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アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第四期】 第15章 ヴィラエウス·ヴォルガノフス討伐
173/213

ー11ー


 炎の城に降り立つと、既に古龍王さんと皆が集まっていた。もう仲良く話し合ってる。

「こんばんは〜」

「こんばんは、アリス」

「わざわざの御足労、ありがとうございます」

「いえいえ! とんでもない!」

「移籍させて頂きたい理由は、昼間に送ったチャットの通りです。以前は圧倒的勢力だった天山ギルド本営に敵対することで、ゲームバランスを取り楽しんでましたが、今ではその天山ギルドも解散……。目的を失ったので、私も対天山ギルドを解体した次第です」

「あの、それならば何故【対にゃん♪連合】に行かなかったんです?」

「バヌーとアシュベルに付き合うのは疲れます。それにどうせなら楽しい方が良い。そう思ったのです」


 そう言われて悪い気はしない。


「では、古龍王さん。改めましてよろしくお願いいたします」

「いや、こちらこそよろしくお願いいたします」


 お互いに握手し、スクショって記念撮影。



 それからわたし達は、巨龍ヴィラエウス·ヴォルガノフス討伐に向かうことにした。


 浮遊遺跡の雪原の奥にある遺跡に到着。巨龍ヴィラエウス·ヴォルガノフスは、相変わらずそこでぐーぐー寝ていた。


「よし! 行くぞ!!」

「にゃにゃん!!!」



 わたし達は突撃した。近づくと巨龍ヴィラエウス·ヴォルガノフスは目を覚まし、大きな咆哮を上げた。それで身体が動かなくなる。で、360度回転尻尾ふりふりをし、炎を120度吐いてくる。で、暴れ回る。突進してくる。120度、毒の息を吐いてくる。ダメージ体力の3% 10秒。ジャンプし、振動ダメージ&動けなくなる。踏まれると体力半分持っていかれる……。


「ひょえー」

「こなクソ!」


「で」

「ら」

「あ!」


 わたしはその間に唱え続け《防御全耐魔法アップデルタフィルホールド》と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》と、《アルカミック=コンティニュ・アロー!》を発動。


 光り輝く弓矢で敵をロングレンジで、ヴィラエウス·ヴォルガノフスを狙い撃つ。



 んで、取り敢えずの攻略法は、360度回転尻尾ふりふりをし、終わった所で踏み込み一閃! 炎を120度吐いてきたらクイック クイックで避けて一閃! 暴れ回りはじめたら、兎に角逃げる。突進してくるのも逃げる。120度、毒の息を吐いてくるのは、クイック、クイックで避けて一閃。ジャンプし、振動ダメージ&動けなくなる。踏まれると体力半分持っていかれるので、踏まれないようにする。


 天龍姫さんが簡単に纏めてくれた攻略法で、何とか削り、交わし、逃げ回る。でもランダムで毎回攻撃パターンが変わるから、動きを読むのが難しい。


「ごめん。やられた!」

 マーナが踏まれてしまった。それに気を取られて居る内に、猫パンチさんは毒のブレスを浴びて大ダメージ。回復が追いつかず、尻尾に叩かれて、ギブアップ。

 

カテリナも、ジャンプし振動ダメージ&動けなくなったところを360度回転尻尾ふりふりを受け、踏まれ潰れてしまった……。


 そんな中、部位破壊成功! 動きが更に凶暴になってくる。こうなると事前に天龍姫さんから教わっていた攻略法も役に立たない。


「ぎょええーー!!!」

「気合で逃げ切ってください!」


 ほぼ逃げながらの隙をついた攻撃のみ。ミレネさんとわたしのロングレンジでの弓矢の打撃を期待するしかないほどに悲惨だった。


 次にランズさんが踏まれ……次にフェイトさんが尻尾で遠くまで飛ばされ……天龍姫さんも片足をついて、もう限界だった。


 それまでロングレンジで安心していたミレネさんを

ヴィラエウス·ヴォルガノフスは、ジッと見て、突進してくる!

「ヒャアああーー!!」


 踏まれて、チーン。

 間もなくわたしも踏まれて、チーン。



 そんな訳で、全滅った。ぐはっ!



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