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17.獣が来りて炎を吹く_side04

 ワタクシが敵の出方に眉を顰めていると、後ろからはお姉様とパヤージュ達の話声が。


「ルプス族って、何?」

「先のジェボード国との戦争でキートリー様の部隊が戦った、灰色狼獣人の戦闘種族です」

「そのルプス族ってやっぱり強いんだよね?」

「ルプス族、強い!早くて、力強くて、炎を吹く!」

「炎?」

「炎!」


 パヤージュの説明にウンウンと頷きながら、エメリーの説明には首を傾げているお姉様。しかしここは百聞は一見に如かず。


「お姉様、見ればわかりますわ、これ以上ないくらい分かり易いですのよ?」

「う、うん」


 と、お姉様と話しつつワタクシが覗き窓の前で腕組みしながら仁王立ちして外を睨んでいたその時、


 -トンッ-


 バヤールの天井に有翼人の少年が降り立った気配と音が聞こえましたわ。マース達も一旦天井を見て警戒しましたけれど、直ぐに前方の覗き窓に目線を戻します。さっきは天井に乗ったのはゴブリンじゃないのかなどと騒いでいましたが、流石に二度目となるともう騒ぎませんわね。

 そしてワタクシの目の前、覗き窓から逆さまの顔を覗かせたプレクト。今は彼の上空からの情報が生命線、皆黙って彼の報告を待つのですわ。


「千歳、キートリーのねーちゃん、あいつら近くまで来たぞ。来たけど今は村の北側、端っこの森の前で固まって足を止めてる。数は変わらない、30」

「うん、ありがと、プレクト」

「プレクト、助かりますわ。全く、ウチの軍で航空偵察兵として雇いたいくらい」

「えぇー?へっへへー、キートリーのねーちゃんってば煽てるの上手いんだからー、へへへー」


 後ろのお姉様と前のワタクシを交互に見ながら詳細な報告をしてくれるプレクト。ワタクシに煽てられたと言いつつ照れて嬉しそうにしているプレクトですけれど、ワタクシ半分本気ですわよ?お姉様の従者じゃなければ本気で雇ってますわ。


(しかし、ルプス族が足を止めてる?ははん?此方が防御陣形を組み終わっているのを見て奇襲に失敗した事には気付いたようですわね。それで強襲に切り替えるか迷っていると。判断がトロすぎますわよルプス族。まあ此方に強力な航空偵察、プレクトがいた事自体がイレギュラーのようですから無理もありませんけれど)


 ジェボードにも有翼人は、有翼獣人はいますわ。と言いますか航空戦力に関してはボーフォートよりジェボードの方が勝ってるくらい。ですから獣人にも航空偵察と言う概念は当然存在しますの。此方が対抗して航空偵察兵を用意する場合は、エペカの飛龍騎士団に要請して飛龍騎士の派遣を受けるか、偶然居合わせた流着者の有翼人に協力して貰うかの2択。


(偶然、そう、プレクトが居たのは偶然。プレクトが有翼人で、ヴァルキリーの力を得ていたのも偶然)


 スパイがお父様がゴブリン討伐隊を組んで出撃したタイミングを狙った事は明白。何せ討伐隊はボーフォート本国に駐留している主力軍に比べるべくもなく非常に少数。構成も陸上戦力がメインで、ゴブリン程度のモンスターを狩るだけの為にエペカの飛龍騎士に派遣依頼などしません。また後方車両のように初陣の新兵が多めに配備され兵士の質的にも脆弱。

 だから敵は奇襲攻撃の成功率は高いと踏んだ。スパイもきっとそう思ってたのでしょうね。勿論、此方に航空偵察が居てある程度接近を察知される可能性も考慮していたと思いますわ。こちらの従来の偵察能力を鑑みて、それでも自分達のスピードで森に紛れれば奇襲は成功すると踏んでいた。ですけれど、鷲の目にヴァルキリーの力の合わさったプレクトの尋常でない偵察能力は彼らの予想を遥かに上回っており、見事奇襲に失敗。強襲しようにも防御陣形を固めたボーフォート軍相手に正面からは自殺行為同然。さぁどうしましょうか?と、そんなところでしょうね。


(ざまぁないですわ、運が無かったですわねぇオオカミ共)


 ワタクシは敵の運の無さを笑い、ふんっ、と鼻を鳴らします。

 本来、暗殺とならば、寝込みを襲うなり毒を盛るなりなのが一番なんでしょうけれど、お父様はあの通り無駄に強靭ですし、生半可な毒も水魔術で即中和、治癒されて終わり。故に下手なスパイ一人にどうにでも出来る相手では無く、こうやって主力軍から離れたスキに、正面戦力を差し向けるしか無いと言うワケですの。相手からすれば本当に厄介でしょうね。

