第一話 転送
初めての投稿です。皆さんが読んでいて楽しくなるように頑張って書きたいです!
気がつくとそこにいた。ここは何処だろう。何も思い出せない。自分の居る場所は白く、他には自分以外の真っ白な服を着た100人と、そして黒いスーツを着た1人がいた。黒服の人は口を開いた。
「君達100人にはこれからとある世界でダンジョンを作って暮らしてもらう。各々の魂に合った体とスキルを与える。最終目標はその世界を滅ぼす事だ。各自転送後のダンジョンコアによる指示に従って行動せよ。話は以上だ。」
周りの人達が騒めく。
「そんな勝手に言われても!」「元の場所に返せ!」
しかし黒服の人は耳を貸さない。
「これから転送と再構築を開始する。」
そして皆が光に包まれた。
黒服しか残ってない部屋に女性が入って来た。
「今回の転送者99人のリストです。」
黒服が言った。
「待て、99人と言ったか?」
「ええ、そうですが?」
「では後1人は誰なのだ!?」
女性がクスッと笑った。
「先輩も冗談を言うのですね。私が事前に確認しましたし、この部屋は密室で扉の前には見張りもいるのですよ。誰かが入れる訳がないじゃないですか。」
「いや確かに後1人いた。顔は確か………思い出せない。頭に霞が掛かっているようだ。」
急に黒服は恐ろしくなった。では私が送ったのは何だったのか、と。
次回とうとう主人公のステータスが!?