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異世界転生した俺は極上手作り料理で皆を幸せにするようです

作者: もちチーズめんたい

「うわぁー!!」


ドカァァーン!ぐちゃぐちゃー!


大型トラックが俺の体をぐちゃぐちゃに踏み潰していった。


そして俺の人生は終わった。



第一話 ここはファンタジー世界



気がつくと森の中に居た。ここが天国なのだろうか。

すると叫び声がした。

「キャー!!」

急いで駆けつけると、ゴブリンがエルフ(女)を襲っていた。

「ぐへへ!」

「たすけて!!」

俺はパンチでゴブリンを殴った。バキ!ボカ!

「悪いことをするな!」

ゴブリンは逃げていった。


「あ、ありがとうございました!」

エルフは言った。


俺は聞いた。

「それより、ここはどこだ」

エルフは色々話した。

ここは森らしい。


お腹が空いてきた。「あーお腹が空いた!」

そういうと、

エルフが飯を食わせてくれると言った。

俺はエルフに付いていった。


……


村みたいなところについた。

ここはどこだと聞くと、エルフは色々話した。

どうやら、村らしい。

「村か」俺は村か、と言った。


そのエルフの家についた。


エルフやゴブリンがいるということは、

ここはファンタジー世界なのだろう。

俺はよく、家においてあった、

叔父が昔買ったファミコンで遊んだからそういうのには詳しい。

歩いていると敵が出てきて、ボタンを押すと

ザクッ!と音がして倒せるのだ。


テーブルの上に、木の実や果物が並んだ。

俺はそれを手づかみするとかぶりついた。ばくっ!もぐっ!

「まずい!」不味い。

今日の昼に食べた、自分の手料理が恋しくなった。

俺は料理が得意なのだ。


母が買ってくる、

ねるねるねるねを作ったり、

今日の昼なんかは、

作って食べようたのしいおまつりやさんを

施設のともだちとつくって食べた。

俺が料理を作ると母や施設の先生が喜ぶし、

料理も食べると美味い。


エルフは申し訳なさそうな顔をしている。

俺の料理さえあれば、笑顔にしてやれる。

「うーー!ねるねるねるね!」

たまらなくなり俺が叫ぶと、ねるねるねるねがでてきた。

「ねるねるねるね!ねるねるねるね!」


嬉しくなって叫ぶと、何個も出てきた。


キャッキャッ!俺は嬉しくなった。

「水!水!」

そう言うとエルフは水を持ってきた。


袋をあける。ビリッ!ビリッ!

パカッ!

サーッ!

さあ、ここからが難しい。

水を入れる。入れ過ぎは良くない。

チューチューを使って少しずつ。

そして混ぜる。グチャグチャ!

すると色が変わる!

「色!色が変わった!」

棒に巻き付けて、つぶつぶをつけてやる。

さあ出来上がりだ!


「やった!やった!できた!うー!うー!」


エルフを見ると驚きが混じった笑顔をしている。


「たべろ!俺の料理!」


エルフは食べた。

驚いた顔を、初めて食べる味だろう。

なんせ俺は料理の天才だからな。

施設の先生も言っていた。


これからはたくさんの人に俺の料理を食べてもらおう。

難しい料理にも挑戦する。


ふわふわパンケーキやさんはむずかしい。

やけどするかもしれないって施設の先生は言っていた。

だが、俺は決して諦めないだろう。


この世界の人をみんな幸せにするまでは。


今日正午過ぎ、○○区の養護施設に入居していた男性が

△△区南□□交差点でダンプカーにはねられ

全身を強く打ち、その後死亡しました。

警察は施設の入居者管理に問題がなかったか詳しく調査…




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