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「炎の城取れて良かったねぇ~」
次の日の日曜日、真中と公園で昨日の話しをしてた。
「結構強引に取りに行った感じだけどね」
「勝てば官軍よ」
わたしは力拳をふん!としてみせた。真中は苦笑っている。
「よっ。アリスに真中」
りなりぃと友翔くんが来た。今日ここで待ち合わせていたのだ。という訳で、
「よっ。アリスにりな、真中」
「おはよ、アリス」
太一と岡部くんも来た。
そこでりなりぃが小声で聞いてきた。
「アリス、不感症って本当か?」
「え?」
「いや、そんな噂を聞いたんでさ」
「どこでそんな噂を!?」
「いや、結構出回ってるぞ……」
スマホを見るとAFのサイトにそんな書き込みがされていた……。って、これ太一も見てるんじゃない?
「太一、これ見た?」
「え? あ……アリス、オレ気にしないから……別に感じなくても……」
「違うし! 不感症じゃないし! ちゃんと感じてたし!!」
「そうなの?」
「うん! 我慢してただけだから!」
「そうなんだ」
太一は安心してた。
やっぱり彼女が不感症とか嫌だよね?
「でも、我慢とかよく出来るな。わたし岡部から学生服の上からだけど、キスされながら胸触られただけで腰砕けた……」
「えっ!? りなりぃと岡部くん、もうそこまで進んだの?!」
「りな、『あん♪』とか、悩ましい声出すから、オレめちゃ興奮した」
「もうそこまで進んでるの? いいなあー……」
真中がついそう零した。それを友翔くんが聞いてびっくり眼してた。それに気づいて真中が慌てる。
「違うよ! そうじゃないの。したいとかじゃなくて……あの……」
「したいんだろ? 真中。友翔早くしてやれ、真中が可哀想だ」
「え? そういうものなの……?」
「そういうものなの。好きな人からはされたいものなんだよ」
それ分かる気がする。
「頑張れ友翔くん。真中が待ってるよ!」
「あ、えと……真中さんさえ良ければ……」
「わたしは……」
真中はもじもじしてる。
わたしは友翔くんの背中に回って、押した。それで真中と軽く抱きつく。よし! でも、二人とももじもじしてる……。
「真中、真中!」
わたしは頬を指差した。すると、パッと明るい顔をして真中は頷いていた。そして友翔くんに近づき、頬にキスをした。
「おおー!」
わたしたちは祝福の拍手をした。2人とも頬を赤らめてる。そして友翔くんも真面目な顔をして、真中の頬にキスをする。
「おおー!」
わたし達も刺激され、木陰に隠れ、太一に近づき背伸びした。それを見て太一はわたしを軽く抱いて、キスしてくれる。
隣を見ると、りなりぃも岡部くんに抱かれキスしていた。
そんな訳でそれぞれ別れ、デートをする。わたしと太一は映画館に行った。それからスタバって沢山おしゃべりして、駅でまたねのキスをして別れ……ようとしたけど、思い直し、太一の手を取った。
「太一、今から家に来ない?」
「え? 今からかい?」
「うちのお母さんに、太一を紹介したいから!」
「……わかった」
太一は少し考え、同意してくれた。
「ただいまー」
「おかえりなさい。アリス」
「お母さん、紹介するね。この人がわたしの彼氏で……」
「はじめまして。脇坂太一です。アリスさんと付き合わせて頂いております」
「あらあら、まあまあ、そうあなたが……さあ、上がってらっしゃい」
太一を居間に案内し、2人で並んで座った。
「2人はいつから付き合ってるの?」
お母さんは御茶を置き、そう聞いてきた。
「先週から……だったと思います」
「へぇ、それでもうキスしたの?」
「え?」
太一は動揺している。わたしは頷いた。
「はい……させて頂きました」
「そう……アリスのことは好き?」
「あ、はい! 大好きです!」
わたしはそれを聞いて飛び上がるように嬉しかった。っていうか飛び上がっていた。、
「それを聞いて安心したわ」
そのあとも暫くおしゃべりしたあと、太一は帰ることにした。そして帰り間際に母さんさんはこう言った。
「太一くん。避妊だけは、ちゃんとしてね!」
「え? あ、はい!!」
はい、って……わたしは顔が真っ赤っ赤になった。
「お母さん、帰り際のあれヒドイ」
「どうして? 大事なことだもの。ちゃんと言っとかないと」
「そうなんだけど……」
「さ、手と顔を洗ってらっしゃい」
「は~い」
そのご飯って、風呂って、2階にあがりしばらくゆったりとした。
と、スマホにチャットの着信があった。見ると、猫パンチさんで直ぐに天空の城に来て欲しいという内容だった。理由はわからないけど、わたしは直ぐにAFセットを装着し、ログインした。