 ワタクシはガハハと笑う頼もしいけれど少々暑苦しいお父様の姿を思い浮かべつつ、サティへ指示を出します。


「サティ、今の情報を全隊に伝達」

「了解しましたお嬢様」


 ワタクシの指示を聞いて車両前方の連絡管の蓋を開けるサティ。


「4両目!サティ・マーカルより伝令!シュベルホ村の北の森にルプス族が出現!数は30!」

「こちらボース・ボーフォス!了解だ!グレッグ!騎兵隊は全騎後方待機!」

「グレッグ了解!騎兵隊!全騎後方待機!下がれ!下がれ!」


 サティの伝令を聞いたお父様から、さっきから周辺を走り回っていた騎兵隊へ後退命令が掛けられましたわ。グレッグの指示で、ゴブリンへの警戒を止めてシュベルホ村の南側まで一斉に下がり出す騎兵隊。

 ワタクシはそんなサティ達の対応を横目で確認してから、後方のお姉様にプレクトへの指揮命令権の譲渡確認を取ります。


「お姉様、戦闘中のプレクトへの指示はこちらに任せて貰っても?」

「うん、キートリーに任せる。プレクトもそれでいいよね?」

「千歳がいいなら俺もそれで構わないよ。えーと、当分はキートリーのねーちゃんの言う事聞けばいいんだよな?」

「ええ、助かりますわプレクト」


 本当に聞き分けの良い子で助かりますわ。昨日のマースへの少々やんちゃな対応を見ていた時はどうしたものかと思っていましたけれど、お姉様やワタクシのような年上相手や、逆に小さなエメリーには素直な対応するんですのよねこの子。もしかしてマースへの荒い対応は、マースが同年代だから張り合ってるだけなのかしら?


「それで貴方は戦闘中、敵への手だしは不要、引き続き上空で待機しつつ偵察に専念してくださいな。何か異常が有りましたら上空から、あれを……マース、あれをプレクトに」

「はい、これですねキートリー姉様。プレクト、これ使って」

「ん?なんだマース?何これ?」


 ワタクシの言葉を受けて、マースがプレクトへ扇状に広がる金属性の筒を渡す。受け取ったモノを不思議そうに覗き込むプレクト。プレクトが受け取ったモノを見て何か思いついたのか、後方のお姉様から声が掛かります。


「それって、メガホン?」

「メガ……?ああ、お姉様の世界ではそう呼ぶのですわね?これはB級流着物、魔力拡声器のマナホーンですわ。これを使えば大声量で発声出来まして、戦闘中の喧噪の中でも声が通りますの。これ自体に魔力が込められていますから魔術が使えない人間でも使用できますのよ?」

「マナホーン……拡声器がB級の流着物なんだ?なるほど」


 お姉様はワタクシの説明を聞いて何か考え込んでいますけれど何かしら?B級の流着物はいわゆる戦術クラスでの貢献を果たすモノなのですけれど。まあ少しお姉様の反応が気になりますけれど、ここはお姉様は一旦置いておいて、プレクトへの指示が先。


「プレクト、貴方は上空での戦況把握を継続、何かあればこれを使って大声で知らせてくれればよろしい。間違っても油断して低空に降りないように。敵の炎に巻き込まれますわよ?」

「りょーかい!って、うへぇー、炎かぁ。熱いのはやだなあ」


 ワタクシに元気に返事をしつつも、炎と聞いて苦い顔をするプレクト。気持ちは分かりますわ、ワタクシだって熱いのは嫌ですから。


「プレクト!外!危険!気を付けて!」

「おうエメリー!気を付けるさ!」


 後ろからエメリーがプレクトの事を心配してか声を掛けますの。ホントこの二人、いつの間に仲良くなったのかしら。


「マースも気を付けろよな!」

「お前なんで僕だけに言うんだ!?」

「よっと!」


 -バサァッ-


「あっ!こらプレクト!!」


 プレクトはワタクシの指示に従い、大きな翼を開いてまた空に上がっていきましたわ。マースは彼に揶揄われたと思っているのかまたプンスカ怒っていますけれど。


(意外と純粋に心配してくれただけかも知れませんわよ、マース?)


