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いざ、部活動見学へ

部活動見学は校舎内の教室や体育館等でしている様子

見学に行く前に担任の教師から校舎内の地図を渡された。これを見て行け、とゆう意味らしい

因みに私の学校は5階建てで、南棟、中央棟、北棟の3つに分かれており、廊下を通って他の棟へ行く事が出来る。南棟4階と5階に私達1年生のクラスがある

部活見学の案内の地図に『⚪︎⚪︎棟⚪︎階まで!』と書かれているが正直入ってすぐの私にはどこが何棟なのかよくわからなかった私は地図とにらめっこしながら中央棟2階にある放送室へと向かった

放送室に行ってみると、私の他にも生徒が説明を受けていたその説明によれば、放送部はアナウンス・朗読をする

アナ朗班(アナウンス・朗読を略した呼び名)と映像を作る

番組班の2班に別れておりどちらか

好きな方を選んで入る事になるらしい

先程まで説明をしていた先輩が、番組班の過去に作った

映像を見せてくれると言い、パソコンで準備を始めた

その間に放送室を見渡すと放送室は2つに扉で区切られて

いた。しかし、窓がついており区切られた隣の部屋を見る事が出来る。簡単に言うと、ドラマでよくある囚人とその家族の面会シーン。

その時に使われている大きな窓のある区切られている2つの部屋、あんな感じだ。それの囚人の居る部屋と面会者の

部屋が扉で繋がっていると思って欲しい

どうやら、これは番組班とアナ朗班で部屋を分けているらしい

理由は、アナ朗班が発生練習をする為片方の部屋が防音に

なっており、区切られた部屋の扉を閉めれば完璧に防音に

なるらしくその部屋をアナ朗班が使っているとのことだった。今は、番組班の部屋の方で説明を受けていた

少し目線を上に上げれば壁には大量の賞状が飾られていた

実力のある放送部らしい

その時、パソコンで過去の映像が流れ始めたので

そちらに集中する事にした

見た映像は素人の私でも凄いと分かる様な素敵な映像だった



一通り説明を聞いたので教室に戻ろうと

放送室を出た所で『放送部気が向いたら入ってね~♪』

と言う能天気な声が後ろの方から聞こえた。その声に振り向くと身長165㎝程度のやや小柄な金髪の男の人が手を

振りながらニコニコとしている。私は内心先輩だろうか…?

先生は有り得なさそうだしと思いつつ流石に無言でいる訳にはいかないので、『はい!』と答えて踵を返し教室へと

早歩きで戻った

友達がまだ居ないのでさっきの出来事を話す相手も

いない。なので1人で放送部の事考えていた

実力を持っている部活、そこに初心者が飛び込むのは

大丈夫なのだろうか…人間関係上手くやっていけるだろうか…不安はいくらでもある。

それと、放送室を出た所で会った人は一体誰なのだろう…

真っ先に先輩だろうと思ったが髪の色が金髪だったのが

気になる。この高校は校則で髪を染めてはいけない

なのに、あんなに目立つ金髪にしている……

服装を確認しようとしたが、4月上旬なのに寒さが

残っているせいで丈の長いコートを着ていた為確認が

出来なかった



教室に見学し終わった人達が戻ってくる

全員が戻ってきた後、入部届が配られ今日の授業は終わった



学校から帰宅し、家でのんびりしつつ

高校では良い人間関係を築きたいとぼんやり思っていた

そんなに人間関係を気にするなら部活に入らなければ

良いじゃん!と思われるだろうが、やはり賞状を取れる程の実力を持っている部活はとても魅力的だった。

そして、部活に入れば仲の良い友達が出来るのではないか

青春とやらが出来るのではないかと言う安易な考えでは

あるが帰宅部より青春出来る確率が上がるだろう

何故ここまで良好な人間関係、青春に私が固執するか

それは、私の中学校時代が原因だ

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