表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第四期】 第15章 ヴィラエウス·ヴォルガノフス討伐
174/213

ー12ー

「精神的に?踏まれたのが痛い……モグモグ」

「踏まれる瞬間って、精神的にも来るものがあるよね?」

 今日も学校の屋上で真中とご飯ってた。

「踏まれた瞬間、リアル気絶しちゃったよ……」

 りなりぃだ。

「ここ良いか?」

「良いよ良いよ〜モグモグ」

「そう言えばカテリナと最後挨拶した覚えがないな」

「気絶してて……誰からも気づかれなかったんだよ。目が覚めたの2時だった。周りに誰も居ないし……思わず泣きそうになったよ」

「言われて見たら、わたしもりなりぃのこと記憶にないや……」

 昨日帰る時、ボーッとしてたからなぁ……。


「リアル気絶とか、ヴィラエウス·ヴォルガノフスたん、ヤバいねぇ〜」

「踏まれる瞬間がリアル過ぎて、本当に死ぬかと思ったよ……モグモグ」


「よっ。お前ら、今日も仲良くやってんな」

「こんにちは」

 岡部くんと太一だ。


「ヴィラエウス·ヴォルガノフスの話か?」

「うん。踏まれたらヤバい、って話……モグモグ」

「りなりぃ、昨日2時まで気絶してたんだって」

「マジか!!?」

「ずっと倒れてたんですか?」

「うん。すげー寂しかったぞぉ〜……モグモグ」


 りなりぃは冗談っぽく言ってるけど、ちょっと可哀想だった気がする。


「最後帰る前に点呼したがいいね? モグモグ」

「そうだなぁ……」

「ねね、今日も行くの? モグモグ」

「ああ、行くよ。今回はパランティア使おう」

「パランティア使ったら、行けそう?」

「わからないけど、やられた時、まだ装備に耐久あったからさ」

「ダメ元で、って感じですかね?」

「無理強いは出来ないから、嫌だったら辞めるけど、どうする?」

「わたしはいいよ。行く行く」

「アリスが行くなら、わたしも」

「踏まれたのがちょっとトラウマだけど、行くよ」

「太一は?」

「皆が行くんだ。行くよ」

「じゃあ、あとは天龍姫さんと猫パンチさんに確認して決めるか」


 わたしが連絡を取って、結果行くことで決まった。




 先ずはパランティアゲットの為に、アスモデウスを2回倒すことに決まった。浮遊遺跡の奥地の平原を抜けた神殿にアスモデウスは居る。


「よし、行くぞ!」

「「「にゃにゃん!!」」」


 天龍姫さんに教わった攻略法で戦った。


 口から火を噴いてきたところで踏み込み、一閃。間をもってる間に、連続攻撃。

毒蛇の尻尾を振り回してきたら、後退。軍旗と槍を振り回してきたら、回り込み、連続で突いて来たところで踏み込んで、一閃!


 こうしてアスモデウスを2回倒した。


「パランティアは?」

「2個!」

「2個なら上々だな」


 

 草原を戻り奥地の神殿に行く、炎巨龍王 ファイヤードレイクが遺跡の前でぐーぐー寝ている。


「よし。行くぞ!!」

「「「にゃにゃん!」」」


 天龍姫さんの攻略法で炎巨龍王 ファイヤードレイクに挑んだ。

 炎巨龍が大きく腕を振り下ろした所へ、それを交わし踏み込み、一閃!! 次に巨龍が尻尾ふりふり大回転して来たら、大きく下がり。ふりふりが終わる間際に踏み込み、一閃!! 炎のブレスと猛毒ブレスを仕掛けて来た時は、その喉元へと更に踏み込んで、連続攻撃。暴れ出したり、咆哮をあげて来た時は素早く下がって、この時に体力回復を行う。


 これの繰り返し。


 そうして、38分後……ファイヤードレイクは、その巨体を前のめりに大きくズシンと倒れた。



「よし。行こう」 


 神殿奥地に行くと大きな魔法陣があり、その向こうの壁が崩れている。そこを抜けていくと、雪原が広がっていた。


 ギガント·モス「マンモスみたいなの」が徘徊し、大きな足跡を残している。



 その雪原の奥地に神殿があり、そこに巨龍ヴィラエウス·ヴォルガノフスがぐーぐー眠っていた。



「よし! 行くぞ!!」

「「「にゃにゃん!!!」」」



「で」

「ら」

「あ!」


《防御全耐魔法アップデルタフィルホールド》と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》と、《アルカミック=コンティニュ・アロー!》を発動。


