表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

原因…

オレが普通じゃなくなったのは、恐らく、


中2の頃の出来事のせいであると思う



オレはそれまで人を疑ったり、自分を卑下したりしなかった


仲の良かった友達に陥れられたのだ


思い出したくもないが…


皆から見ればそんな小さな事でと思うかもしれない


が、


オレの中では大きな事だったのだ


それからというもの友達との関わり方が分からなくなり、人間不信に陥り、引きこもりとなった…



学校なんか行きたくなかった

本当は家にも居たくなかった

生きていたいと思わなくなった



それから三年近く経ち


《割り切る》という気持ちを覚えた、、


仕事を始めた


なんとか社会復帰が出来た


だがどの仕事をしても長続きはしなかった


かれこれ10~15は転職していた


オレは病気だとは思わなかった

生まれつきの社会不適合者だと思っていただけだった





「いらっしゃいませ」

事務所に入ると、

スーツ姿のメガネの小太りな男と、陰がある男前がいた。


「よう、客人、過去に戻りにきたか?」

男前が話しかけてきた


『ああ。でも本当に過去に戻れるのか??』


「戻れるさ、オレも体験者だ、保証する」


すごいな、本当に戻れるらしい…

つか、この男前も過去に?


「あ、でもな、1日だけだぞ?」


『え?1日だけなの?』


「ああ、そうだ。」


1日だけとか…意味ないじゃん。


「とりあえずこの腕時計はめて、あの部屋にある椅子に座り目を閉じるだけで過去に戻れるから、準備できたらさっさと行ってきな」


それだけで過去に戻れんのか!!?


腕時計か…


待てよ…もしこの腕時計を過去で壊してしまえば…


『わかった、もう準備は出来ている』



「じゃあ。行ってきな」



オレは男前に言われたとおりにした、、







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