水の国へ入国
お久しぶりです。水の国いよいよたどりつきました!!
プレーン平原を超えて見えてくるのが水の国だ。かつて10年くらい前に当時の国王が独裁的な政治を行ったとして反乱が起きた国だ。とくに税金不正利用。この事件の発覚がかなり大きいらしい。リョウという異世界転生者が筆頭になって反乱を起こし、いまではその異世界転生者が国王になっているという。
水の国の北門を通って街に入るとそこには驚きの光景が広がっていた。水の国といえば海も近いこともあり、観光地として有名なところだった。いつも人でにぎわっているような国だ。街づくりもかなりきれいで用水路がいたるところに張り巡らされていて、美しい街としても有名だ。だがしかし。
街にだれもいないのだ。どこを回ってもだれもいない。こんな光景があってもいいのだろうか。街の真ん中、王城に近づいていくが誰にも遭遇しないのだ。一つの国でこんなことがあっていいのか。とりあえず、王城の前に来たので王城によって行く。国王のリョウ様に挨拶にいくのだ。
「よくぞ来てくれた。シルヴァさんにはいつもお世話になっていっぱなしだな」
玉座の間に案内され、国王のリョウとも普通に話している。誰もいないこの街でこの国王は普通の様子でいれるのが不思議に感じた。
「あの、国王様。この国に国民はいないのでしょうか?さきほど街を歩いていても誰にも出会わなかったのですが」
みんなの疑問を勇気をだしてユキが質問をしてくれた。
「あぁ、あれね。今、国の情勢がよくないだろ?だから国民にはなるべく外出をしないように指示を出しているんだよ」
なるほどな。と僕たちは納得した。たしかに今の国の情勢的にいつ何が襲ってくるのかがわからない。とくに水の国はとなりに機械帝国がいるためかなりの警戒態勢をとらないといけないのだ。国民の自由を奪うというちょっといきすぎたやり方であることは事実だが、リョウは先の反乱において国民から感謝されている分、ちょっとした無茶も通るといったところだろうか。まぁ、その辺の人のつながりを上手くつかってうまくやっているようだ。
国王様からの任務のリョウがうまくやっているのかの確認もとれたことで僕たちは帰ることにした。
だが、事件はここから始まる。この誰もいない国で。それは起きた。
目の前に現れたのは水の国の兵士の列だった。水の国の兵士の鎧は顔も完全に覆われていて、みんながみんな同じ顔に見える。驚きの光景はこの後ろにいた一人の女の子だ。
「お兄ちゃんを!!返して!!」
泣きながら兵士の後ろをついていく。だが、兵士はそれを無視して歩いていく。だれがどう見たってこれは異常事態だ。
「返して!!」
女の子は兵士の足にしがみつくが、兵士はそれでも無視を続ける。やがて兵士は足についてる邪魔なものを振り払った。女の子は地面に叩きつけられる。
「大丈夫?」
ユキがさっと彼女に声をかけた。
「ちょっと話を聞かせてもらってもいいかな?」
僕たちは彼女に案内され、彼女の家に行って衝撃的な話を聞いたのだ。