 光り輝く弓矢で敵をロングレンジで、ヴィラエウス·ヴォルガノフスを狙い撃つ。


 ヴィラエウス·ヴォルガノフスは怒って?大きな咆哮を上げた。その咆哮で身動きが取れなくなる。360度回転尻尾ふりふりをしてくる。それを何とか交わしたところで、攻撃! ヴィラエウス·ヴォルガノフスはまた怒って? 炎を120度吐いてきた。それを右へクイックバックを連打し避けて、炎を吐き終わったところで、攻撃!! ヴィラエウス·ヴォルガノフスがまたまた怒って?暴れ回り始めた。それには兎に角逃げる! 追撃とばかりに突進してくるのも、逃げ回る。次に120度、毒の息を吐いてくる。それも右にクイックバックし避けてから、攻撃!!! ヴィラエウス·ヴォルガノフスはイラついたのか?ジャンプし、振動ダメージ&動けなくなる。360度回転尻尾ふりふりをしてくるのを、ギリギリで避けて、攻撃!!!!


 こうした攻防を30分続けた時、部位破壊に成功した。そこからヴィラエウス·ヴォルガノフスが更に激しく暴れ回り、攻撃を困難にした。兎に角、避けて隙があれば攻撃!! でも偶に吹き飛ばされて、体力を三分の一持っていかれる。


「装備はまだ大丈夫か?」

「「「にゃにゃん!!!」」」



 ヴィラエウス·ヴォルガノフスがジャンプし、カテリナがまたしても踏まれた。泡を吹いているので、多分、気絶している……あらら……。


 炎を180度吐いてきた。クイックバックで避けて、攻撃!! すると短い手で殴ってきた。フェイトさんは予想せず吹き飛ばされ、体力をかなり消耗した。

 

 180度、毒の息を吐いてきた。クイックバックで避け、攻撃!! すると短いで殴ってきたので、天龍姫さんはそれも避ける。流石だ。


 360?度回転尻尾ふりふりをしてくる。それを交わしたところで攻撃しようとしたが、更にふりふりが継続し、ランズさんは尻尾で殴られた。更に炎を180度吐いてきた。それを避けきれず、ランズさんは焼かれた。あちあちあち!


 ヴィラエウス·ヴォルガノフスが興奮して?暴れ回り始めた。マーナがそれに巻き込まれ飛ばされた。チーン。


「パランティア使おう」

「はい!」


 パランティアの指輪を放り上げ開放魔法を唱えた。


『ディル!』

 パーティー全体の体力と精神的が回復した。


 でも……カテリナは倒れたままだ。チーン。


 こうした戦闘を暫く続けたあと、巨龍ヴィラエウス·ヴォルガノフスは大きな咆哮を上げ、ズシンと倒れた。




 【獲得アイテムドロップ】


巨龍王の牙《Sレア素材》

黄金の宝玉《SSSレア素材》

巨龍王の鎧《SSレア装備》

巨龍王の耳飾り《SSレア装備》

巨龍王の爪《Sレア素材)》

巨龍王の尻尾《SSレア素材》

水晶の目玉《SS素材》

プラチナインゴット✕30

青龍の盾《SSレア装備》

錆びた剣ガラクタ←

カムカの実《回復アイテム》

なんかの骨 ←

腐ったリンゴ ←

溶けた塊  ←



 わお! 凄いアイテムばかりだ!! 見るとみんなも喜んでる。1人を除いては……。


 取り敢えず気絶しているカテリナを起こした。カテリナは目を覚まし、ボーッとしている。

「……勝てたのか?」

「うん。勝ったよ! ドロップアイテムも凄いよ!」

「……そか」

「………」

 また気絶したらしい。カテリナって案外、繊細なのかなぁ?



 そんな訳で、またカテリナを起こし、帰して。わたしはシャインティアの武器屋に向かった。



「ライアスさ〜ん。アリスでーす」

「お、アリスちゃん。お疲れ様」

「今日は凄いのもってきましたよ! じゃじゃあーん」

 わたしはドロップしたアイテムを並べた。


「うわ! こいつは凄いね!!」

「めちゃくちゃ強い巨龍のドロップなんですよ、コレ」

「そうなんだね! これで何か作れるか試してみるか……それとも【超可】を試してみるか……まあ、考えてみるよ」

「よろしくお願いします!」


 わたしはいつものように小部屋に入って装備品を全部脱いで裸になって、ライアスさんに挨拶をした。


「それじゃあ、ライアスさん。おやすみなさい」

「ああ、おやすみ。アリスちゃん」


 わたしはそのあとログアウトした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