表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第四期】 第16章 幻獣ミドガルズオルム討伐
175/213

ー1ー

「昨日のヴィラエウスたん、大変だったねぇ〜……モグモグ」

「でも、お陰で凄い装備手に入れたよ。耐久性能凄いの」

「ということはヴィラエウスたん、倒しやすくなるってことだねー……モグモグ」

「踏まれさえしなければね」


「よっ、アリスに真中、ここ良いか?」

 りなりぃだ。


「昨日はあれから眠れた?」

「朝まで気絶してた……モグモグ」

「あらら……」

「トラウマになりそうだよ……モグモグ」

「ドロップアイテムは凄いんだけどねぇー」

「ドロップアイテム? そう言えばまだ確認してないな……モグモグ」

「気絶してたんじゃしょうがないよねぇ……モグモグ」

「気絶してても貰えるのかな……?」

「貰える筈……モグモグ キャラが死んでた訳じゃないからね」


「よっ。3人共、仲良くやってんな」

「こんにちは」

 岡部くんと太一だ。


「今日はどうするの? モグモグ」

「先に進んでも良いし、またヴィラエウス·ヴォルガノフスっても良いし」


 それを聞いた途端、りなりぃが気絶した。


「どうしたんだ?」

「りなりぃ、ヴィラエウスたんにトラウマみたい」

「いやいや、冗談だ。モグモグ。行くなら行くよ」

「ヴィラエウスのドロップ良かったですからね。周回したいかなと思いますけど、取り敢えず今日は先に進んでもいいかも?ですね。トラウマ酷くなると大変だし」

「そうだな……今日は先に進んてみようか」

「またドラゴンだったらウケるね」

「……当分、巨龍系は遠慮したい……」


 そんな訳で今日は雪原の奥地へ行ってみることにした。




 浮遊遺跡で炎巨龍王 ファイヤードレイクを倒して雪原エリアへと入り、神殿に居るヴィラエウス·ヴォルガノフスを無視して先に進む。……とワープポイントがあった。


「こんな近くにあったとは……」

「次から少し楽になりますね」


 そこからさきに進むと、何処かで見たことのあるような白いシルエットを見つけた。



  ──氷巨龍王 アイスドレイク──



 どうやら炎巨龍王 ファイヤードレイクの冷たい版らしい。それが徘徊していた。


「倒す?」

「ドロップ気になるし。倒そう」

「「「にゃにゃん!!!」」」



 氷巨龍王 アイスドレイク大きく腕を振り下ろした所へ、それを交わし踏み込み、一閃!! 次に巨龍が尻尾ふりふり大回転して来たら、大きく下がり。ふりふりが終わる間際に踏み込み、一閃!! 氷のブレスと猛毒ブレスを仕掛けて来た時は、その喉元へと更に踏み込んで、連続攻撃。暴れ出したり、咆哮をあげて来た時は素早く下がって、この時に体力回復を行う。



 攻略法は炎巨龍王 ファイヤードレイクとほぼ変わらなかった。

 

 35分ほどで討伐。ドロップアイテムもファイヤードレイクのアイス版って感じだった。



「ドロップもまあまあだな」

「ちょっと周回してもいいかもね」


「じゃあ、もうちょっと先行こう」

「「「にゃにゃん!!」」」


 雪原エリアをさらに奥地へと進むと大きな魔法陣が見え、その中央に大きな巨龍らしきものがぐーぐー寝ていた。


「きょ、巨龍……」

「まあまあ、よく見て。ヴィラエウス·ヴォルガノフスよりは小さいよ」

「ち、ちいさい……そうだな、ちいさいな……」



 ……と言っても大きいけど。りなりぃ大丈夫かな?



「よし。行くか!」

「「「にゃにゃん!!!」」」



   ──リンドブルム──


 モンスター名が表示された。名前も可愛い感じ?



「で」

「ら」

「あ!」


《防御全耐魔法アップデルタフィルホールド》と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》と、《アルカミック=コンティニュ・アロー!》を発動。


 光り輝く弓矢で敵をロングレンジで、リンドブルムを狙い撃つ。



 狙撃されたリンドブルムは吠え、飛び上がり、羽ばたいている。どうやら飛べるらしい。


 空中から落下してきて、攻撃して来た。大きな地響きと岩石が周囲に飛び散り、全体にダメージを与えてくる。そして160度首捻りののファイアーブレス。猫パンチさんの背中に火がついてる。あちあち!

 次に、160度首捻りののアイスブレス。猫パンチさんの尻尾が氷ついている。カチカチ!

 再び飛び上がり、羽ばたいている。それから狙いすまして地面に突撃し、大きな地響きと岩石が周囲に飛び散り、全体にダメージを与えてくる。そして走り回り突撃してくる。その時にカテリナさん踏まれて気絶した。更に蹴り飛ばされてる……。カテリナさん、それで気が付いた。でも、その場でボーッとしているのでリンドブルムがハムっ!と噛み付いて、後ろに放り投げた。カテリナさん目を回し、ダメージ。そんなリンドブルムに天龍姫さんが一閃!

