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第三話 状況整理

どうも!ラドロです!今回は少しボリューミーに仕上げられました!

それでは、どうぞ!

数ヶ月前、俺と楓は一つのゲームをプレイしていた。特段グラフィックがきれいなわけでも人気があるわけでもないがその独特の世界観と何よりソフトの安さに気に入った俺達は中古屋で、とはいえ即買いしたのだ。そしてそのゲームも最初にプレイする地名こそが、アーチス草原だったのだ。そしてそのことを伝えた俺達は現段階でわかっている情報を 整理することにした。列挙するとこうだ。

・ここアーチス平原では敵は出ない代わりに何もアイテムを回収することができない

・もしここが例のゲームと同じならこの先他の人物(NPC)と遭遇するはずだがどこへ行くべきかはわからない。

・厚大…剣士、所持品:鉄の剣(耐久値35/35)、HP:69/69、

・楓…兵士、所持品:鉄の槍(耐久値40/40),HP:65/65

・優愛…修道士、所持品:回復の杖(耐久値20/20),HP:60/60

・共通点…レベル1、特殊スキルなし

「こうしてみるとほんっとにゲームだよね。」

「そうなると、一体誰がなんのためにこんなことしたんでしょう…」

と楓と優愛は話し合う。だがそれを言い出したらきりがない。こういう形でプレイできるゲームハードなんてしらないし、できていたとしてもここまでリアルのグラフィックは現代の電子コンピュータでは不可能だろう。ならばとにかく生き残るために動くのが先決だろう。

そう結論づけて考察を無理やり止めると、楓がじっとこちらをみているのに気付いた。

「…ど、どうしたんだ?」

「厚大、どうせここから動くのが先、とか考えてるんでしょ」

「そ、その通りです。」

これだから楓には頭が上がらない。そう思っていると突然楓の前に水色のパネルが浮かび上がった。少しの間をおいて楓はその内容を読み上げた。

「す、すごい…なになに?特殊スキル洞察(レベル1)を習得しました…って出てる」

「ええ!?ホント?!すごいじゃん楓ちゃん!」

そういって優愛は楓に抱き着く(おそらく内容はわかっていない)。しかし、ということは何かの行動をするだけでスキルが獲得できるということだ(たいていはそうだろうが)。もっと仕組みが気になった俺は質問を投げかける。

「そのスキルで何ができるとかある?」

「調べてみるね。…えっと隠れ身(レベル1)による特殊効果を無効化できる、だって」

「なるほど、それは強いな…」

すると優愛がおずおずと

「えっと、つまりどういうことなの?」

と聞くので

「隠れ身のスキルを使って姿を見えなくしても楓の目にはそのキャラははっきりと映るってことだ。」

(やっぱり知らなかったのね…)

と思いつつ俺が説明する。隠れ身のスキルを持った敵に序盤は苦しめられた思い出があるからありがたい…と思うとまた気づく。

「ますます例のゲームに似ているね…」

と楓がそのまま(意図せず)代弁。

「うんまあ、このままだと同じ会話繰り返して日が暮れちゃうからとりま動こうか」

と提案。まさかこの一言で状況が大きく変わるとは露とも知らなかった俺達だった。


彼らの役職などがわかってきたり

ついに始まりの平原から出てストーリーの動きを予感させる事ができました!

今回も読んでいただきありがとうございました。もし本作品を高く評価してくださるなら次回以降も読んでいただけたらと思います。それでは!

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