 同年故にプレクトに張り合おうと無駄に吠えがちな弟を横目でさらりと見つつ、ワタクシは正面に視線を戻す。

 吠えるマースを尻目にプレクトは再び上空に上がり、グレッグ率いる騎兵隊の村南方への後退も完了した様子。そんな所で、動き始めた獣人達の気配。


「むっ?正面と左右に分かれた?」


 ワタクシは前方、村の北側から三方に分かれて迫る獣人達の気配を察知。同車両のモノ達に敵の到来を知らせ、戦闘態勢を整えさせます。するとすかさず上空から響くプレクトの声。


「敵が分かれた!ってうわっ!?声でっか!?」

「「「~~っ!?」」」


 プレクトはどうやらマナホーンを最大出力で使用したらしく、森と村中に彼の大声量の声が響き渡り、森も家も地面すら音で振動しましたわ。あまりにも五月蠅かったモノで、ワタクシを含めほぼ全員が耳を塞いでいますの。ただそれはどうも敵も同じようで、と言うか敵の方が酷いのかしら?迫る敵の動きが一旦止まりかけたのをワタクシ気配から察知しましたわ。


「バカ!調整!音量の調整しろ!右のダイヤル!右のダイヤルだ!!」


 マースがバヤールの覗き窓から顔を乗り出し、上空のプレクトに向かってマナホーンの出力調整をしろと抗議していますわ。


「調整……?ダイヤル……?わかんねぇ!?」

「あ゛ーっ!五月蠅いっ!だったらもう少し声量落とせよ!耳が割れるだろ!」

「んだよぉー。あー、あー、これくらいか?よし、北西に13!北に5!北東に12人!来てるぞ!」

「彼にマナホーンの出力調整の話するのを忘れてましたわね……兎も角っ!正確な情報頼もしい限りですわっ!!皆!敵が来ますわよっ!」


 マースの抗議を受け、今度は少し声量を抑え気味に報告してくるプレクト。まだ少し耳鳴りのする耳から両手を離し、プレクトの情報を元に戦闘態勢に入るワタクシ達。同じく彼の情報を聞いたらしいお父様から号令が連絡管から掛かりますの。


「ちょっと耳痛てえんだけど!?まあいい!戦闘開始だお前らァ!!気合入れていけぇぇっ!」


 お父様の号令を聞いた兵士達が、一斉に杖や前衛戦闘用のロッドを持ち出し、戦意高揚の魔術を唱えだす。


「「「「水の女神メルジナよ、その慈悲深き力を持って我らに不屈の意思を与え賜え!ドーントレス!」」」」


 -キィィィンッ-


「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーッッッ!!!」」」」

「うわっ!?またっ!?毎回これっ!?ってマースとサティさん!?ケリコまでぇ!?」


 各車両から一斉に上がる雄叫び。とその声に動揺するお姉様。更に他の兵士達と一緒になってて叫ぶマースとサティ、ケリコを見てお姉様は完全に狼狽えていますの。


「まあいつもの事ですわ。因みにワタクシは魔術使えませんからやりませんわよ?あと風魔術師のパヤージュとエメリーも」

「そうだけど!そうだけどぉ!」

「気持ちは分かりますわ、けれどこればっかりは慣れて貰うしかありませんわねぇ」


 左右のサティとマースの雄叫びが煩いので両手で耳を塞ぎつつ、後ろのお姉様に苦笑しながら話しかけるワタクシ。お姉様ったら、マース達の叫びっぷりには流石に腰が引けてますわね。水魔術師は毎回これをやるのですけれど、ホント、水のイメージとはかけ離れてると思いますわ。イメージ的には炎魔術師の方がよっぽど合っていますわよね。

 そんなワタクシとお姉様の掛け合いを余所に、お父様のバカでかい号令が連絡管から響きます。


「1両目、2両目、輪唱!結界を張れ!ビシミツ!主旋律はお前だ!」

「はっ!1両目、2両目、各魔術師!詠唱!我に続け!」

「「「了解!」」」


 お父様は続けて1両目と2両目の魔術師達に輪唱魔術の命令を掛けてきますの。今回の輪唱の主旋律は1両目の魔術師ビシミツが取るようですわね。

 そしてビシミツの輪唱の合図を聞いた1両目と2両目の魔術師が杖を掲げ、同時に呪文の詠唱を開始。


「水の女神メルジナよ!」

「「「「水の女神メルジナよ!」」」」」

「その慈悲深き力を持って我と大地を守り賜え!」

「「「「その慈悲深き力を持って我と大地を守り賜え!」」」」

「「「「「プロテクテッドエリア!」」」」」


 -カキィィィンッ-


 同時に木霊する十数人の水魔術師達の呪文詠唱。彼ら魔術師達の杖から放たれた青いいくつもの光が塊となって、バヤールの壁をすり抜けて輪形陣を組んだバヤールの周りを囲む。そして、数秒後、


