新たな仲間
第3話公開です!お楽しみ下さい!
~勝サイド~
勝は時計がたくさんある場所についていた。
「ここが0番"the clock rooms"かあ」と勝。
「あなた人間?」突然後ろから声を掛けられる。
「わああんた誰?」
3番で赤井と出会ったのでそんなに驚かなかった。
「俺はここに滞在している高井薬王というんだ。B.S.T副総長。」
「副総長ってあの行方不明の!?」
「あ。俺、1年くらい帰ってなかった?」と高井。
「今は僕が副総長の候補になってるよ。」
「んじゃあ元副総長だなぁ。名前は?」
「諏訪勝だけど。」
「諏訪!貴美さんの兄か?」
「弟です。」
「で、総長は?」
「4番の分断の嵐で赤井君ともはぐれちゃって。現実世界に帰ろうともくろんでいて。」
「それは大変だったなあ。あっ、通信腕時計持っているよなあ。
あれ4つセットだから一つ貸してくれよぉ。」と高井。
早速通信し始める。
「俺だよ。高井だ。」
『え?高井生きてるの?っていうかなんで通信できてるの?』
「それは勝君に会って一つもらった。今0番。」
そして通信を切る。
「じゃあ出口行くぞぉ。」と高井。
勝は高井についていくことにした。
~貴美・赤井サイド~
貴美と赤井は5分ほど歩くことで基地にたどり着いた。
そして、腕時計がなる。
『俺だよ。高井だ。』
「え?高井生きてるの?っていうかなんで通信できてるの?」貴美は驚きを隠せない。
『それは勝君に会って一つもらった。今0番。』
0番は"the clock rooms"で、よく強い人が集まり鍛錬をしている。
そこで死ぬと0番の安全なところまで戻る。
高井は"能力"がある隊員を除けば肉体系最強である。
だから鍛錬していたのだろう。
「今0番のどこ?危険な場所じゃないでしょうねえ」そういったが通信が切れていた。
「貴美さーん食料とパワーアップドリンク、もらってきましたよ。」
パワーアップドリンクとは異世界内において最もよく配置されている食料である。
この飲み物の効果は絶大で疲れをいやし、必要に応じておなかもいっぱいになり、栄養も取れてしかもおいしいのだ。
基地ではこれを配布している。
パワーアップドリンクにも種類がある。上から、パワーアップドリンク・極、スーパーパワーアップドリンク、
パワーアップドリンク、パワーダウンドリンクとなる。
そして、パワーアップドリンクは敵対生物にも効くが飲む方をお勧めする。
「美味しいー」と貴美。
「さあ氷がある洞窟を見つけて8番へ行きましょう。」と赤井。
「その前にちょっと防寒服買ってくるわ。」と貴美。
五分ほどしたら貴美が戻ってきた。
「さあ8番"冷蔵庫"に行こうか。」と貴美。
8番は番の内部、及び入口に近い番に"バグ"が起きる。
そのバグは軽度から、重度までいろいろある。
軽度と中度はその番内で済むが、重度になると7番などに影響する。
軽度は、クーラーがないのに冷え込んでいる、鉄の床のはずが木の床になっている、氷が異様に早く溶けるなど。
中度は、おいてあるはずの冷凍商品がない、迷路みたいになり、方向感覚を保つのが難しくなるなど。
重度は、皮膚に当たると壊死する液体がしたたり落ちている、敵対生物が大量にいるなど。
「ここかあ」と貴美。
入るとテレポートする。24畳くらいの部屋だ。
「あれ?クーラーがない!」と貴美。
「軽度ですね。」と赤井。
「たまに空間が不安定になり意図せz」貴美が言っている途中に床に落ちていく。
そして、赤井も落ちていった。
新たな仲間が加わりました!高井のいう出口とは⁉次回は10月8日18時公開!




