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「昨日のミドガルズたん、ヤバかったねぇ〜モグモグ」
「あれはエリアボスかな?」
「多分、そうだと思う……モグモグ」
「剣とか攻撃が効かなかったけど、どうやって倒すんだろ?」
「炎の魔法も弾かれたしなぁ……モグモグ」
「よっ。アリスに真中。ここ、良いか?」
りなりぃだ。
「良いよ良いよ〜モグモグ」
「何の話してたんだ?」
「昨日のミドガルズたん」
「ああ……あれはお手上げでだよなぁモグモグ」
「何か弱点はあると思うんだけどなぁ……モグモグ」
「魔法かな? うちのパーティーに魔法使い1人も居ないね……致命的かな?」
「魔法が唯一の弱点だったらアウトだなぁ……モグモグ」
「よっ。3人共仲良くやってんな」
「こんにちは」
岡部くんと太一だ。
「ミドガルズたんの話してたんだけど、どう思う?」
「ミドガルズかぁ……あれは手強いよな」
「攻撃が全く効かなかったですからね」
「魔法が弱点なんじゃかなって話してたんだけどモグモグ」
「それもあり得るかな……」
「試してみないことにはわかりませんね」
「今日もまた行こう」
「そうだな。連日チャレンジして何とかするか」
「あれはきっとエリアボスですからね。倒さなければ先に進めませんし」
「アリス、さっきから静かだけどどうかしたのか?モグモグ」
「え? あ、いや、なんでもないよ……モグモグ」
「昨日から何か変なんだよな」
「何かあるのなら言ってくださいね」
「ううん。ホント、何でもないから。あはは」
ちょっと気にし過ぎだなぁ……気をつけないと。
炎の城に光り輝きながら降り立つ。皆既に待っていた。
「ごめん。遅くなりました」
「いや、皆今来たところだよ」
「じゃあ、行きますか」
「取り敢えずアスモデウスを2回討伐してからいくことにしたから」
「うん。わかった」
浮遊遺跡の草原エリアに居るアスモデウスを2回討伐した。いつもよりもかなり早かった。
それから雪原エリアにワープして、リンドブルムを避け、雪の森が生い茂る幻獣の森に突入した。しばらくいくとエインガナも居たけど、これも無視。更に奥に向かう。するとヒヤリとする霧が立ち込め、大きな何かが現れた。幻獣ミドガルズオルムだ。
「兎に角攻略法を探そう」
「無理しないで色々試して」
「にゃにゃん!!!」
フェイトさんが取り敢えず頭の部分を攻撃していた、でも弾かれていた。
ミドガルズオルムは姿を消す。カテリナが襲われ攻撃された。遠くまで突き飛ばすされている。ミレネさんがそこへ射る! ミドガルズオルムは姿を現し、暴れ回る。その暴れ回る時に見せる腹の部分を天龍姫さんは槍で突いた。ダメージが入った。
「あった!」
「腹の部分か」
「でも暴れ回る時しか狙えないとかマゾだな……」
ミドガルズオルムは再び姿を消した。ミレネさんが再び狙い射る! ミドガルズオルムは姿を現し、暴れ回った。
「今だ!!」
「ご!」
「ら」
「ふぁ!」
それに遅れ、光り輝く魔法陣が展開し、パーティー全員の攻撃速度、魔法発動速度、防御反射速度、移動速度を含めた全てが180%上がる。効果時間、約3分。と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。身が光の中に包まれ。更に、ファルモルが召喚された。
「ファルモル! あの者を薙ぎ払えッ!!」
ファルモルは頷き、前方の敵に突っ込み辺りを燃やす。
ミドガルズオルムに炎も効いた。腹ならダメージが当たるようだ。フェイトさんたちの攻撃も当たっていた。
「よし! この調子でいこう!」
「「「にゃにゃん!!!」」」
ミドガルズオルムは再び消し、素早い動きを見せる。ミレネさんが射るが、外れた。マーナにぶつかり遠くまで突き飛ばされた。
続いてランズさんが飛ばされていた。動きが早くなってる!? カテリナも遠くまで飛ばされている。
そんな中、天龍姫さんが一閃し攻撃を当てた。ミドガルズオルムは姿を現し、暴れ回る。
「ご!」
「ら」
「ふぁ!」
「ファルモル! あの者を薙ぎ払えッ!!」
ファルモルは頷き、前方の敵に突っ込み辺りを燃やす。ダメージを与えた。天龍姫さんたちも攻撃を与えている。
ミドガルズオルムは再び姿を消す。今回は気配がわからなかった。唐突にフェイトさんが遠くまで突き飛ばされていた。気配がわからないのは厄介だ。次にまさかの天龍姫さんが遠くまで突き飛ばされていた。気配が分からないので、当たり構わずランズさんたちは剣を振り回している。カテリナの攻撃がたまたま当たった。ミドガルズオルムは姿を現し、暴れ回る。
「ご!」
「ら」
「ふぁ!」
「ファルモル! あの者を薙ぎ払えッ!!」
ファルモルは頷き、前方の敵に突っ込み辺りを燃やす。天龍姫さんたちも攻撃を与えている。
ミドガルズオルムは姿を消す。今回も気配がわからない。カテリナが仕返しとばかりに遠くまで突き飛ばされていた。続いて猫パンチさんも遠くまで突き飛ばされていた。当たり構わず剣を振り回す。でも思わぬ方向から遠くまで突き飛ばされた。
その後も50分ほど攻防が続いた。
ミドガルズオルムは暴れ回り、最後に咆哮を上げた。
──大金星 幻獣ミドガルズオルム討伐──
新エリア開放
「やったあー!!」
「疲れたあ〜」
「戦闘時間83分……ヤバいですね」
「今日はもう帰るか……先が気になるけど」
「そうですね」
そんな訳で今日はこれでログアウトすることにした。




