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アストガルド・ファンタジー  作者: みゃも
【第三期】、第10章《いざ、浮遊遺跡へ!》
127/213

ー3ー

「ぅわ! ホント、デカっ!」


 山岳地帯デュセオルゼ黒龍王ヴォルガノフス並みか、それ以上の大きさで、画面に入りきれないほどでびっくりした。

 しかも、よく観るとルミナスオーヴ光から放たれる炎のような赤い光のオーラが、その身体全体を守るかのように包み込んでいる。


 触るだけで火傷しそうかも……?



「よしっ、いくぞ!」

「はいっ!!」

 フェイトさんの声を合図に、みんな一斉に飛び掛かった。そしてわたしの方はそれに合わせ、防御系結界召還魔法とステータスアップと攻撃力アップを素早く連続発動させ。同じくらい素早く、『カムカの実』をボリボリと食べ、『魔聖水』をゴクゴクと一気飲みっ。


 途端、赤いドラゴンは目を覚まし、大きな咆哮を上げてキタっ!?



 ──炎巨龍王 ファイヤードレイク──



「だはあああっ!!」

 その《咆哮》は、こちらの動きを瞬間的に止め。それに遅れて放ってきた《光の波動》は、パーティー全体に掛かっているステータス変動効果を全て無効化っ!?


 うはッ、もう泣きたいっ!


「アリスっ!」

「あ、はいっ!!」

 そう嘆いてもられないので、素早く防御系結界召還魔法を連続発動からの『カムカ実』あんど『魔聖水』を一気飲みっ。

 そのタイミングで再び《咆哮》からの、今度は《猛毒ブレス》パーティー全体に対し、猛毒を3秒度に15秒間ダメージ与えてくる。


「コイツ、炎とかじゃなくて毒かよっ!」

 なんてことをカテリナが巨龍に悪態をつくなり、今度はそれに腹を立てた?ファイヤードレイクが、炎のブレスを頭きて吹き掛けてくる。


 あちっ、あちちっ! 消火器、消火器っ。


「カテリナっ、余計なことは言わないでっ」

「ば、ばかっ。今のはたまたまだろう?! たまたま!」

 

 そうこう言い合ってる間にも、ファイドレたんは、尻尾ふりふり大回転(範囲、物理攻撃)/腕を大きく振る(範囲、物理攻撃)/暴れる(物理攻撃)などの攻撃をしてきた。


 めちゃくちゃ強っ!!


 そうした攻防が30分以上も続いた所で、天龍姫てんりゅうひさんが「……攻略方法がようやくわかりました」と呟いた。

「「「──!!?」」」


 間もなくそれを実践して見せるかのように、天龍姫さんは炎巨龍が大きく腕を振り下ろした所へ、それを交わし踏み込み、一閃!! 次に巨龍が尻尾ふりふり大回転して来たら、大きく下がり。ふりふりが終わる間際に踏み込み、一閃!! 炎のブレスと猛毒ブレスを仕掛けて来た時は、その喉元へと更に踏み込んで、連続攻撃。暴れ出したり、咆哮をあげて来た時は素早く下がって、この時に体力回復を行っていた。


 すごっ!


 それを見て、みんな確認し合い、炎巨龍ファイヤードレイクへと突っ込んだ。


 そうして、それから更に47分後……ファイヤードレイクは、その巨体を前のめりに大きくズシンと倒れる。




《大金星! 討伐報告:黄昏の聖騎士団/フェイト/【炎巨龍 ファイヤードレイク】討伐、〈成功〉》



 【獲得アイテムドロップ】

 

巨龍の牙《Sレア素材》

赤龍の宝玉《SSSレア素材》

巨龍の爪《Sレア素材)》

龍の尻尾《レア素材》

産みたての卵《素材》

錆びたガラクタ

カムカの実《回復アイテム》

なんかの骨 ←

腐ったリンゴ ←



「「「やたっ!」」」

「「「よっしゃあーっ!!」」」


 わたし達は互いに抱き合ってそれを喜び、跳びはねてはしゃぎまくった。

 まあ、討伐が大変だった割には、ドロップアイテム微妙な気がしないでもないけどね~っ?


  ◇ ◇ ◇



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