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アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第三期】、第2章《信頼と後悔と》
91/213

-1-

 はいっ! 相当お待たせ?しましたぁあー!(誰も待ってない

 ようやく【第三期】、第2章《信頼と後悔と》を投稿開始致します!  


 今年に入って投稿ペースが落ちているもので読者がかなり減ったんじゃないかと心配ですが、どうぞこれからもよろしくお願い致します。

 


 それから、アリスの“ゲーム内貧乏”ぶりは鉄板なほど相変わらずです・・・(号泣


「新《ギルド連合体》の発足とは、見事にしてやられましたな、天龍姫(てんりゅうひ)殿」

「…………」


 アリスが家の中で大変なことになっていた、この日の夜。A・F内では、大手3ギルドGMを中心とした面々が『天山ギルド本営』の拠点となる六大城・天空の城内にて集まり、会議を開いていた。



「ふん、何が見事なもんか。ほんの少しばかり、倒すべき相手の数が増えただけのことだろ。奴らが連合体になったところで、所詮は烏合の衆。現に勢力では、我らの方が明らかに上だ。そうだろう? 奴ら程度が、我ら『天山』の者に勝てる訳がない。違うか?」

「それは、確かにそうだが……しかし、油断は出来んだろ」

「ああ、そうだな。確かに油断は出来ないし、すべきではない。そういう観点で言えば、前回の《決戦》で天龍姫殿が指揮する天山本軍も動き、あの黄昏を確実に潰してさえいれば、こんな事態には至らなかった。

……天龍姫殿、その点については如何に考えておいでで?」

「…………」


 大手3ギルドGMの面々から、厳しい表情と質問をされ。天龍姫は微かに困り顔を浮かべ、ため息をつき、緩やかに口を開いた。



「……前回の決戦では、この天空の城が狙われているとの噂があったのは、あなた方もよくご存知だったことでしょう?

なれば、戦略上『天空の城』から主力軍を出し《城を空ける》ということは、即ち、この天空の城を《放棄する》こととまるで同義………。

されど、この『天山ギルド本営』にとって、それが最善の策であったとは、私には到底思えません。

これについては、如何に?」

「──ちっ」

「むぅ……」

「…………」



 大手3ギルドの面々は苦い顔を見せ、天龍姫を睨むように見つめている。

 他のギルドGM面々は、その周りで困り顔を見せ、ザワついていた。そうした中、先ほどの男がふっと笑み口を開く。


「おやおや。どうやら天龍姫殿は我々『天山』の者よりも、離叛して行った者達を高く評価し、(かば)い立てまでするご様子だ」

「……なにを馬鹿なことを、そんなつもりなど──!」


「どうだか」

「ああ、怪しいものだ」


 大手3ギルドGM達の不審めいた表情を、天龍姫はアイスブルーの瞳で厳しく見つめ返し、不敵な笑みを浮かべ、次に口を開こうとした。が、


「まあまあ! ここでいがみ合っていては相手ギルドを喜ばすだけですぞ。ここは仲良く! 仲良くやりましょう!」

「…………」


 連合体の存続を真意に願うGMの1人からのその一言により、天龍姫はその機会を失う。

 しかし、そのお陰でどうにか会議は続けられた。だが、大手3ギルドの面々は終始、天龍姫に対し反発を続ける。


 そして天龍姫もまた、そんな大手3ギルドに対し、軽く冷ややかな笑みを浮かべたまま対立姿勢を崩すことはなかった。

 彼らの意見に納得できない部分があったからだ。



「ともかく、我々はあのギルドに対し、相応の対応を取る! それでよろしいですな、天龍姫殿」

「……ええ。それ程までにやりたいというのであれば、好きにすればいいでしょう。但し、あくまでもあなた方の裁量の範囲でおやりなさい。

天山はこの件で、これ以上関わるつもりはありません。それが条件です。

よろしいですね?」

「ああ、それでいい!」

「ハハ、今夜は実に有意義な会議となった。今後は好きにさせてもらいますよ、天龍姫殿」


「…………」

 天龍姫は、最後にそう言い残した男に対し、険しい表情を見せ更に何かを言おうとしたが。無駄だろうな……という思いから、それを言うのを辞めた。



 こうして、この日の会議は終わる。



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