ー2ー
天空の城に光り輝きながら降り立つ。女神ファリアのところに皆集まっていた。わたしもそこへ向かう。
「今日は炎の城を取り返すにゃ。大変にゃりが、協力よろしくにゃ」
「「「にゃにゃん!!!」」」
「炎の城か……」
「攻めてくるか、守るか。相手の動きは分からにゃいニャリが、こちらとしては取り返すの一手ニャリで、頑張ろうニャリ」
「はいっ!」
「アリス、頑張りましょうね」
ランズさんが近くに来てくれた。わたしはそっと寄り添う。
「うん。頑張ろうね」
そうして運営からのアナウンスがあり、カウントダウンが始まった。
決戦場の天空の城へ光り輝きながら降り立ち、それぞれ予定のパーティーを組んだ。
フェイトさん、ランズベルナントさん、天龍姫さん、カテリナ、マーナ、猫パンチさん、ミレネさん、それからわたし。
「よし! 炎の城へ行くぞ!!」
「「「にゃにゃん!!!」」」
「ご!」
ゴッデスウィングで速攻、炎の城を目指す!
途中で【対にゃん♪連合】の軍勢とすれ違うが全て無視した。
「天空に攻める気ですかね?」
「天空のそれなりの数を残しています。そう簡単にはやられないでしょう」
天龍姫さんのその言葉に励まされ、わたし達は炎の城へと急いだ。
しばらくすると炎の城が見えてきた。わたし達は北門から突入することにした。
「よし! 行くぞ!!」
「「「にゃにゃん!!!」」」
いよいよ突入開始!
「ご!」
「ら」
「す!!」
光り輝く魔法陣が展開し、パーティー全員の攻撃速度、魔法発動速度、防御反射速度、移動速度を含めた全てが180%上がる。効果時間、約3分。と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。全身が光の中に包まれ。巨大な魔法陣が目の前に展開し、その中から上半身は美しい女性、下半身は魚、腹部からは6つの犬の頭と12本の蛸状の触手が気味悪くクネクネとうねり。そして、上半身のその手には剣を携えた美しくも醜い化け物が現れた。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》
ランカーの一人に無属性のダメージを与えた。
わたしはその人を抱いて唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
ランカーの装備の大半が大破し、逃げていった。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:……違う? そうではない?? グラウコス、私を殺したのは、ソナタではなかったの………?》
再びランカーを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
ランカーの装備の大半が大破し、逃げていった。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:キルケー……まさか、アナタなの? 親友だと信じてきたアナタが、この私を裏切って……いた?!》
再びランカーを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
ランカーの装備の大半が大破し、逃げていった。
「よし!」
そうやって調子に乗っていた時だった。わたしの肩に弓矢が突き刺さる。痛い……。
「わが名はミリオン。調子に乗るなよ! アリス!」
「くっ……!」
「ご!」
「ら」
「す!!」
光り輝く魔法陣が展開し、パーティー全員の攻撃速度、魔法発動速度、防御反射速度、移動速度を含めた全てが180%上がる。効果時間、約3分。と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。全身が光の中に包まれ。巨大な魔法陣が目の前に展開し、その中から上半身は美しい女性、下半身は魚、腹部からは6つの犬の頭と12本の蛸状の触手が気味悪くクネクネとうねり。そして、上半身のその手には剣を携えた美しくも醜い化け物が現れた。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》
ミリオンに無属性のダメージを与えた。
わたしはミリオンを抱いて唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「くっ」
ミリオンは弓矢の刃先でわたしを何度も刺してきた。わたしは一旦離れた。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:キルケー……まさか、アナタなの? 親友だと信じてきたアナタが、この私を裏切って……いた?!》
再びミリオンを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
ミリオンの弓矢で刺される前に離れた。
「ちっ!」
ミリオンは弓矢を構え放ってきた! わたしは何とか避けるとスキュレーを唱えようとしたが、ミリオンに距離をとられた。そしてミリオンはロングレンジで弓矢を放ってくる。わたしはギリギリで避け、走り近づく。ミリオンは素早く距離を取り、またロングレンジで放ってきた。わたしの頬を弓矢が掠り、血が流れる。
「くっ……」
わたしは構わず走り近づき、唱えた。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:……違う? そうではない?? グラウコス、私を殺したのは、ソナタではなかったの………?》
再びミリオンを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
ミリオンはわたしを弓矢の先端で攻撃してきたが、わたしは唱え続けた。ミリオンの指輪と腕輪が大破する。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
ミリオンはわたしから離れようと引き離れようとするが、わたしは必至にしがみつき、唱え続けた。
「やめろ! やめろー!!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
ミリオンの肩当てとレギンスが大破した。鎧も中破となった。
