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アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第四期】第14章 女神 デルピューネ討伐!
155/213

ー4ー

「ライアスさぁ~ん。居ますかぁ〜? アリスでぇーす」


「ああ、アリスちゃん、いらっしゃい! 装備品だよね? ちょっと待っていなよ。今出すからさ♪」



 いつものように通常ログインし、街の中心近くにある《鍛冶屋ライアス》店内の小部屋から顔を出し声をかけると、ライアスさんが笑顔で挨拶してくれた。


 わたしは装備品を受け取り、装備して小部屋を出た。


「じゃじゃあ〜ん。ってことで出来たよ。新しい装備」

「わお! どんなのですかぁ?」


【熾天使の指輪+7】 全耐性+21(対人のみ):体力+529:敏捷+27:スキル発動速度+14%アップ


「わ! 凄いっ!!」

「ちょっと狙ってたのとは違うのが出来ちゃったんだけど。うん。これも強いからね。気に入ってくれたかい?」

「気に入りました! ありがとうございます!!」

 

 わたしはそう言って、ライアスさんに抱きついた。

 ライアスさんは頬を真っ赤にして喜んでいる。


「それじゃあ、いってきまぁ〜すっ!!」

 わたしは笑顔で《鍛冶屋ライアス》を手をふりふりあとにした。


 すると、

「アリスちゃん。こんばんはー。今日も特売だよ〜」

 ボルテさんの特売は聞き飽きたというか、デマばかりなんだよなぁ……。


「はいはい。今日は何がお安いんですかぁ?」

「この特製ニンジンQ、体力も精神力も回復する優れもの。これがなんと!!」

「なんとっ!!?」

「1個、1000リフィル!」

「………」

 それは安いのか高いのかどうなのかなぁ?

「相場は分かりませんけど、新商品ですよね?」

「新商品だよー。浮遊遺跡で新エリア開放されたでしょ? そこで採掘されたアイテムで出来たのさ」

「へぇ〜」

 ちょっと高い気かするけど、記念に1つ買っておくかな。

「1つください」

「まいど〜♪」


 そんな訳でボルテさんとも笑顔で手をふりふり分かれた。



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