表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第四期】 第16章 幻獣ミドガルズオルム討伐
181/213

ー7ー

「昨日のミドガルズたん、ヤバかったねぇ〜モグモグ」

「あれはエリアボスかな?」

「多分、そうだと思う……モグモグ」

「剣とか攻撃が効かなかったけど、どうやって倒すんだろ?」

「炎の魔法も弾かれたしなぁ……モグモグ」


「よっ。アリスに真中。ここ、良いか?」

 りなりぃだ。


「良いよ良いよ〜モグモグ」

「何の話してたんだ?」

「昨日のミドガルズたん」

「ああ……あれはお手上げでだよなぁモグモグ」

「何か弱点はあると思うんだけどなぁ……モグモグ」

「魔法かな? うちのパーティーに魔法使い1人も居ないね……致命的かな?」

「魔法が唯一の弱点だったらアウトだなぁ……モグモグ」


「よっ。3人共仲良くやってんな」

「こんにちは」

 岡部くんと太一だ。


「ミドガルズたんの話してたんだけど、どう思う?」

「ミドガルズかぁ……あれは手強いよな」

「攻撃が全く効かなかったですからね」

「魔法が弱点なんじゃかなって話してたんだけどモグモグ」

「それもあり得るかな……」

「試してみないことにはわかりませんね」

「今日もまた行こう」

「そうだな。連日チャレンジして何とかするか」

「あれはきっとエリアボスですからね。倒さなければ先に進めませんし」

「アリス、さっきから静かだけどどうかしたのか?モグモグ」

「え? あ、いや、なんでもないよ……モグモグ」

「昨日から何か変なんだよな」

「何かあるのなら言ってくださいね」

「ううん。ホント、何でもないから。あはは」


 ちょっと気にし過ぎだなぁ……気をつけないと。



 炎の城に光り輝きながら降り立つ。皆既に待っていた。

「ごめん。遅くなりました」

「いや、皆今来たところだよ」

「じゃあ、行きますか」

「取り敢えずアスモデウスを2回討伐してからいくことにしたから」

「うん。わかった」



 浮遊遺跡の草原エリアに居るアスモデウスを2回討伐した。いつもよりもかなり早かった。


 それから雪原エリアにワープして、リンドブルムを避け、雪の森が生い茂る幻獣の森に突入した。しばらくいくとエインガナも居たけど、これも無視。更に奥に向かう。するとヒヤリとする霧が立ち込め、大きな何かが現れた。幻獣ミドガルズオルムだ。


「兎に角攻略法を探そう」

「無理しないで色々試して」

「にゃにゃん!!!」


 フェイトさんが取り敢えず頭の部分を攻撃していた、でも弾かれていた。

 ミドガルズオルムは姿を消す。カテリナが襲われ攻撃された。遠くまで突き飛ばすされている。ミレネさんがそこへ射る! ミドガルズオルムは姿を現し、暴れ回る。その暴れ回る時に見せる腹の部分を天龍姫さんは槍で突いた。ダメージが入った。

「あった!」

「腹の部分か」

「でも暴れ回る時しか狙えないとかマゾだな……」


 ミドガルズオルムは再び姿を消した。ミレネさんが再び狙い射る! ミドガルズオルムは姿を現し、暴れ回った。


「今だ!!」


「ご!」

「ら」

「ふぁ!」


 それに遅れ、光り輝く魔法陣が展開し、パーティー全員の攻撃速度、魔法発動速度、防御反射速度、移動速度を含めた全てが180%上がる。効果時間、約3分。と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。身が光の中に包まれ。更に、ファルモルが召喚された。


「ファルモル! あの者を薙ぎ払えッ!!」


 ファルモルは頷き、前方の敵に突っ込み辺りを燃やす。


 ミドガルズオルムに炎も効いた。腹ならダメージが当たるようだ。フェイトさんたちの攻撃も当たっていた。


「よし! この調子でいこう!」

「「「にゃにゃん!!!」」」


 ミドガルズオルムは再び消し、素早い動きを見せる。ミレネさんが射るが、外れた。マーナにぶつかり遠くまで突き飛ばされた。

 続いてランズさんが飛ばされていた。動きが早くなってる!? カテリナも遠くまで飛ばされている。

 そんな中、天龍姫さんが一閃し攻撃を当てた。ミドガルズオルムは姿を現し、暴れ回る。


「ご!」

「ら」

「ふぁ!」


「ファルモル! あの者を薙ぎ払えッ!!」


 ファルモルは頷き、前方の敵に突っ込み辺りを燃やす。ダメージを与えた。天龍姫さんたちも攻撃を与えている。

 ミドガルズオルムは再び姿を消す。今回は気配がわからなかった。唐突にフェイトさんが遠くまで突き飛ばされていた。気配がわからないのは厄介だ。次にまさかの天龍姫さんが遠くまで突き飛ばされていた。気配が分からないので、当たり構わずランズさんたちは剣を振り回している。カテリナの攻撃がたまたま当たった。ミドガルズオルムは姿を現し、暴れ回る。


「ご!」

「ら」

「ふぁ!」


「ファルモル! あの者を薙ぎ払えッ!!」


 ファルモルは頷き、前方の敵に突っ込み辺りを燃やす。天龍姫さんたちも攻撃を与えている。 

 ミドガルズオルムは姿を消す。今回も気配がわからない。カテリナが仕返しとばかりに遠くまで突き飛ばされていた。続いて猫パンチさんも遠くまで突き飛ばされていた。当たり構わず剣を振り回す。でも思わぬ方向から遠くまで突き飛ばされた。


 その後も50分ほど攻防が続いた。


 ミドガルズオルムは暴れ回り、最後に咆哮を上げた。



  ──大金星 幻獣ミドガルズオルム討伐──



        新エリア開放



「やったあー!!」

「疲れたあ〜」

「戦闘時間83分……ヤバいですね」

「今日はもう帰るか……先が気になるけど」

「そうですね」


 そんな訳で今日はこれでログアウトすることにした。

  


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