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異世界に落ちる

これが初作品であり初連載です。どうか温かい目で見守っていただければと思います。

「暇だなあ」

諏訪勝は自分のアパートで時間を持て余していた。

諏訪勝は弁護士をしていて今日は休日だ。

「ピンポーン」生活習慣には厳しい姉がやってきた。

その姉は自炊しろとかそういうレベルじゃない。

米のブランド、炊飯器の種類、洗剤、埃まで。一つでも気に食わないことがあると説教だ。

自由権の侵害だと勝はいつも思っている。

この前は冷蔵庫に賞味期限が1日切れているプリンがあったからって1時間半説教された。

「かたずけないと!」

その時、視界がビニールシートに包まれたように真っ暗になり、感覚も包まれたような感じになった。

姉がとんでもない速度で入ってきてビニールシートで包んだのかと思った。

しかしそのビニールシートの底に落ちていく。そして、意識もなくなっていく…

気が付いたら白色の部屋にいた。

勝は最初侵入罪及び誘拐罪の犯人に捕らえられたのかと思ったが果てしなく続いていることを見ると違うと確信した。

「ここはどこだ…?」そして、時間を把握する為にスマホを開くと『圏外』の文字が…

「…」黙って"設定"のアプリを開き、"通信"から"wi-fi"を開く。そこには、

" Iseki-Wi-Fi "、"presspresspresspresspress"、"+C9Y3:皷X~~[}ァPdf牆"など…

とりあえず一番しっかりしていそうな" Iseki-Wi-Fi "につなぐ。

画像検索してみるとここは"異世界"というところらしい。

で、不意に堕ちちゃった人をサポートしているのがB.S.T。

ここは1番というところらしい。「『welcome to 異世界』か…ゲッ死亡率5%かあ。」

その時、化物がでてきて、「V呎翦鐵ヨ=+_弡楯+欲テ致oアPF!」「出たあああああ!」そして走り出す。

【・ファイヤーマン 戦闘力15】

ここでできたのはファイヤーマン。たちまち勝は逃げ出した。幸いにも、ファイヤーマンはそんなに足が速くない。

「ぜえぜえ…これじゃあまずいなあ。このようではすぐ捕まる。」

そして勝は出口というページを見つける。

・ドアに入ると3番へ移動する。

・落ちると2番に移動する。

ドアは近くに見当たらない。かと言って探すとまた、化物に見つかる。

だから2番に行くことにした。2番の下調べもする。

【2番は塾のような外観をした番である。この番に到達するとまず椅子に座っていることに気づくだろう。

そして、塾には自分一人しかいない。よってこの番では人と会うことが出来ない。

この塾では1コマ50分の授業が3時限行われた後、テストが始まる。

受ける教科はランダムだが、勉強した内容がテストには出ている。】と書いてある。

とにかく落ちてみた。ビニールシートに包まれたような感覚になる…

気がつくと塾にいた。10分ほど待った後、ウェブに書かれていた【教師】という生物が来た。

「ハイじゃあ始めますよー…諏訪勝さんでよろしいですか?」「はい。」

勝は驚いた。自分の名前も言っていないのに。150分なら余裕だろう。勝はそう思った。

三時限とテストを受けた後にこう思った。…甘かった。今、【教師】が採点している。

「ハーイ98点ですねえ。じゃあ3番に転送します。」

そして、落ちるのとはまた違う感覚に陥る。見えない膜につつまれながらだんだん視界がぼやけていく…

だんだん視界がはっきりしてくる。「大丈夫かい?」青年がいる。

「ひゃああああ」勝は悲鳴をあげた。無理もない。

異世界は人と会うことが少ない。あったとしても人間に擬態する化物の場合があるのだから。

でも、よく考えてみれば化物はすべて人の言語を喋れない。

「ここは安全ですよ。ここは3番、食料倉庫と言って食料のパラダイスですよ。」と青年。

「あなたの名前は?」と勝。

「名前は赤井青助といいます。そっちは?」赤井は言った。

「諏訪勝です。君も迷ったの?」

「いや?僕はB.S.Tの3班班長だけど。あっテープレコーダー持ってます?」

「テープレコーダー?…ポケットに入ってた!」

「じゃあそれを本部に持ってって確認しましょう。あそこの扉に落ちれば本部のある番に行けます。」

二人共一目散にドアに走って落ちる。

気がついたら町のような場所にいた。

「あっ見えた!本部はあの青いビルです。」

そして、3分ほど歩くと青いビルのドアの前についた。

「"ボス"は生活習慣に超厳しいですよ!」

「え?それって…」

「ヤッホー勝!あ!赤井君、勝を連れてきてくれてありがとう。」と姉。名前は諏訪貴美。

「姉さん!?」

「そう。貴美さん。…あ。これ食料。」

「ん?ありがと。じゃあそろそろ中に入ろうか。」

貴美に促されて中へ入るとエントランスになっていて複数の椅子と机がある。

赤井と貴美がそのうちの一つに腰掛ける。エントランスのスタッフにより、お茶と茶菓子が出される。

「さて、B.S.Tの構造を話そうか。まず、トップは貴美さん。そして、10つの班に分かれている。

1班は化物撃退班(護衛班)、2班は食料調達班、3班は武器調達班、4班は治療班

5班は調査班、6班は研究班、7班は開発班、8班はその他物資調達班、9班は救助班。10班はニュース班。

で、各班に班長と副班長がいて、僕は3班の、食料調達班班長。」と赤井が言う。

「勝、あんたにはB.S.Tの副総長になってもらおうかな。

まあテープレコーダー次第だけど。」と貴美。

貴美が指を鳴らすと小型テレビが出てくる。そして、テープレコーダーを入れる。

『ここはどこだ?』

『【welcome to 異世界】か…ゲッ死亡率5%かあ。』などの声が流れてくる。

「おっ2番のテストで98点取っている!」と赤井。

「勝は運動神経が悪いわりに頭だけはいいからな。IQ139だからなあ。」と貴美。

「2番のテストむずいよね。IQ139でも98点かあ」と赤井。

「で、僕を副総長にするのしないの?」話がそれそうだったので勝が言った。

「現実世界に帰りたい?それを聞いてから決める。」

「正直帰りたい。…ていうかどうやって現実世界と5番とを往復してたの!?」と勝。

「それは開発班が発明した『行き来ボタン』で行き来してたんだけどなくしたから正規ルートで帰らなければならない。

現実世界に行ける番は12番と14番、the game。最も確実なのはthe game。だからthe gameを目指そう

the gameは安全。でも、the gameに行くルートは確立されてないんだよな。」と貴美。

「まあ、1泊していきません?」勝はそうすることにした。

第2話は10月6日にの18時に公開する予定です。お楽しみに!

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