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爆発男現る

初投稿ドキドキ…

静かな夜。静寂で包まれた王都。国民たちが夢の世界に包まれている中、事件は起きた。激しい爆音が鳴り響き、夜闇に包まれていた王都は火の明かりで照らされていく。そして次々と何かが爆発する音が鳴り響いていく。王都は警報が鳴り響く。泣き叫ぶ女、子供。


「襲撃!襲撃!!ガーディアンたちは至急、出動せよ」


ガーディアンというのは王都を、この国を守るための組織だ。何から守っているのかといわれるとそりゃもういろんなものから守っている。

ベッドから起き上がる。深夜に呼び出される仕事ほどやっかいなものはない。重たい瞼を必死に開ける。急いで身支度をして外に出る。炎の明るさで一気に目が覚めた。こりゃまた僕の出番ですか。爆発の中心地へと向かって走り出す。


「遅いじゃないの。カイト。まぁ、あんたなしでも全然いいんだけどね」


「おぅ、カイト。今日は俺が勝つぞ!」


この二人は相変わらず早いな。こっちの青い髪の女はユキ。主に魔法を使って戦う少女だ。ちょっと当たりがつよいところもあって難しい。

片方の熱血そうな男はアルベルト。格闘家タイプの男でいつも修行やトレーニングをしている。筋肉マッチョすぎて着れる服がなく、特注のものらしい。変人だ。


「それで?この事件もやっぱりあれの仕業か?」


「そうよ、異世界転生者が暴れているみたいよ」


近年、急激に増加した異世界転生者。かつてはこの世界を支配していた驚異の存在、魔王を倒すために異世界転生魔法を使って異世界転生者を召喚していた。異世界の魂をこちらの世界に転移召喚するこの魔法で召喚されたものはチートと呼ばれる、強力なスキルをなにかもって召喚される。だが、魔王を倒して以降、この魔法を使うことは禁止されているはずなのに異世界転生者は定期的にあらわれる。僕の役目はこの異世界転生者を倒すことだ。


「カイト、あいつだ」


アルベルトの指さす方向に男が一人立っている。冴えない顔をした男だ。


「ふふふ。素晴らしいぞ。この力は。俺はこれで変われる。俺は破壊者になるんだ。俺を苦しめた社会を。すべてを俺が爆発させてやるんだ」


王都の中央通りを男は歩いていく。向かう先には王城がある。もしも王城を爆発されようものなら国王の命に関わる。


「とりあえず、捕まえとくわよ。ロックロック」


男の周りに岩が出現し、岩は男の身柄を取り押さえた。まぁ、これで異世界転生者を捕まえることができるなら苦労はしない。相手はチートスキル持ち相手だ。こんな簡単じゃない。岩が爆発した。


「誰だ」


男はこちらに気づいた。


「俺の邪魔をするのか…いい度胸だ。ふふふ…君たちの能力は鑑定させてもらったよ。ただの人間じゃないか。俺に勝てる道理がない。引き下がることをお勧めしておこう」


「それで引き下がっていいなら僕も苦労しないんですよ」


俺は剣をもって相手に襲い掛かる。

男の頭上に剣を下ろそうとする。

男は突っ立てるだけだ。

これで相手を倒せるなら苦労はしない

なにかスキルを使ってくる。

剣は男の髪に触れる。このまま切れるか。

と思ったとき、剣は爆発した。


「これが俺のチートスキル爆発だ。触れたものすべてを爆発させる。おれはボマーさ」


爆風にとばされて地面に叩きつけられる。

ボマーは岩の破片を握ってこっちに投げてきた。

岩の破片は俺の目の前で爆発した。


「強いが、戦闘はまだまだだな、お前。後ろとったぞ」


アルベルトがボマーの背中に立つ。拳を構える。


「ほう、格闘タイプか。だが俺に触れればお前が爆発するぞ」


「インパクトパンチ」


アルベルトの放ったパンチから衝撃波が起きた。


「格闘家タイプが直接触れないと攻撃できないなんて思い込みはよくないぜ」


ボマーは地面に叩きつけられる。


ボマーのそばに立ち、アルベルトはパンチを構える。


「最後に教えろ。お前は誰に異世界召喚されたんだ」


「知らん。俺は気づいたらこの近くの平原にいた。俺を食おうとした魔物が爆発したのを見て俺のチートスキルに気づいた。俺は前世でサラリーマンというものをやっていた。だがブラック企業だったんだ。働いても働いてもいいことはない。気づいたらおれの心は壊れていた。そして飛び立った。目が覚めたらこの世界さ」


「エレキバインド」


電気がボマーを縛る。


「詳しい話をもっと聞く必要がありそうね。あとは情報収集係に任せましょう」


こうしてこの一件は幕を閉じた。王都は南門と中央通りで壊滅的なダメージを受けた。復興には1か月はかかるそうだ。国民の被害はほぼゼロ。南門から中央通りにかけては商業的な施設が多く、住民はほとんどいなかったことが幸いした。そして僕は病院いた。


「今回もいい仕事だったじゃないの。カイト」


「お前がいなかったら、今回の攻略もできなかったな」


「うるさい。なんでいつもいつもこんな役割なんだよ」


俺はいつもこうして異世界転生者への実験台として使われてる。しかし体がちょっと丈夫なせいかすこしのけがで済んでいる。なんてひどい。仲間に対する態度とはとても思えない。ユキ曰く、あんたが無駄に頑丈なのが悪い。アルベルト曰く、その頑丈さを分けろ。とのことだ。この病院の天井はいつもの見慣れた光景となりつつある。


「あら、カイトさんたち。いつもありがとうね」


ナースのエリーだ。いつもお世話になっている。毎回毎回いつもどんなやつを相手にしてるのかと問われる。異世界転生者を相手に戦えるのは俺たちくらいだからな。こんな無茶な戦い方をしている人はほかにはいない。エリーは治癒魔法を使うことができる。おかげで回復が速い。おかげですぐに次の任務にあたることができる。有難迷惑だ。


「はい、これ。ガーディアン本部からの連絡書よ」


エリーが回復に来るというのはこういうことなのだ。次の任務があるということだ。


通達所にはこう書かれていた。


「ボマーに記憶操作魔法をかけることでいろいろな情報を獲得できた。いろいろと情報を得られた。伝えたいことがあるから王城へと来てほしい   国王より」


「よし、カイト行くぞ」


アルベルトが俺を担いで王城へと向かう。

こんにちは。孤猫と申します。

初めて連載小説書いていこうとおもいます。

最近異世界転生ものが多いなと思っていたところ、

これ、元から住んでいた世界の住人からしたら本当だったらかなり大変な問題になるよなぁとか

同時多発的に異世界転生してきたらどんな感じになるんだろとか

魔王を倒した後の異世界転生者たちってどうなるだろとか

いろんなことを思っていたらこの作品に行きつきました。

頭の中では完結してるのであとは文字に起こすだけです。

ただ、文章力が皆無なのが残念。

どうにか完結まで頑張りたいのでコメントとかをいただけるとありがたいです。

今回こそは頑張りたい……。

応援のコメントはもちろん、厳しい意見もお待ちしております。どうかよろしくお願いいたします。

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