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アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第四期】 第15章 ヴィラエウス·ヴォルガノフス討伐
172/213

ー10ー

「いゃあ〜いい天気だねぇー……モグモグ」

「だねぇ〜」

 今日も学校の屋上で真中とお弁当ってた。


「それにしてもうちって……大手なんだねぇー……モグモグ」

「知らない内にね」

「そう言えば連日加入申請来るし、待たせてる人居るし」

「そんなにもなんだね?」

「ほら、また来た。えーと……古龍王……はい?」

「どうしたの?」

「古龍王さんから申請きた。チャットも来た」

「どんな?」


「よっ。アリスに真中。ここ良いか?」

 りなりぃだ。


「良いよ良いよ〜。今はそれどころじゃなくてさ」

「どういうことだよ?」

「前にうちに来てた古龍王さんから申請が来たんだって」

「そいつはすげーな」


「よっ。アリスに真中にりなりぃ。仲良くやってんな」

「こんにちは」

 岡部くんと太一だ。


「あのね、今ね、前にうちに来てた古龍王さんから申請が来たんだって」

「へ?」

「どういうことですかね?」

「えーと……天山ギルド本営が消えたことで、対天山ギルドの存在意義が無くなったから、こっちに来るって。そういうことみたい」

「うちとしては万々歳だな」

「それで今日、話がしたいって」

「なんだかうち、どんどん強くなってってるな?」

「ですね」

「ホント不思議だよねー……モグモグ」

「いや、アリスのお陰だと思うよ」

「だろうな……モグモグ」

「召還術師を極めてるのって、まだユイリとアリスだけだっけ?」

「さあ? 今のところ2人の名前しか出てきませんね」

「まあ、まだ前回の大決戦から2週間も経ってないからな」

「当分は2人の天下かもな?……モグモグ」

「わたしってそんな強くないけどなぁ……モグモグ」

「何いってんの? あのバヌーとアシュベルとも互角に戦ってたんだよ。弱い理由無いよ」

「……言われてみたら、確かに……モグモグ」

「アリスはもっと自分に自信を持とうよ!」

「……自信満々なアリスなんて、想像もつかないけどな」

「まあ、アリスはアリスのままでいいよ」

「そうですね」

「ええー……」

「……真中ごめん。これが現実なんだよ……」


 そんなこんなで、今日は古龍王さんと話し合うことになった。



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