第42話 VS首なしライダー
ブルンブルンブルゥゥゥ
バイクのエンジン音が響き渡る。
首なしライダーのバイクの音だ。
「金次郎さん、お願いします」
「……池田さん、先に誤っておきます。すみません……」
何故か謝罪する二宮金次郎。
「なんで謝る?」
訳が分からない。
「池田さんはそこにいてください」
首なしライダーがバイクで突っ込んできた。
それを真正面から受け止める二宮金次郎。
「くっ……」
なんとか受け止められたが、徐々に後ろに押されている。
「金ちゃん!!」
池田は慌ててい飛び出そうとしている。
「池田さんはそこにいてください……」
二宮金次郎には何か作戦があるようだ。
心配だが、動かない事にした。
「私は何すれば良いの?」
「そっ、そこに立っていて……くだ……さい」
二宮金次郎は限界が近いようだった。
「もう……限界です……、まだ……ですか……」
誰かを待っているようだ。
ギュルギュルギュルゥゥ!!
首なしライダーが速度を上げてきた。
凄い勢いで押される二宮金次郎。
「……ダメなのでしょうか……」
ポー、ポー、ポー、シュッッッ
急にそれから列車が現れ、目の前で停車した。
列車からは1人の乗客が降りてきた。
その乗客を見て、私は目を疑った。
それは、九尾の狐との戦いで自己犠牲で亡くなってしまったドッペルだった。
「お待たせー、さて、ワタシが入られる時間は少ないから急ごう」
私の前に立ったドッペル。
「金ちゃんも限界だし、早くワタシに手を当てて」
よく分からないが手を当ててみた。
「行くわ!! ふん!!」
ドッペルは光に包まれ、ゆっくりと私に向かってきた。
そのまま身体が重なるように1つの身体になった。
「えっえっ!! これは……」
自分の身体が光を放ち、力が溢れてくるのが分かった。
「ワタシと1つになった事で一時的に超パワーを手に入れたのよ。でも、ワタシは死んでる身、だから5分くらいで戻らないといけないの。だから行くわよ佳奈!!」
身体が勝手に動いた。
ドッペルも身体の操作が出来るみたいだ。
「戦いはワタシに任せて」
二宮金次郎がギリギリで首なしライダーを押さえている。
がっ、次の瞬間跳ねられてしまった。
「ぐっ!! ……そうですか……間に合いましたか。……すみません、池田さんの力の為に、……こんな事をしてしまって……」
「気にしないで。ここからは私も戦えます。ドッペル!!」
「行くわよ」
同じ身体で会話するのは変な気分だった。
「金ちゃん、もう一度押さえられる?」
「任せて下さい……最後の力を……」
首なしライダーかUターンして戻ってきた。
そのまま押さえつける二宮金次郎。
「うぁぁぁ」
私とドッペルは、剣で首から下を斬った。
まぁ、首なしライダーだから、首から下しかないのだけどわ。
その瞬間バイクが暴れ始めた。
「これは……佳奈、バイクが本体見たいね。時間ももうないわよ。最後の攻撃よ」
ドッペルは拳銃を構えた。
「爆裂の銃弾を首なしライダーにプレゼント!!」
チュドーン
発砲した弾は首なしライダーのバイクに命中し、大爆発を起こした。
煙が晴れていき、粉々になったバイクが残されていた。
「なんとか勝てたわね、ちょうど時間見たいね。バイバイ」
身体から光が消えていく。
ドッペルが抜けていったのだ。
「あれ?」
身体の力が全く入らず倒れ込んでしまった。
「あれだけの力を使ったのですから……無理有りません。正直こうなる事が分かっていたから……謝罪しました……」
「なんとか勝てたから良いか。……ありがとうドッペル……」
池田&二宮金次郎&ドッペルVS首なしライダー
勝者・池田&二宮金次郎&ドッペル
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