鬼の子
父「お前は俺の子じゃねぇ鬼の子だ、だから母ちゃんも死んだお前が殺したんだ、……」
殺十郎「そうか、親父だから俺こんな名前なんだな、」
父「なんだ次は俺を殺すのか?」
殺十郎「そうするよ親父。」
ザッ
殺十郎「親父、俺は鬼の、…」
ザッザッ
殺十郎「鬼の子だって言ってたななら鬼になってやるあんたの望み通り!」
群雄割拠の戦国時代尾張の国の小さな集落で鬼の子が生まれたそうだ彼は10歳で自分の父を刀で串刺しにし、家を焼いた、そんなときだ鬼を従える者が来たのは、
集落
織田家当主織田信長、実の弟を殺し当主になった男鬼の子に会うため集落を回っていた、20人の兵と柴田勝家、丹羽長秀、前田利家らを引き連れ
勝家「鬼の子何ていません、城へ戻りましょう信長様。」
信長「勝家怖いのか?鬼柴田と呼ばれておる癖に。」
勝家「怖くは、…ありませんがその子を殺すのですか?」
長秀「殺すつもりだったら棒じゃなくやりだろ?」
信長「ははは、そう言うことだ!もうすぐ着く確かあの洞窟か?」
殺十郎は洞窟で暮らし村などを襲い生計をたてていた、ある時そんな殺十郎、鬼の子を退治して欲しいと村人が信長の元を訪れた、けれど信長は、
一週間前、
清須城
村人「信長様、どうかよろしくお願いします。」
信長「わかった、……が、殺さず捕らえるそのあとは構うな構えば殺す。」
村人「はい!!」
一週間後、
信長「あのガキか?」
洞窟に着くと待っていたかのように刀を持ち立っていた、そして信長に気づくと一気に近付き斬りかかった、
殺十郎「……ふっ」
カキッ、キリキリ
信長は殺十郎の一振りを抑え言った、
信長「誠、鬼の子であるかだがまだまだだな。」
殺十郎「お前何者だ!俺に何の用だ!」
信長「用?聞きたければ話そう、俺の家来、いや俺の道具になれ。」
殺十郎「なら俺を倒してみろ!」
信長「いいだろう。」
信長は勝家から木刀を借りた
殺十郎「いくぞ!」
信長「ふっ……たぁ!」
殺十郎「うっ!」
信長は一刀でねじ伏せた。
信長「連れ帰るぞ。」
勝家「はっ!」