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アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第四期】第14章 女神 デルピューネ討伐!
154/213

ー3ー

「昨日のアスモデウス、ヤバかったよねぇ〜。モグモグ」

 次の日のお昼、マーナと学校の屋上でご飯ってた。


「ヤバいといえば、女神 デルピューネが別格じゃない?」

「言えてる……レベル違い過ぎて、無理ゲーだよね……モグモグ」


 実際あんなの倒せるのか不思議だよ。


「よっ。アリスに真中、ここ良いか?」

 花藤璃奈りなりぃだ。


「良いよ良いよ〜モグモグ」

「相変わらず良い食いっぷりだな、アリス」

「……そういう花藤璃奈りなりぃのお弁当は、相変わらず可愛いキャラ弁だねー。ウインナー頂きっ!」

「ああああー!! アリスお前っ」

「じゃあ、わたしは卵焼きゲット!」

「こらこらこら! 真中、卵焼きはダメだろうー!」


「よっ。お前ら、相変わらず仲良いな♪」


「どこがだよっ!!」

 花藤璃奈りなりぃがそう言って岡部くんに突っ込んでた。

 そこへ太一もやって来た。

 2人は相変わらずパンを食べている。そんなんでよく足りるよね?


「何の話してたの?」

「昨日のアスモデウスとデルピューネ。勝てないねー、って話」

「デルピューネはな〜……あれはヤバいからな」

「アスモデウスの方は何とかなりそうだったよね?」

「アスモデウスの方は、まあそうだね」

「ごめんねー。昨日は足引っ張っちゃって」

「気にしない、気にしない。わたしなんて、今までずっとだったから」

「アリスも強くなったよなー」

「足手まといのクセに生意気だ。モグモグ」

「………」

 ウインナーのこと、まだ怒ってんのかな?

花藤璃奈りなりぃ、明日わたしのハムカツあげるから許して!」

「……ウインナー」

「え?」

「ウインナーが良い」

「……ウインナー了解」

 余程ウインナーが好きらしい。今度からウインナーだけは取らないようにしよう。うんうん。



「ただいま〜」

「あら、おかえりなさい。アリス。手と顔を洗ってらっしゃい」

「は~い」

 そのあとご飯って、風呂って、2階の部屋でのんびりとした。おっと、勉強勉強! 成績落ちたらゲーム禁止になるので頑張らないと!

 

 時計を見ると、21時前だった。


 勉強を辞め、ノートパソコンを素早く起動。そしてイヤホンセットを耳に掛け、スカイプを開き皆に明るく挨拶。



 そうして棚からヘッドギアを取り出し、頭へ装着。目を左右上下に動かし“目”認証カメラ連動感度確認よし。“頭”も左右上下に動かし、前面上下210度HDフル画面カメラワークの動作と感度確認よし。


 それから赤いラインの入ったセンサーグローブを装着し、手指を動かし動作感度確認。


 次に専用ボディースーツを着込み、ポンポンと軽く叩き衝撃の程度を調整確認。それから腰や身体をひねり、動作感度共に良好確認。


 そして専用シューズを履き、軽く前後左右とクイック&クイックバックでチューニング具合確認。



「ヘッドギアよし!

グローブよし!

スーツよし!

シューズよし!

A・F起動よし!!」



 そんな訳でアストガルド・ファンタジーの世界へ、通常ログインする。




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