わたしはそこで離れ、距離を取った。
「ちくしょうー!!!」
ミリオンはそれで泣きながら逃げ出した。身体中血だらけにされたが装備は大丈夫。ライアスさんに感謝だ。
薬袋から傷薬を取り出して飲んだ。痛みが緩和された。
その後、何人もスキュレーとレジナでやっつけ、他の皆の頑張りもあって、南門は突破出来そうだった。
その時、槍のスキルで攻撃してくる者が居た。何とか避けたが、腕を少し切られた。誰かと思えば、グリトールだった。
「ご!」
「ら」
「す!!」
光り輝く魔法陣が展開し、パーティー全員の攻撃速度、魔法発動速度、防御反射速度、移動速度を含めた全てが180%上がる。効果時間、約3分。と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。全身が光の中に包まれ。巨大な魔法陣が目の前に展開し、その中から上半身は美しい女性、下半身は魚、腹部からは6つの犬の頭と12本の蛸状の触手が気味悪くクネクネとうねり。そして、上半身のその手には剣を携えた美しくも醜い化け物が現れた。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》
グリトールに無属性のダメージを与えた。
わたしはグリトールを抱いて唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
そして離れた。グリトールは舌打ちしながら、2本の槍を八の字に回転させながスキルを使って攻撃してきた。
わたしは下がって避けようとするが、間に合わず喰らった。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:……違う? そうではない?? グラウコス、私を殺したのは、ソナタではなかったの………?》
再びグリトールを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
そして下がり、次を唱えようとするがグリトールが先に攻撃を仕掛けてきた。
胸を突かれ、血が噴き出す。痛い……。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:キルケー……まさか、アナタなの? 親友だと信じてきたアナタが、この私を裏切って……いた?!》
再びグリトールを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
そして離れる。というかモーション的に間に合わないので一旦逃げた。そんなわたしをグリトールは追いかけ、八の字に槍を回転させスキル攻撃をしてくる。
「ちょ、無理か」
防御の構えをしてそれを受けるが、切り刻まれたてしまった。
「ご!」
「ら」
「す!!」
光り輝く魔法陣が展開し、パーティー全員の攻撃速度、魔法発動速度、防御反射速度、移動速度を含めた全てが180%上がる。効果時間、約3分。と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。全身が光の中に包まれ。巨大な魔法陣が目の前に展開し、その中から上半身は美しい女性、下半身は魚、腹部からは6つの犬の頭と12本の蛸状の触手が気味悪くクネクネとうねり。そして、上半身のその手には剣を携えた美しくも醜い化け物が現れた。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》
グリトールに無属性のダメージを与えた。
わたしはグリトールを抱いて唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
グリトールの小手と指輪が大破した。よし!
「くっそ! テメェ、アリス!」
「なによ!」
「正々堂々と戦えっ!!」
「これがわたしの正々堂々よ!」
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:……違う? そうではない?? グラウコス、私を殺したのは、ソナタではなかったの………?》
再びグリトールを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
わたしは正々堂々と逃げ出した。
「テメェ、やるだけやって逃げんじゃねぇ!!」
グリトールは八の字に回転させながらスキル攻撃をしてきた。わたしは防御するが、守り切れず、身体中を切られてしまう。
つか、こんなヤツと正々堂々と戦ってたら勝てる訳がない。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:キルケー……まさか、アナタなの? 親友だと信じてきたアナタが、この私を裏切って……いた?!》
再びグリトールを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
グリトールの腕輪が大破した。
「テメェ、次抱きついてきたら、胸揉むぞ!」
「へ、変態っ!!」
グリトールは素早い突きで連続攻撃して来た。
わたしは交わしきれず、数撃喰らった。昔のわたしだったら、とうに死んでいる。
「ご!」
「ら」
「す!!」
光り輝く魔法陣が展開し、パーティー全員の攻撃速度、魔法発動速度、防御反射速度、移動速度を含めた全てが180%上がる。効果時間、約3分。と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。全身が光の中に包まれ。巨大な魔法陣が目の前に展開し、その中から上半身は美しい女性、下半身は魚、腹部からは6つの犬の頭と12本の蛸状の触手が気味悪くクネクネとうねり。そして、上半身のその手には剣を携えた美しくも醜い化け物が現れた。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》
グリトールに無属性のダメージを与えた。
わたしはグリトールを背中から抱いて唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
わたしは逃げようとするが、その手を捕まれ、胸を揉まれた!?
