ー19ー
今日も太一と一緒に駅まで手を繋いで帰っていた。
「それにしても、りなりぃにはびっくりしたよね?」
「うん。岡部は喜んでいたけどね」
「喜んでいたの?」
「うん。唇が柔らかかったってさ」
「……やらしい。そういう所、岡部くんらしいよね」
「アリスの唇もやわらかいよ」
「……」
言われ、頬が赤くなってしまった。
「太一もやらしい!」
わたしは笑いながら逃げる太一を追いかけた。
「ただいまー」
「おかえりなさい。アリス」
「今日は特に報告することないけど、友人に彼氏ができた」
「あらあら、おめでたいじゃない」
「おめでたいのか、そうじゃないのか謎なんだけどね?」
「なにやら色々とあるのね?」
「今後に期待ってところかなぁ?」
「まあ取り敢えず、手と顔を洗ってらっしゃい」
「は~い」
そのあとご飯って風呂って2階に上がり、のんびりとした。それから勉強って、時間が来たのでAFセットを装着して、ログインした。
「ライアスさん。居ますかぁ〜? アリスでーす」
「お、アリスちゃん。こんばんは。装着だよね? ちょっと待って居なよぉ〜」
《武器屋ライアス》のお店にログインし、小部屋から顔を出しいつものように装備をもらっていた。そして着替えて小部屋をでる。
「じゃじゃあーん! また出来たよ」
「装備ですか?」
「ああ、まあ見てご覧」
【《天空覇者の腕飾り+7[超]30%アップ+特効追加》
全耐性+23(対人のみ):体力+945:敏捷+28:スキル発動速度+20%アップ 追加 装備耐久+13% 風耐性+15% 炎耐性+15% 氷耐性+15%】】
「凄い!」
「超可も大分揃って来たね。あとちょっと頑張るからね」
「よろしくお願いします!」
それで《武器屋ライアス》のお店を出た。
「アリスちゃん。今日も特売だよー」
「特売!? お幾らですか?」
「カムカの実がたったの7リフィル!!」
「高っ!!」
「明後日から決戦だからねー」
「じゃあ、薬袋いっぱいください」
「まいど〜♪」
それでボルテさんとも分かれた。
ヘカトンケイルが見える雪原に来るともう皆待っていた。
「よし、行くか!」
「「「にゃにゃん!!!」」」
ヘカトンケイルに近づくなり、いきなり殴りかかってきた。それを素早く避け、攻撃!
そのあと大きな平手で大地を叩いてくる。それを避けてる間に後方で天龍姫さんが攻撃する。
次に足でサッカーボールよろしく蹴ってきた。それも避け、踏んできた際も避け、隙をみて攻撃! 氷のブレスを吐いてきた。素早く離れ間をとる。雪だるまを投げつけてきた際も避け、別の者が隙を見て攻撃!!
そうした攻防が50分も続き、ヘカトンケイルは倒れた。
【獲得アイテムドロップ】
白銀の牙《Sレア素材》
白銀の宝玉《SSSレア素材》
白銀のヴェール《SSレア装備》
白銀の指輪《SSレア装備》
白銀の爪《Sレア素材)》
白銀の尻尾《SSレア素材》
白銀の指差し《SS素材》
プラチナインゴット✕30
ゴールドインゴット✕20
白の指輪《SSレア装備》
錆びた剣ガラクタ←
カムカの実《回復アイテム》
なんかの骨 ←
腐ったリンゴ ←
溶けた塊 ←
「なかなかのドロップだな」
「苦労しただけのことはありますね」
「これでまた超可装備が増えるかも?」
「アリスの凄いもんね」
そんな訳で今日はこれで解散することにした。
「ライアスさ〜ん。居た!」
「お、アリスちゃん。お疲れ様」
「今日は戦利品でましたよ!」
「ほお! どれどれ?」
白銀の牙《Sレア素材》
白銀の宝玉《SSSレア素材》
白銀のヴェール《SSレア装備》
白銀の指輪《SSレア装備》
白銀の爪《Sレア素材)》
白銀の尻尾《SSレア素材》
白銀の指差し《SS素材》
プラチナインゴット✕30
ゴールドインゴット✕20
白の指輪《SSレア装備》
「これは凄いな!」
「凄いでしょ?」
「またこれで良いの作っておくよ」
「よろしくお願いします!」
それで小部屋へと入り、装備品を全部脱いで裸になって、顔だけだして挨拶した。
「それではライアスさん。おやすみなさい!」
「ああ、おやすみ。アリスちゃん」
そのあとログアウトする。




