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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

ddoctorfeeling555

作者: 村川葵
掲載日:2026/03/28

掲載日:2016/03/25

「i」




僕の時の中で、


僕は何を探そうか。




人間の時の中で僕には受け入れるものがあるんだ。




偶然に手にした時間。




優しさと温もりが欲しい僕だから、


僕の時の中に淋しがり屋の僕がいた。




味わった現実。


拒否した過去。




僕の時の中で、


誓った、一つの夢。


原点の街へと飛んだ二人。




貴女と過ごした儚い日々。


ペンを持った僕。




あの街に咲く花は狂おしい色。




空は果たして何色であろうか。




僕は何を探そうか。


僕の時の中で。


















「クロウAE」




本当に朝が来るのだろうか。


最期に聴く音はどんな音だろう。




四十本の指はどんな色に染められているのだろうか。


最期に現れる者は誰だろうか。




石で出来た瑠璃色の星。


この星は最期に何を知る。




本当に朝が来るのだろうか。


最期のニュースは誰が読みあげるのであろうか。




黒いカラスを見る度にこんな事を想ってしまう。












































「R2」




僕の世界の全てを壊そうとした時。




双子の由香里が僕に告げた。




『まだ、時間はある』


『君は、行きなさい』




窓の外には、


サイレンと雷鳴が絶え間なく。




僕の世界に貴女は咲き続ける。




そう、


永久にこの惑星に咲き続ける花の様に。




この惑星に永久に貴女が存在します様に。
















               


       














「ただ、僕の神様へ」




テレビを観る。


ドキュメンタリーであったりニュースであったり。


例えば、「殺人事件に同情」。




テレビを観る。


音楽番組であったりクイズ番組であったり。


例えば、「唄うたいに依存」。




テレビを観る。


ドラマであったり映画であったり。


例えば、「サディスティックな恋に憧れ」。




オリジナリティー=コダワリノクサッタモノ。




僕の神様へ。


ただ、僕の神様へ。


ただ、


この僕の最期に殺人犯の配役をください。


ただ、僕の神様へ。


この僕の最期に。


よろしくお願いします。
























「疑問」




疑問があるから生きていけるような気がするんだ。


疑問が全て解ければ、


僕もあなたも愛すべき人達と幸せであろうか。




ポケットの中には多くの矛盾と少しの焦り。


空には生意気な飛行機雲と一羽のカラス。


僕は太陽を目指してシャッターを切る。




止まった時計といくつかの空の色。


生きることが自然現象だとしたら、


人間の天命とは果たしてなんだろうか。




夢という疑問があるから生きていけるような気がして。












































「キラキラ」




命が大切。


愛が大切。


光が大切。




キラキラキレイな光を捕まえた。




命と愛は自然現象。




光は掴まないと掴めない、


たった、一つのモノなんだ。


光は輝く。


永遠に。


その中で、


ヒトは溜め息、吐いている。










































「告白」




私は、嘘吐きで、わがままで、


間違えだけで、傲慢で、


私と私の身内の事だけに都合よく、


時に、母を蹴落とし、父をも殴り、


場合により、少年の教えを冒涜し、


それでも、赦されてきました。




そして、一晩中、意味も無く、酔った兄をもしばきあげ、


最愛の人をも疑い、警戒してしまいました。




そして、私は君の哲学の為に死ぬ事ができない臆病者でもあります。




私はとてもよろしく人格が形成されていると姉に言われますが、


それも全て、嘘まみれ泥まみれが事実であります。


更には、純粋な愛の才能にも恵まれてはいません。




私は常に未完成で、勝手に人を裏切り、生きてきました。




私は淋しがりや、なので、居場所に宇宙全てを選択している大馬鹿野郎です。


また、手首の傷を勲章と称し、自宅アトリエで自分勝手な発作を起こす事が時折あります。




私は描く事を怠らず、


他人から卑怯者だと罵られますが本当は小心者です。




余談になりますが連れている女性は、いつも、いつも、それは美しい人ばかりです。


また、クーラーの効いた部屋で自らの事を神だと主張したりもします。






                   親愛なる友 鷲尾 徹君へ


                                   


                    西ノ宮仁明会病院 隔離病棟にて


                               






