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天空の城に光り輝きながら降り立つと、女神ファリアのところに皆集まっていた。わたしもそこへ向かう。
「予定では今日までに講和に持ち込みたいニャリが、現状難しいニャリ。少しでも戦力差をつけ、有利な交渉をしたいにゃりので、みな頑張んってくれにゃ」
「「「にゃにゃん!!!」」」
行くと猫パンチさんが皆の士気を上げていた。
「猫パンチさん。今の戦力差ってどんななんですか?」
「87と270にゃり」
「あら? 圧倒してるじゃないですか」
「うちはランカー外もいれてるにゃりからにゃ。ランカーだけで考えたら、150ニャリ」
「それでも十分な気がしますけど……」
「そうにゃりが、今日中でというのがにゃ……」
「向こうが停戦を持ち掛けてくればいいのですよ」
冬馬さんだ。
「問題は、どの辺りで下りるのか、ですね」
「主だった者を中心に倒していくかにゃ」
「そうですね、そうしましょう」
そんな訳でいつものようにパーティーを編成し、街中へと出かけた。さあ、主だった者を倒すぞー! と思ったけど、どのくらい居るんだっけ?
「主だった人ってどのくらい居るんです?」
わたしは天龍姫さんに聞いた。
「わたしが認識している限りでは、ミリオン、グリトール、バヌワーン、アイリ、シャラトワ、スリング、バヌー、アシュベル、アナウェル、メリーゼ、キシリウム。
このうち既に胴を大破などしているのは、バヌー、アシュベル、アナウェル、ミリオン、スリング」
「あと6人てすか?」
「そうですね。この残り6が居なくなれば、戦意喪失するんじゃないかしら?」
「そうと決まれば早く探しましょう!」
といってもこの広いシャインティア、街中を探すだけでも大変。相手は街中だけでなく、狩場にもいるかもしれないのだから。
「グリトール発見! この近くだ」
仲間からの報告を受け、その場所へと向かう。居た。うちのパーティーと戦っている最中のようだ。乱入してもいいのかな?
「アリス! レジナで」
「あ、はいっ!」
「ご!」
「ら」
「す!!」
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》
グリトールに無属性のダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
それから素早く離れ、防御する。グリトールは剣を振るいスキルを放ってきた。全体ダメージを受ける。
「ちっ、不感症が!」
「ちがいますーっ」
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:……違う? そうではない?? グラウコス、私を殺したのは、ソナタではなかったの………?》
グリトールを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
グリトールの小手と指輪が大破した。
「テメェ、不感症ぉー!」
「感じまーす」
グリトールが八の字に槍を振り回しスキル攻撃してきた。それを天龍姫さんが受け止める。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:キルケー……まさか、アナタなの? 親友だと信じてきたアナタが、この私を裏切って……いた?!》
グリトールを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
グリトール肩当てとすね当てが大破し、胴が中破した。その胴をフェイトさんが剣のスキルで攻撃し、大破させた。
「ちくしょう!」
グリトールは逃げ出していった。
「よっしゃ!」
「次は?」
「バヌワーンとシャラトワが割と近くにいます」
「よし、行こう!!」
うちの仲間のパーティーとバヌワーンとシャラトワのパーティーが戦い合っていた。
「アリス! レジナ」
「はいっ!」
「ご!」
「ら」
「す!!」
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》
バヌワーンに無属性のダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
それから素早く離れ、防御する。バヌワーンは剣を振るいスキルを放ってきた。全体ダメージを受ける。
「例の不感症か!」
「だから、感じますって!」
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:……違う? そうではない?? グラウコス、私を殺したのは、ソナタではなかったの………?》
バヌワーンを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レ!?」
そこへシャラトワが攻撃を仕掛けてきた。腕を少し切られ鮮血がながれた。
「アリスさんをちゃんと守ってください!」
「「にゃにゃん!!!」」
「流石の不感症も、痛みは感じるのだな?」
「どっちも感じるし!!」
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:キルケー……まさか、アナタなの? 親友だと信じてきたアナタが、この私を裏切って……いた?!》
バヌワーンを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
空かさず離れ、防御する。バヌワーンの指輪が大破した。バヌワーンは長剣を振り回しスキルを唱えた。わたしは全体ダメージを受けた。
「ご!」
「ら」
「す!!」
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》
バヌワーンに無属性のダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
それから素早く離れ、防御する。バヌワーンの小手とすね当てが大破した。バヌワーンは剣を振るいスキルを放ってきた。全体ダメージを受ける。
「クソッ……割に合わん」
「バヌワーン、撤退するか?」
シャラトワの言葉にバヌワーンは頷く。
「撤退させるか!」
フェイトさんとランズさん天龍姫さんで一気に襲いかかった。攻防が続く中、お互いの装備が傷んでゆく。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:……違う? そうではない?? グラウコス、私を殺したのは、ソナタではなかったの………?》
バヌワーンを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
バヌワーンの兜が大破し、胴が中破した。それを天龍姫さんが槍で切り裂き、大破させた。
「おのれ!! 不感症!」
「めっちゃ感じるし!」
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:キルケー……まさか、アナタなの? 親友だと信じてきたアナタが、この私を裏切って……いた?!》
シャラトワを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
空かさず離れ、防御する。シャラトワの小手とレギンスが大破した。
「ちっ、不感症が!」
「だから違うって! 凄い感じるんだから!」
「ほざくなー!」
シャラトワの攻撃をギリギリで避ける。
「ご!」
「ら」
「す!!」
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》
シャラトワに無属性のダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
シャラトワの髪飾りと腕輪が大破した。そこへマーナとザカールさんも攻撃する。シャラトワは堪らず逃げ出した。
「そうはいかない!」
「ご!」 ←ゴッデスウィング!
最速で追いかけ、追いつき、追い抜き、唱えた!
「す!!」
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》
逃げるシャラトワに無属性のダメージを与えた。そして空かさず抱きつき、シャラトワの震える耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
シャラトワの首飾りと胴が大破し、裸となった。シャラトワは恥ずかしさからその場に蹲って泣いている。
「よし! あとはメリーゼ」
そう気合入れていると、向こうから小さな白旗持って歩いてくる人がいた。メリーゼだった。
「だって、わたし1人で勝てる訳がないでしょう?」
という訳でギルド戦争は終結した。




