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「あはは♪ だけどさぁ、ホントびっくりさせられたよね~っ?」
わたし達はマックを出て、太一と岡部くんとはその場で別れ、直ぐ近くの駅へと向かってた。
そんな中、真中がさっきのことを思い出し、そう言ったのだ。
わたしは、そんな真中に直ぐ応える。
「だよねぇー。それにしてもさ、りなりぃも人が悪いよぉ~。
だって、知っていたのに、今まで教えてくれなかったんだもんねっ?」
わたしは最後に、ニッ♪としてそう言った。
すると、りなりぃは慌ててこう言い返して来る。
「──いやっ、だからさ!! もう知ってるもんだと思ってたんだよっ。本当なんだからな!」
「あはは♪ わかってる、わかってるってぇ~っ♪ 冗談だよっ、冗談♪
このっ、可愛い奴めっ」
わたしが笑顔でりなりぃの腕に抱きつき、ゴロニャンすると。りなりぃは遅れて、ホッとした表情を見せてくれた。
それから頬を染めて、恥ずかしがってる。
りなりぃのこういう所が、何気に可愛いんだよねぇ~っ。
素直じゃないクセに、反応は正直なんだから♪
そのあと、わたし達は互いに笑い合い、駅のホームで手をふりふり別れた。