「もう、なにもかも終わった惑星で」   




もう、なにもかも終わった惑星で、


孤高を演じる男が一人いた。


その惑星には、


彼だけの食事があり、


彼だけの為の鏡があった。




彼には昔、愛した女が一人いた。


鏡の中には愛した女が映っている。


彼は鏡に問いかけるが、


女はなにも言わず、


なにも答えず、


鏡の中でカメラを回す。




やがて、暗闇の中、鏡を壊す朝が来た。


彼は鏡の破片を飲み込むが、


泣くことも出来ず、


死ぬことも出来ず。




彼は傷だらけになった顔を触り、


誰にも言えない夢を見た。


もう、なにもかも終わった惑星で。












                   
















「この惑星に夏が来る」




飛んでいるのが、


水平線だと、


崎さんが教えてくれた。




座っているのが、


太陽だと、


美由紀がきれいな顔で、


キスする前に微笑んだ。






『ここはモナコ、モンテカルロ。セナという神の子がやはりここでは笑うのか』


『マンセル、絶対にセナを捕らえる事が出来ない。軍馬も追い付いてくる』






HONDA №1!






『アイルトンセナ、誰をも寄せ付けない走り』


『すさまじい走り、誰、一人、近づけない』




また、夏が来る。




『今、チェッカーフラッグ』


『セナ、勝った』




こんな、夏が好きだった。




また、この惑星に3月21日がやってくる。












「TThhigh school18retireDays」




最期は始まりであり、


始まりは最期である。


堕落する人々。




最期から産まれくるものを愛して消える。








































「影と闇」




影を作る。


闇を操る。




恋愛小説を読み終わった後、


掌の傷を必ずみてしまう。




影。


季節。


恋愛小説。


時。




恋愛小説を読み終えた後、


掌の闇を必ず見てしまう。




何故だろうか。








































「チュッパケチャップ」




冷たく、狂おしい、


チェイサーを、


虚無の屋上で飲みたい。




神の子の憂鬱。


人の子の快楽。




昨日の記憶はなし。


明日は華の中に浸かりたい。


ポケットには不確実で確実な赤いビーダマ。




パンダが性交し、


男が感電死。




僕は固まらず死にます。








































「理由」




隣人を愛せるだろうか。


考えていた。




背中には何時からだろうか、


重い理由を背負って。




天秤に何も乗せられない僕。




隣人は大袈裟に笑う。


何も知らぬ顔をして。


















































「イメージ」




別に哀しいわけでもないのに涙があふれた。




世界が一日で変わってしまう。


僕という人間もたった一日で変わってしまう。




イメージした夜空に汚れを知らない僕がいるとするならば、


こんな夜空との時間も無意味な時じゃないだろう。




僕は人を許せるようになったのかも知れない。




イメージした夜空に。








19670321-19940501








































「lllll」




フィルムの中の生意気な少年。


本当は辛くてたまらないのに。


彼女が言う通りあまり笑わなくなった。


彼女の前で流した涙が本当の僕だった。


辛い事が幸せの一部だとしたら僕のポケットには、


もう、何も入ってはいない。












































「零」




上手く喋れないから、あいつにだけは、伝えたかった。


人間がこんなにちっぽけで壊れやすいものならば僕は零から始めたい。




ドーベルマンの僕はもう死んだ。


そこには嘘を吐けない僕がいた。














「手紙」




彼女からの不器用で優しい手紙。


僕に強くあれと願う。




本当の僕に触れていたいと彼女の文字。


ベッドの横には青い灰皿と少しの希望。


新幹線が僕の部屋からよく見える。




彼女はもう二度と帰れない。


僕がやっと帰ってこれたこの部屋に。


















































「Ilikeyou」




愛してるなんて言えないよ。




殺風景な階段へと人間は突き進むだけならば本当の話しをしよう。


貴女といたい。


真っ直ぐな瞳。


素直な心。




ただ、毎日を貴女といたい。








「いつも」




空を見上げる。


雲が煙のように僕と僕らを嘲笑う。


孤独は消えたりしないけど。


白い煙が芸者のよう。








「p」




地に耳を預けてみた。


地球が回る音は人間が流す涙の音に似ていた。


人間が流すいつかの哀しい涙の音に確かに似ていた。
















「充分」




安息日の音がする。


自転車に乗ってぐるぐる狭いこの街を。




のらりくらりと安息日の音がする。




僕は今、


笑顔で独り僕を見る。


20260321

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