リンドブルムは怒って?天龍姫さんを追いかける。天龍姫さんは何とか逃げ切り、そんなリンドブルムをフェイトさんが攻撃! それで怒り?160度首捻りののファイアーブレス。フェイトさんは避けきれず、お尻が燃えている。あちあち!

その隙をついてランズさんが攻撃! リンドブルムは怒って?160度首捻りのの毒のブレスを吐いた。ランズさんも避けきれず、毒毒どくっ!ダメージ。

 再び飛び上がり、羽ばたいている。それから狙いすまして地面に突撃し、大きな地響きと岩石が周囲に飛び散り、全体にダメージを与えてくる。そして走り回り突撃してくる。カテリナさんがまた踏まれて気絶した……。そんなカテリナを起こそうとマーナがしてると、リンドブルムに突進され、10メートルくらい飛ばされ大ダメージ。マーナは目を回している……。

フェイトさん、ランズさん、猫パンチさん、天龍姫さんが構え、突撃!! そのタイミングでリンドブルムが突然暴れ回り、4人に大ダメージ。数メートル飛ばされてる。その時点で立ってるのがわたしとミレネさんだけというのもあって、リンドブルムがニヤリと笑い?こっちに向かって走ってきた!?

わたしは逃げ回るが避けきれず踏まれ、大ダメージ……。

 残るはミレネさん……。リンドブルムが闘牛よろしく後ろ足をガシガシやって、走ってきた!?

ミレネさんはそれを身軽に交わし、弓矢を放つ!

リンドブルムは怒り?また走ってきた!

ミレネさんはそれをまたしても身軽に交わし、弓矢をスキルで放つ! 


「ミレネさん、凄い!」


 わたしが思わずそういうと、リンドブルムがイラっとして?わたしに向かって走ってきた!! わたしもそれをダイナミックかつ華麗に避け……切れず、数メートル吹き飛ばされ、無様に大ダメージ。ぐはっ!


 そのあともリンドブルムは皆を追いかけ回し、160度首捻りののファイアーブレス。160度首捻りののアイスブレス。160度首捻りのの毒のブレス。

さらに飛び上がり、空中から落下してきて、攻撃し。大きな地響きと岩石が周囲に飛び散り、全体にダメージを与えてくる。


「みんな、装備は大丈夫か?」

「パランティア使う?」

「装備はなんとか……」

「じゃあ、パランティア使おう!」

「「「にゃにゃん!!」」」



 パランティアを使うことで体力が回復し精神力も回復した。1人まだ倒れているけど………。


 そのあとも攻防が続き、何とか倒す事ができた。



   

   ──大金星! リンドブルム討伐成功──




 【獲得アイテムドロップ】


巨龍の牙《Sレア素材》

青龍の宝玉《SSSレア素材》

邪竜神の魔杖《SSSレア装備》

邪竜の髪飾り《SSレア装備》

巨龍の爪《Sレア素材)》

巨龍の尻尾《SSレア素材》

青い水晶の目玉《SS素材》

プラチナインゴット✕30

青龍のサッシュ《SSレア装備》

錆びた剣ガラクタ←

カムカの実《回復アイテム》

なんかの骨 ←

腐ったリンゴ ←

溶けた塊  ←



 わお! アイテムドロップ凄い!

 皆も凄い喜んでる。1人を除いて……。


「もしもし、カテリナさんそろそろ起きて」

「……ん? なに?」

「討伐戦終わったよ〜」

「へ? いつの間に……もしかしてわたし、気絶してた?」

 皆が頷くと、カテリナさんはジャンピング土下座した。

「ごめんね! 役に立てなくて……」

「いいよいいよ」

「ヴィラエウス周回してるうちに慣れるだろ?」

「ヴィラエウス……」

 カテリナさんはまた気絶した……。

「ちょっとフェイトさん!」

「ごめんごめん」

「カテリナのやつ、気が案外弱くて困るな」

「ミレネさん……」

 わたしが怒ると、ミレネさんはシュンとした。

「だけど、周回なりなにかして慣れて貰うしかないですよね? 今後のことも考えると」

「そう……かもしれないけど……」


 カテリナさんの精神が持つかだよねぇ……。


 兎にも角にも今日はこれで解散することにした。勿論、カテリナさんを起こした上で。




 そんな訳で、わたしはシャインティアの武器屋ライアスに帰った。

「ライアスさ〜ん。アリスでーす」

「お、こんばんは。アリスちゃん」

「今日も凄いですよぉ〜! じゃじゃーん!」

「うわ!今日もまた凄いな!!」

「でしょー」

「この邪竜神の魔杖《SSSレア装備》……既に良い杖があるけど、超可狙ってみたくなるな……」

「お好きにどうぞ!」

「いいのかい? じゃあ、そうさせてもらうよ」

「どうぞ、どうぞ♪」


 そんな訳で今日も小部屋に入り、装備品を脱いで裸になって、ライアスさんに挨拶をした。


「それじゃあ、ライアスさん。おやすみなさい〜」

「ああ、おやすみ。アリスちゃん」



  そのあとログアウトした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