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アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第四期】第17章 ヘカトンケイル討伐!
194/213

ー13ー

「いゃあ〜昨日のユルルングルたんのドロップ凄かったねえ〜……モグモグ」


 次の日の昼間、真中と学校の屋上でお昼ってた。


「わたしも装備パワーアップ出来そうだよ」

「ちょっと周回してもいいかもね?」

「うん。提案してみようか?」

「そうしよう!」


「よっ。アリスに真中。ここ良いか?」

 りなりぃだ。


「良いよ良いよ〜モグモグ」

「りなりぃ、昨日のユルルングル。しばらく周回しない?」

「ああ、いいよ。ドロップよかったもんな」

「だよね!」

「ライアスさんも凄い、って言ってたから期待できるよね。モグモグ」

「ライアスさんが作る装備って質が良いんだよなぁ。モグモグ」

「質?」

「何ていうか、そこにそれが欲しい、ってのがちゃんと入ってるっていうか……モグモグ」

「あー……それ分かる気がする。モグモグ」

「何度も試してるんだろうね?」

「そう言えば……昨日の挨拶どうだった?」

「真中か? 良い感じだったぞ。もうからうちの親、嫁扱いしていたな」

「もう結婚前提になってるぽかった」

「で、アリスの方はどうだったんだよ?モグモグ」

「わたしの方は……」


「よっ。3人共相変わらず仲良くやってんな」

「こんにちは」

 岡部くんと太一だ。


「取り敢えず、太一と付き合おうと思ってる」

「え? なんだよ……いきなり」

「私ですか? 本気で?」

「どうしてオレじゃ駄目なんだ?」

「駄目ってことはないよ。でもね、前に事故だけど……太一とキスしたことがあったの。だから、ちゃんと責任取ってもらおうかなと思って」

「そう言えば……そんなことがありましたね」

「テメェ、太一! お前、キスなんかしてたのかよ……」

 岡部くんが残念そうにしてる。


「まあ、事故だったんですけど……不幸中の……いや、幸い中の幸いですかね?」

「オレにとっちゃ、不幸中の不幸だよ。クソッ」



 まあ、そんな訳で、わたしは太一と付き合うことになったんだけど。今まで男の人と付き合ったことがないから、どうしたら良いのかわかんないのよね。まあ、太一にリードしてもらえばいいかと思って居たけど、太一も何だか慣れてない感じなのよね。

 そんな訳で、この日は駅まで一緒に手を繋ぐ訳でなく歩き、そこで別れた。


 これで付き合ってるといえるのかしらね?



「ただいまー」

「あら、おかえりなさい。アリス」

「彼氏できたよー」

「あらあら、まあまあ、避妊だけはちゃんとしてね?」


 避妊って……当分そこまでの関係になれそうにないよ。


「手と顔を洗ってらっしゃい」

「は~い」

 そのあとご飯って、風呂って、2階に上がる。それでしばらくゆっくりした。それから勉強して、時間が来たのでAFにログインした。




「ライアスさ〜ん。居ますかぁ〜?アリスでーす」

「お、こんばんは。アリスちゃん。装備品だよね? ちょっと待って居なよぉ〜」


 ライアスさんから装備を手渡してもらい、小部屋て着替えて出て来た。


「と、言う訳で。じゃじゃじゃ〜〜ん! また出来たよ」

「装備ですか?」

「そうそう。こんな感じ」


【《聖赤光の賢魔導法衣+7[超]30%アップ+特効追加》》


全耐性+27(対人のみ):知力+80:体力+2015:精神力+4901:防御力+2314:意志力+70:敏捷+28:スキル発動速度+9%アップ:移動速度+14%アップ:運-32 追加 装備耐久+11% 風耐性+15% 炎耐性+15% 氷耐性+15%】