「キャッ。ちょ、変態っ!!!」
「言ったことをやったまでだ!!」
わたしは怒った。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:……違う? そうではない?? グラウコス、私を殺したのは、ソナタではなかったの………?》
再びグリトールを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
そんなわたしの胸をグリトールはまた揉んでくる!? 頭きた!!
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
グリトールは揉むのを辞め、下がった。鎧が中破していた。
「テメェは無感症か!」
「ちゃんと感じてるわよっ!!」
それで逃げ出していった。
くそぉーっ。太一からもまだなのに〜っ。揉まれたあー!!
そうこうしてる間に南門は陥落した。中央に皆で向かい、女神イルオナさんを守る4本の防御柱を攻撃する!
「ご!」
「ら」
「す!!」
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》
突撃してきたランカーに無属性のダメージを与えた。
そしてその人にわたしは抱きついて、唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
それでも攻撃してくるランカーにわたしは、追加で。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:……違う? そうではない?? グラウコス、私を殺したのは、ソナタではなかったの………?》
再びランカーを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
その人の大半の装備が大破して、逃げ出していった。
そうこうしてる間に防御柱が残り2本に。
「無感症のアリス、勝負せよ!」
「誰が無感症よ! 誰が!!」
誰かと思えばシャラトワだ。
シャラトワはスキルを唱えながら剣を振ってきた。
わたしはそれを避け切れず、脚を切られた。ヤバい。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:……違う? そうではない?? グラウコス、私を殺したのは、ソナタではなかったの………?》
シャラトワを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
で、離れようにも歩けないのでそのまま唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「ちっ! 無感症が!」
「だから、だれが無感症よ!」
シャラトワはスキルを唱え、わたしを斬りつけてくる。わたしは胴ごと袈裟斬りにされた。だけど、胴の防御力が何とか耐えてくれた。危ない……。
「ご!」
「ら」
「す!!」
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》
突撃してきたシャラトワに無属性のダメージを与えた。
そしてシャラトワにわたしは抱きついて、唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「無感症が!!」
「無感症じゃないって!!」
シャラトワの攻撃をまるで避けきれず、腕を切られ、胴も切られた。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:……違う? そうではない?? グラウコス、私を殺したのは、ソナタではなかったの………?》
シャラトワを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「普通、触られたら感じるだろが!」
「感じたわよッ!!」
シャラトワの小手と指輪が大破した。
シャラトワはスキルを唱え剣をぐるぐる回し攻撃して来た。
わたしはそれをまともに喰らう。
「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」
《 冥海神姫:キルケー……まさか、アナタなの? 親友だと信じてきたアナタが、この私を裏切って……いた?!》
再びシャラトワを捕まえ、無属性ダメージを与えた。そして空かさず抱きつき耳元で唱えた。
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」
シャラトワのレギンスと髪飾りが大破した。
「クソッ……無感症に負けるなんて癪だが……」
「だから無感症じゃないって!!」
シャラトワは逃げ出していった。無感症じゃないのに……変な噂広められたらどうしよう……。
そうこうしてる間に防御柱は全部破壊し、イルオナさんを皆攻撃していた。
あと少しだった。間もなくイルオナさんは倒れ、次に私達を祝福し始めた。って訳で、今度は防御だ。
それから20分後、決戦は終わり、防御成功した!




