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アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第四期】 第15章 ヴィラエウス·ヴォルガノフス討伐
165/213

ー3ー


 わたしは《決戦》場へと降り立った。


 早速、マーナとフェイトさんとランズベルナントさんとパーティーを組む。


「余り城からは出ないで、ランカーが現れたら狙うようにしよう」

「「「にゃにゃん!」」」


 しばらくして、北と南の門から敵がほぼ同時に攻めて来た。【対にゃん♪連合】だった。


「どっち行く?」

「北へ行こうか」

「「「にゃにゃん!」」」


 わたし達は北門へ向かって走った。

 到着すると既に激戦で、相手は5軍居た。



「で」

「ら」

「ふぁ!」


 それに遅れ、光り輝く魔法陣が展開し、《防御全耐性魔法アップデルタフィルホールド》と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。身が光の中に包まれ。更に、ファルモルが召喚された。



「ファルモル! あの者たちを薙ぎ払えッ!!」


 ファルモルは頷き、前方の敵陣へと突っ込み辺りを燃やす。それによって、数名が絶叫を上げながら消滅。



 わたし達はその隙をに軍団内に突入した。


「レジナ!」

「!!」


「レジナ」「レジナ」「レジナ」

「うわあーー!!!!」



 相手軍団は、《美しき(アルカミック)女王の惨劇の嵐(レジナ・ストーム!)》の餌食にあい、これは堪らないと逃げ出していった。残り4軍。


「で」

「ら」

「あ!」


 再び、《神気魔法アウラ・インフォーマル!》を用い。《防御全耐魔法アップデルタフィルホールド》と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》と、今度は《アルカミック=コンティニュ・アロー!》を発動。


 光り輝く弓矢で敵をロングレンジで射抜き、消滅させた。



 更に軍団に突入し、「と!」幻火獣トナティウホルンが現れ、攻撃し暴れ回る。だけど流石にランカークラスばかりだから、ちゃんと対応してくる。仕方ない……。


 わたしは幻火獣トナティウホルンから降り立ち、軍団に突入する。


「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」

「!!!? ぎゃあああー!!!」

 

 軍団は逃げ出していった。残り3軍。一斉に攻撃してきた。


 わたしは幻火獣トナティウホルンの肩に乗り、カムカの実をポリポリとリス顔で食べながら対抗した。


 弓矢が頬を掠め、血が流れる……。冷や汗が出た。


「アリス! 大丈夫か!?」

「大丈夫!!」


 もうこうなったら、徹底的にやるしかない。

 わたしは幻火獣トナティウホルンから降り立ち、残り3軍に向かって《美しき(アルカミック)女王の惨劇の嵐(レジナ・ストーム!)》を連続して放ちまくった。


「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」


 3軍は堪らず逃げ出していった。


 よし、これで北の防衛は成功!

 次は、南門だ。


「アリスさん。南門にバヌーとアシュベルが居るそうです」

 冬馬さんだ。ライブチャットで連絡が来た。

「この2人は特に遠慮はいりません。レジナで装備を破壊してやってください」

「ええー……そこまでやるんですかぁ?」

「仕方がないんです。この2人がトップで居る限り、この争いは終わらないと思いますので……」


 余り歓迎したくない提言だけど、争いを終わらせる為には仕方ないのなら……。


「……わかりました。やってみます」


 わたしは、マーナとフェイトさんとランズベルナントさんと急いで南門に向かった。




 南門はかなり苦戦しているようだった。もう少し遅れていたら、突破されていたかもしれない。


「アリスだ! アイツを狙え!!」

 バヌーかアシュベルかわからないけどけど、そう叫ぶ人がいた。


 わたしは出来るだけ前に踏み込んで、「と!」を唱え幻火獣トナティウホルンが現れた。


 アシュベルとバヌーはどこだろう……?


 幻火獣トナティウホルンに守られながら、2人を探す。やがて、それらしい人を見つける。


 わたしは幻火獣トナティウホルンから飛び降りた。


「で」

「ら」

「ふぁ!」


 それに遅れ、光り輝く魔法陣が展開し、《防御全耐性魔法アップデルタフィルホールド》と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。身が光の中に包まれ。更に、ファルモルが召喚された。



「ファルモル! あの者たちを薙ぎ払えッ!!」


 ファルモルは頷き、前方の敵陣へと突っ込み辺りを燃やす。倒せるまでにいかないがダメージは与えた。


 そしてその中の一人に近づき、その腕を掴んで唱えた。


「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」

「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」


 やがて、その人の装備品のひとつが大破した。


「くそ、この野郎!! ふざけやがって!!!」

 剣を振り回し、わたしを襲ってきた。

 それを掻い潜り、更に「レジナ」。幻火獣トナティウホルンの肩に退避したあとにも追いかけてきたので、「レジナ」


「ちっ!! これでどうだ!!」

「うわっ!」

 肩を切られた……痛い。でも、それで近づいてきた時に「レジナ」。それでまた腕輪が大破した。

「おのれーー!!!」

「レジナ!」

「バヌー下がれ!!」

「うるせぇー!!」

 バヌーって人の剣がわたしの胴を一閃した。


「痛っ……」堪らず膝をついた。

 今の装備だからこの程度で済んでるけど、前の装備なら瞬殺されてた。


 そこへマーナやフェイトさんランズベルナントさんが現れわたしを守ってくれた。


 でも状況は、決してよくない。相手5軍から取り囲まれていたからだ。


 わたしは薬袋から特製ニンジンQを取り出し、ポリポリ食べた。体力と精神力が回復。痛みも少し楽になった。割とこれ、いいかも? 高かったけど……。


「と!」

を唱え幻火獣トナティウホルンが現れた。


 わたしはその肩に乗り、

「で」

「ら」

「あ!」


 を唱えた《防御全耐魔法アップデルタフィルホールド》と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》と、《アルカミック=コンティニュ・アロー!》を発動。


