カフェ 『店主の場合』
--- 駅前のカフェ ---
私はこの店のオーナー。
趣味は人間観察。
人はそれぞれ過去を持っている。
私はその過去から未来を想像する。
カフェのオーナーである私のすごく小さな趣味のひとつだ。
カランカラン♪
カフェの扉が開きカウベルが客人を呼び込む。
「いらっしゃいませ」
さ~て、次はどんな未来かな・・・
ぬおッ!
何て綺麗な人だ!!
女性2人に、男性1人。
どういう関係だ?
男性はどちらかの恋人か?
それとも友達か?
スッげー!
店内のお客がみんな見てる・・・
てかそりゃ見るでしょ!
こんな美人さん!
あ、オーダー取ろう。
コーヒーに、オレンジジュース。
それとダージリンティーね。
よし!
というか、この男性、どこかで見たような・・・
私はオーダーを作り始める。
あ!
唐笠!
いや、三度笠!!
あの男!
紋次郎ッ!!
絶対そうだ!
三度笠はかぶってないがアイツだ!
この私の人間観察の目は節穴ではない!
見間違えるはずはないのだ!
てかマジか!
何しに来た!
どうする!
何だ!また!この後何かが起こるのか!
いや!違う!
お、落ち着け!
落ち着くんだ!
そうだ、私はオーナー。
この店の主だ。
趣味は人間観・・・
カランカラン♪
扉が開き女性が飛び込んできた!
「ユイ!!
何してるの!!」
き、来たー!!
あの女だ!!
あの女も男と一緒にいた女だ!!
何だ!
もしかしてあの4人は!
あの時のメンバーか!!
全員集合なのか!
何だ!
なにが起こるというのだぁー!!
・・・・・
いや、
とりあえずオーダーを取りに行こう。




