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アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第四期】第17章 ヘカトンケイル討伐!
193/213

ー12ー

 天空の城に光り輝きながら降り立つと、既に皆集まっていた。

「遅くなってごめーん」

「時間通りだから大丈夫ですよ。アリス」

「それじゃあ、行こうか」

「「「にゃにゃん!!!」」」


 雪山から溢れる滝が見えるところに降り立つ。その近くにユルルングルが居る。相変わらず強そうだ。


「さて、効くか効かないか楽しみだな」

「効かなかったら退散で!」

「うん。わかった」


 恐る恐る近づいていく。ユルルングルは咆哮を上げた。間もなく空から雷鳴が落ち、周辺の皆を感電させ、大ダメージ。次に洪水を起こし、水没させ、大ダメージ。眠気を誘う息も吐いてくる。羽根を大きく広げ飛び上がり、飛来し、大ダメージを与えてくる。


「ひえーっ」

「アリス頼む!」

「は、はいっ!!」


「トレラント・ブレイク!!」


《トレラント・ブレイク〈成功〉》

〔全耐性-50%ダウン。防御力-40%ダウン。効果時間:2分〕


「きた!!!」

「よし、攻撃だ!!」

 皆の攻撃があの鋼のウロコに当たっていた。


「ご!」

「ら」

「す!!」


 光り輝く魔法陣が展開し、パーティー全員の攻撃速度、魔法発動速度、防御反射速度、移動速度を含めた全てが180%上がる。効果時間、約3分。と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。全身が光の中に包まれ。巨大な魔法陣が目の前に展開し、その中から上半身は美しい女性、下半身は魚、腹部からは6つの犬の頭と12本の蛸状の触手が気味悪くクネクネとうねり。そして、上半身のその手には剣を携えた美しくも醜い化け物が現れた。


「スキュレー! あの者を攻撃せよ!」


《冥海神姫:おお……グラウコス。私はソナタのことを許しはしない…!》


 ユルルングルに無属性のダメージを与えた。


「つか、無属性ダメージ当たってるし!」

「急にいい展開だな!」


 ユルルングルは咆哮を上げた。その隙に皆で攻撃! 間もなく空から雷鳴が落ち、周辺の皆を感電させ、大ダメージ。ここは耐える。

 次に洪水を起こし、その隙に攻撃!! 水没させ、大ダメージ。眠気を誘う息も吐いてくる。これは逃げる!

 羽根を大きく広げ飛び上がり、飛来し、大ダメージを与えてくる。そして降り立つところで攻撃!!


 そうした攻防が40分ほど続き、ユルルングルは倒れた。



 【獲得アイテムドロップ】


蒼水晶の牙《Sレア素材》

蒼水晶の宝玉《SSSレア素材》

蒼龍王のサッシュ《SSレア装備》

青龍のレギンス《SSレア装備》

龍王の爪《Sレア素材)》

龍王の尻尾《SSレア素材》

蒼水晶の指差し《SS素材》

プラチナインゴット✕30

ゴールドインゴット✕20

青龍の指輪《SSレア装備》

錆びた剣ガラクタ←

カムカの実《回復アイテム》

なんかの骨 ←

腐ったリンゴ ←

溶けた塊  ←


「わお! ドロップ凄い!」

「いきなり使えるレベルだな」

「じゃあ、今日はこの辺で」

「うん。お疲れ様ー!」


 そんな訳で、この日はこれで分かれた。 

 そしてわたしは《武器屋ライアス》に入る。

「ライアスさーん。居ますかぁ?アリスでーす」

「お、アリスちゃん。お疲れ様」

「じゃじゃ〜ん! 今日はまたドロップ凄いですよ」

「おお、どれとれ」


蒼水晶の牙《Sレア素材》

蒼水晶の宝玉《SSSレア素材》

蒼龍王のサッシュ《SSレア装備》

青龍のレギンス《SSレア装備》

龍王の爪《Sレア素材)》

龍王の尻尾《SSレア素材》

蒼水晶の指差し《SS素材》


「いきなり使えるレベルの装備もあるね。これは凄い。今度なにかまた作っておくよ」

「ありがとうございます!」


 そうしていつものように小部屋に入り装備品を全部脱いで裸になって、ライアスさんに挨拶した。

「それではライアスさん。おやすみなさい」

「おやすみ。アリスちゃん」


 その後、ログアウトした。


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