 光り輝く弓矢で敵をロングレンジで、バヌーを狙い撃つ。


 そのわたしにバヌーは肩の高さまで飛び上がってきて、剣を降る。わたしはそれをギリギリ交わし、「レジナ」


 下に降り立ち、

「で」

「ら」

「ふぁ!」


 それに遅れ、光り輝く魔法陣が展開し、《防御全耐性魔法アップデルタフィルホールド》と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。身が光の中に包まれ。更に、ファルモルが召喚された。



「ファルモル! あの者を薙ぎ払えッ!!」


 ファルモルは頷き、前方のバヌーに突っ込み辺りを燃やす。


 だが、全く効かないのかバヌーはこちらに突っ込んで剣を振り払った。


 腕を切られた……。


 再び構えてきたところへ、「レジナ」「レジナ!」

 それで小手が大破した。


「くそっ……」

 バヌーは自分の装備の状態をそこで確認して、撤退していった。……ってことはそろそろなのか?


 わたしはそれを追いかけた。装備品でパワーアップしたわたしの機動性を舐めんじゃないわよ!

「レジナ!」

「ちっ!!」

「レジナ!」


 次を掛けようとした瞬間、アシュベルという人らしい人が邪魔をしてきた。


 長い槍を振り回し、スキルで攻撃してくる。わたしは咄嗟に防衛したけど、吹き飛ばされた。


 ゴロゴロと転がり、起き上がったところを思い切り蹴られた。

「ゲホッ ゲホッ……」

 ──い、息ができない……。


「アリス!」

 マーナ達がわたしを守り、アシュベルと対峙した。

「ちっ」

 

 流石に3対1だと分が悪いと判断したのか下がっていった。


「ここは一旦、下がろう」


 わたしはマーナ達から担がれ、城の中央まで撤退した。


「状況はどうなんですか?」

「何とか南は凌いでる。アリスのお陰だ」

「だけど、あのアシュベルって人、凄く強くて……」

「ミレネさんと天龍姫さんも先程、南門に向かわせましたから、大丈夫ですよ」

 冬馬さんだ。


 それなら大丈夫かぁ……。


「わたしも少し休んだら、また向かいますね」

「余り無理しなくて良いよ。アリス」

「もう、大分頑張ったからな」

「時間的にも防衛は成功でしょうし」


 残り時間30分だった。

 30分あれば、アシュベルという人の装備を幾つか大破出来るかも知れない。


 わたしはそう思った。


「もう一回行ってきます! アシュベルって人の装備を少し削っておきたいので」

「アリス……分かった。わたしも行く!」


 マーナがそう言った。


「なら、オレ達もいくよ」

「そうですね」

 フェイトさんとランズベルナントさんもそう言った。


「じゃあ、アリスのタイミングで行こう」

「もう、大丈夫っ!」

「それじゃあ、行きますか」


 南門に走って行った。



 南門は激戦の中だった。見ると、天龍姫さんとアシュベルという人が競り合っていた。天龍姫さんと競り合えるなんて凄い!


「天龍姫さん!」

「アリスさん、気を付けて!」


 アシュベルがわたしに向かって、槍のスキルを発動して来た。


「と!」

を唱え幻火獣トナティウホルンの肩に乗り交わした。


「で」

「ら」

「ふぁ!」


 それに遅れ、光り輝く魔法陣が展開し、《防御全耐性魔法アップデルタフィルホールド》と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》が発動。身が光の中に包まれ。更に、ファルモルが召喚された。



「ファルモル! あの者を薙ぎ払えッ!!」


 ファルモルは頷き、前方のアシュベルに突っ込み辺りを燃やす。


「ちっ!」

 アシュベルはそれを交わし、飛び掛かって来た。


「トナティウホルン、防衛!」

 幻火獣トナティウホルンは手を払い、アシュベルの攻撃を防いだ。


「で」

「ら」

「あ!」


 を唱えた《防御全耐魔法アップデルタフィルホールド》と《基礎ステータスUpラディカル=ブースト》と、《アルカミック=コンティニュ・アロー!》を発動。


 光り輝く弓矢で敵をロングレンジで、アシュベルを狙い撃つ。


 アシュベルは交わし、またしても幻火獣トナティウホルンの肩に居るわたしに向かい、飛び掛かって来た。

 

 わたしはそのアシュベルに飛び掛かり、抱きついた。「なっ!!?」アシュベルはそれで何を勘違いしたのか顔を染めている。わたしは空かさず唱えた。

「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」

「なっ!? くそっ、離せ!!」

「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ」「レジナ!」


 それで指輪と腕輪が大破していた。


「くそっ!」

 わたしをアシュベルは蹴り飛ばし、わたしはまた幻火獣トナティウホルンの肩に乗ったけど、その場で膝を落とした。み、みぞおち痛い……。


 そんなアシュベルに天龍姫さんが攻撃をし、後退させた。


 続いてマーナとフェイトさんランズベルナントさんがアシュベルを追い込んでいく。


「ちっ。撤退だ!」


 【対にゃん♪連合】はそれで撤退していった。間もなく、決戦も終わった。



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