ノワールは、ハーと ため息をついた。
ノワールはイデアの母方の従兄弟で、彼女を心配して、ちょくちょく此処に訪れる。
なので私達は、とも気軽に話をする関係になっていた。
「女官長はどうなったの?」
ユリナは気絶した女官長が、雀の涙程は気になってはいた。
雀の涙ほどだがな。
「医務官に預けてきた。陛下の耳にも入るだろうな。
あの親バカが何をするか・・・
シュエが怖い」
ノワールはブルッと震える。
考えるだけで恐ろしいらしい。
「怖いの?」
ノワールの怖がりようが凄いな。
「氷付けは恐ろしい。とだけ言っておこう・・・
それより、ユリナ嬢。君は明日からイデア付きの侍女になる。
これが筆頭侍女の部屋の鍵」
シュエに何か、やられた事あるのかな・・・あるのか・・・・・
あれ?
「いきなり筆頭?」
ユリナはノワールに聞き返す。
「ああ、私には」
「イデアには」
二人は同時に言った。
「「侍女がいないから」」
えー!マジですか・・・王様!あんたマジ酷いよ!
ユリナは力一杯絶叫する
「王様マジでひでぇよぉぉぉ!!」
辺りに、ユリナの声がこだました・・・・・・
歌については長くなるので、活動報告をご覧ください。
まだまだ続きます。次も宜しくお願いします!




