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「いゃあ〜激戦だったねぇー」
次の日、近くの公園でマーナと昨日の決戦について話していた。
「うん。でも他のギルドは攻めて来なかったから、それは良かったよね」
「あれで他のギルドまで攻めてきてたら、取られたかなぁ?」
「どうだろ? アリスのレジナで逃げてたかもね?」
真中はそう言って笑った。
「それにしてもアリス強くなったよね。あのアシュベルと対等に戦ってたもん」
え?
「わたし、戦えてた?」
「うん。戦えていたよ。スキルも駆使して凄かった」
「……そう言えば最近、アスモデウスとかデルピューネ戦でも倒されてなかったもんなぁ……」
少し離れては居たけど、前みたいにずっと隠れてたりしなかった。知らず知らず強くなっていたのかも?
「そのうち天龍姫さんに並ぶくらいになれるかもね?」
「それは無理無理」
わたしは苦笑い言った。
「フェイトさんもランズさんも関心していたよ」
「わたしもにゃん♪の代表として、やっと格好ついてきたかなぁ〜」
「うん。もう十分強いと思うよ! わたしも頑張らないとなぁ〜」
「狩りの手伝いするから、頑張って!」
「ありがと」
「あれ?」
公園の入り口を見ると何処かで見た子が居た。
トテトテ元気にこっちに走ってくる。
「アリスおねぇさまっ。こんにちは! 遊びに来ましたっ」
「ミレネちゃん、こんにちは」
「こんにちは……ってリュック?」
「お泊りセットですっ♪」
「お家の人には言ってきた?」
「言って許可貰いましたっ。今度、うちにも招待しなさいって言ってましたっ」
「ミレネさん家広いし、今度みんなで行くのもいいかもね?」
「是非、来てくださいっ!」
そんなこんなで暫く話をして、うちに帰ることにした。
「ただいまー」
「あら、おかえりなさい。アリス……とミレネちゃん?」
「おじゃまします〜」
「はいはい、いらっしゃい♪」
「今日はお泊りらしいから」
「あらあら、そうなの? お家の人には?」
「言ってあります」
「じゃあ、お布団敷いて用意しなきゃねー」
「ありがとうございます!」
それから居間で一緒にテレビって、ご飯って、風呂って、2階でマリオワールドやって楽しんで、夜の21時前。
一息ついて、そこへAFセットをそれぞれ並べ、ボディスーツって、シューズって、グローブって、ヘッドギアって、それからそこで弥鈴ちゃんと並んでタイミングを合わせ、仮面ライダーばりにシャキーン☆と格好よく?ポーズを決めた。
「……決まった?」
「決まりましたっ!」
そんな訳でっ、早速アストガルド・ファンタジーの世界へと通常ログインするっ。