 -コォォン-


 バヤールの周りに強固な結界が張られましたわ。この結界は、前戦キャンプでサティがテントの周りに張っていたモノとほぼ同じ結界。我が従者ながら、この結界を一人で張るサティはかなり稀有な存在ですわよ?隣に更に稀有な存在のマースが居ますからあまり目立ちませんけれど。

 さてその輪唱魔術とは、ですけれど。魔術師達が複数で詠唱を行い各々の魔力を同調させる事で、発動する魔術の効果を強化、または個人では発動できない高度な魔術を行使する技術、になりますわ。まるで歌の輪唱のように、先行する主旋律魔術師の詠唱に続けて、他旋律の魔術師が追いかけるように詠唱を重ねる事から輪唱魔術と呼ばれるようになりましたの。

 輪唱には勿論弱点もあります。上手く同調させなければ効果は上がりませんし、タイミングがズレすぎれば魔術式が混線し詠唱そのものに失敗、魔術は発動せず魔力だけ消費して終わり、なんてことにも成りえます。練度が重要、要訓練ってところですわね。

 他には輪唱時の魔術師同士の相性も有り、相性次第ではその効果は多分に上下しますわよ。まあ今回のような十数人での輪唱であれば多少の相性差は人数差で無視出来ますから気にしませんけれど。

 今回お父様がベテラン組の1両目と2両目の魔術師のみを指定したのは、訓練不足の5両目6両目の新兵達を外して失敗を防ぐため、でしょうね。3両目を外したのは彼らはメルジナ像の防衛が最優先だから。ワタクシの4両目を外したのも恐らくマース達を、と言いますかマースとサティを温存しておきたかったから、そんなところでしょうか。出発前にジェームズも言っていましたけれど、マースとサティの代替になる魔術師はいませんものね。

 因みに、理論は分かっていても魔術を行使出来ないワタクシは先ほどの戦意高揚魔術動揺、当然輪唱には参加出来ませんわ。


(ホント、魔術と言い、目の事と言い、歯がゆいですこと)


 目の前の空間に展開された結界を見ながら、コンプレックスを刺激されて眉を顰めるワタクシ。お母様から武術を習い魔術以外の道を選びましたけれど、以前としてワタクシだけボーフォートで一切合切魔術を使えないという状況故に、コンプレックスが解消されたワケではありませんの。

 そして魔術のコンプレックスに連動して、自分のこのギョロ目についてのコンプレックスも。お姉様はワタクシの目を褒めてくださりましたし、マースやサティ、この車両に乗っているモノ達のような近しいモノ達は特に気にする様子もありませんけれど。ああ、あとはロシュ、ロシュも良いですわね。彼は毎度いじらしい反応をしてくれますから、可愛くてつい手を出してしまいそうになりますわ。

 ただ、相変わらず慣れてないモノ、関係の薄いモノ達はワタクシの目を見て動揺するんですのよ?酷い人によっては目を一切合わせませんわ。あのですねワタクシ、こう見えて結構繊細なんですよの?だからいつも動揺されないよう、避けられないようにと、かなり気を使って部下や従者達に接して、少しでも慣れて貰おうと努力してますのよ?別に誰にでも好きになって貰おうだなんて傲慢な事は思っていませんわ。ただ自然に相対してくれるだけでいいんですの。それだけでいいんですけれど、そこまで持っていくだけで色々大変なんですから、こんなのいじけて寝込みじゃっても可笑しくありませんのよワタクシ?でもボーフォート辺境伯の令嬢として、それは許されません。高貴なるモノの運命として、常に優雅で強く有り続けなければいけませんの。


(ああもう、ずっとお姉様達とだけ一緒に居られればいいのに。っと、戦闘は始まってますわ、雑念は払いませんと)


 と、ワタクシが願望混じりの余計な事を考えていた間にも、戦闘は進行しています。ワタクシは気配を察知しなおし、敵の状態を探ります。


(左右から強い殺気)


 ワタクシが左右からの殺気を察知して直ぐに、村の北東・北西の二方から赤い光が交差するようにバヤールへ降り注ぎましたわ。ルプス族の操る炎、我らボーフォートの兵を文字通り骨まで焦がす、忌々しい炎が。

お読みいただきありがとうございます。

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