表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第一期】、第7章《ワールドリセット……さようなら! 黄昏の聖騎士にゃん》
47/213

-6-

 ……あれから、3日後の夕方。


「ただいまぁ~」

「あら、おかえりなさい、アリス」


「ねぇ、母さん。今日、父さんは?」

「まだよ、今晩も残業代だって。この頃、どうも忙しいみたいね?

それよりも早く、手と顔を洗って降りてらっしゃ~い」

「はぁ~い」


 それからわたしはご飯って、風呂って、それから自分の部屋へと直ぐに戻りノートパソコンを早速起動。そして棚からA・Fセットを取り出し、いつものチェックを開始!


 それから少し緊張しながら、A・Fを起動する。



 すると……いつもとは何か違う雰囲気でA・Fは立ち上がり、眩い光に画面一杯包まれ、そのあといつもとは違い可愛い女の子ナビゲート・オペレーターが現れ、にこやかに色々と説明を初めていた。


 今期から新たに加わる機能や変更点の説明と挨拶、それから運営側の感謝の思いを伝えてくる。


 そして遂に、急に改まった表情に変わり本題に入る。



『アリスでございありんす様、《アストガルド・ファンタジー》の世界へようこそ!

今回の抽選結果により、あなたの《所属勢力》は、この様に決まりました……』

「……シャインティア、シャインティア! シャインティア! シャインティア!!」

 

 わたしはそこで、何度も同じ言葉を唱えつつ祈り、ゴクリと息を呑む。



『《南西シャインティア》』

「──!! やった!」



『さあー! 新たなアストガルド・ファンタジーの世界で、あなただけの、あなたオリジナルの生涯忘れられない素晴らしい冒険の旅と壮大な物語の思い出を、大切な仲間たちと一緒に、どうぞ思う存分お楽しみください』


 ナビゲート・オペレーターの、にこやかなアナウンスが終わると同時に。わたしは、アストガルド・ファンタジーの世界へと光輝きながら降り立つ。


 そして直ぐに、《ギルド検索》開始!


「……」


 わたしは……その検索結果を見て、思わず両手を顔に当て、つい感情が高ぶり涙が溢れ出し止まらなくなった。


 身体を震わせ泣きじゃくりながらも、ギルド掲示板の代用として“ギルド・プロフィール欄”に書かれてある、広大な南西シャインティアの首都フェル=ベル内に設けた《集合場所》へと、迷い迷い壁に鼻とか顔とか身体をぶつけたりしながら急ぎ走り向かい。到着すると、そこでわたしはゆるりと……感慨深く周りを見回し、ポロポロと情けないほどに涙したまま満面の笑みを浮かべ。そこで元気一杯に、大きく口を開き言った!




「──《今期》も、皆さん。どうぞよろしくお願いします!!」






 ── アストガルド・ファンタジー ──


        ─完─



 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。感謝します!

 本作品をお読みになり、感じたことなどをお寄せ頂けたら助かります。また、評価などお待ちしております。今後の作品制作に生かしたいと思いますので、どうぞお気楽によろしくお願い致します。


 引き続き、第二期をお楽しみください。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