「うわ!! 凄い!!!」

「現在これを超える装備は先ず無いね!」

「凄い!凄い! ありがとうございます!」


 わたしは思わず、ライアスさんの頬にキスしちゃった。取り敢えず喜んでるみたいなので、よかった。


「じゃあ、行ってきまーす!」

「いってらっしゃーい」


 わたしはルンルン気分で武器屋を出た。


「アリスちゃん。今日は特売やってるよー」

「……」

 ルンルン気分に水を差されたようで、半眼にボルテさんを見て聞いた。

「それで? お幾らなんですか?」

「カムカの実がたったの4リフィル!」

「安いっ!!」

「決戦終わったからね」

「それ薬袋いっぱいください。あと、傷薬を5個と魔聖水を15個お願いします」

「まいど〜♪」


 わたしはボルテさんと分かれ、ユルルングルの居る所へと向かった。




 雪山から溢れる滝が見えるところに降り立つ。その近くにユルルングルが居る。相変わらず強そうだ。


「さて、今日のドロップも楽しみだ」

「楽しみですね!」


 恐る恐る近づいていく。ユルルングルは咆哮を上げた。間もなく空から雷鳴が落ち、周辺の皆を感電させ、大ダメージ。次に洪水を起こし、水没させ、大ダメージ。眠気を誘う息も吐いてくる。羽根を大きく広げ飛び上がり、飛来し、大ダメージを与えてくる。


「ひえーっ」

「アリス頼む!」

「は、はいっ!!」


「トレラント・ブレイク!!」


《トレラント・ブレイク〈成功〉》

〔全耐性-30%ダウン。防御力-15%ダウン。効果時間:2分〕


「微妙! も1回!」


「トレラント・ブレイク!!」


《トレラント・ブレイク〈成功〉》

〔全耐性-50%ダウン。防御力-40%ダウン。効果時間:2分〕


「きた!!!」

「よし、攻撃だ!!」

 皆の攻撃があの鋼のウロコに当たっていた。


「ご!」

「ら」

「す!!」


 光り輝く魔法陣が展開し、パーティー全員の攻撃速度、魔法発動速度、防御反射速度、移動速度を含めた全てが180%上がる。効果時間、約3分。と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。全身が光の中に包まれ。巨大な魔法陣が目の前に展開し、その中から上半身は美しい女性、下半身は魚、腹部からは6つの犬の頭と12本の蛸状の触手が気味悪くクネクネとうねり。そして、上半身のその手には剣を携えた美しくも醜い化け物が現れた。


「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」


《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》


 ユルルングルに無属性のダメージを与えた。


 ユルルングルは咆哮を上げた。その隙に皆で攻撃! 間もなく空から雷鳴が落ち、周辺の皆を感電させ、大ダメージ。ここは耐える。

 次に洪水を起こし、その隙に攻撃!! 水没させ、大ダメージ。眠気を誘う息も吐いてくる。これは逃げる!

 羽根を大きく広げ飛び上がり、飛来し、大ダメージを与えてくる。そして降り立つところで攻撃!!


 そうした攻防が40分ほど続き、ユルルングルは倒れた。



 【獲得アイテムドロップ】


蒼水晶の牙《Sレア素材》

青龍の宝玉《SSSレア素材》

蒼龍王のレギンス《SSレア装備》

青龍の指輪《SSレア装備》

龍王の爪《Sレア素材)》

龍王の尻尾《SSレア素材》

水晶の指差し《SS素材》

プラチナインゴット✕30

ゴールドインゴット✕20

青龍の指輪《SSレア装備》

錆びた剣ガラクタ←

カムカの実《回復アイテム》

なんかの骨 ←

腐ったリンゴ ←

溶けた塊  ←


「わお! 今日もドロップ凄い!」

「じゃあ、今日はこの辺で」

「うん。お疲れ様ー!」



 そんな訳で、この日はこれで分かれた。 

 そしてわたしは《武器屋ライアス》に入る。

「ライアスさーん。居ますかぁ?アリスでーす」

「お、アリスちゃん。お疲れ様」

「じゃじゃ〜ん! 今日はまたドロップ凄いですよ」

「おお、どれどれ」


蒼水晶の牙《Sレア素材》

青龍の宝玉《SSSレア素材》

蒼龍王のレギンス《SSレア装備》

青龍の指輪《SSレア装備》

龍王の爪《Sレア素材)》

龍王の尻尾《SSレア素材》

水晶の指差し《SS素材》


「おお、いいね! これは凄い。今度またなにかまた作っておくよ」

「ありがとうございます!」


 そうしていつものように小部屋に入り装備品を全部脱いで裸になって、ライアスさんに挨拶した。

「それではライアスさん。おやすみなさい」

「おやすみ。アリスちゃん」


 その後、ログアウトした。



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