たまには好きな本の話でも
いつも小説を書く側の話ばっかしていたので、今回は読む側の話でもしようかと……。
私は読書はまぁまぁする方なのでどれを話そうかなっと思ったんですけど、第1回は、河野裕の『彗星を追うヴァンパイア』について……。第1回とは言いましたが、2回目があるかは分かりません(見切り発車)。
この本は、天才のオスカーが様々な異能の力を使える怪物、ヴァンパイアであるアズと出会い、その正体に迫る、みたいな話です。一応ネタバレが無いように大分ぼかしたので、ちょっと分かりにくいですが……。例えるなら鬼滅です(多分違う)。
でも、ヴァンパイアの血が人間の体に入るとレプリカヴァンパイアになるのであながち……。レプリカヴァンパイアは血を入れられたヴァンパイアの支配下になる。
舞台は17世紀のイギリス。丁度、アイザック・ニュートンが生きている時です(実際に出てくる)。
これがもう本当に私の癖に刺さり過ぎてて、私、こういう中世や近世のヨーロッパが大好きなんですよね。
食文化や建築物、宗教、革命……。ヨーロッパからしか得られない栄養がある(ヨロニウム)。
それプラス、数学や天体の話なども有って、私の為の本かなって思いました。
そして、当然ストーリーも素晴らしい。様々な登場人物が友情や対立をして、その中で心情が変化し、成長する。凄く好きです。
読み終わった後のこう、ブワーって体がなるやつ。ちゃんとあれになる。個人的に小説でも映画でもアニメでも、ブワーってなれば神作品です。
私は基本、好きな本は何度も読み返すタイプなのですが、これはまだ1回しか読めていないんですよね……。2回読むだけでも大分世界が変わるのですが。
400ページ弱あるので結構大変なんですよね……。時間掛かる……。書く時間より読む時間を多くしようかな?
まぁ、皆是非読んでみてください。ファンタジー色強めなので、誰でも読みやすいと思います。