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第159話 VS黒ニャル3

新作小説の「人参機神ウサギロボ」も宜しくお願い致します。

 空から、青龍、朱雀、黄竜がやってきた。

 更に陸からも玄武と白虎までも来てくれた。


「こやつの能力の一部は我等が抑える!!」


 黒ニャルを四神と黄竜が囲み込む。


「何をする気っすか」

 

 黒ニャルに焦りの気配がする、

 流石に四神と黄竜となると話しは変わってくるようだ。


「浩一よ、後は頼む……」


「えっ?」


「うぉぉぉぉぉ!!」


 四神と黄竜が光となって、黒ニャルを包み込む。

 眩しくて何が起こっているか分からないけど、四神と黄竜が命を使ってくれている事だけは分かる。


 光が収まってきた……。

 そこには、四神と黄竜の姿は消えていた。

 いるのは黒ニャルのみだった。


「おい、四神と黄竜はどうしたんだ!!」


 黒ニャルに聞いても答えるとは思えないが聞かなくてはならなかった。


「奴らなら死んだよ!! 良くもこの僕にあんな事をしてくれたな!! もう遊びはおしまいだ!! 消し炭にしてくれるわ!!」


 キレて乱暴な口調に変わった。


「四神達が何をしてくれたか分からないけど、皆、全力で答えよう!!」


「ええ!! 皆の力を1つに!!」


「……まずは私……」


 花子さんは浄化盾を黒ニャルの周辺に複数配置した。


「がぅ!!」


「行くよ〜、シロクマ〜」


 シロクマの力がひきこさんのカメラ

に注がれていく。


 パシャ!!


「うっ!!」


 さっきまで止められなかった黒ニャルの動きを止めた。

 先に配置してあった、花子さんの盾も光だし、黒ニャルの動きを止めている。

 浄化と停止の力で止めているようだ。


「行くよ〜」


 池田のマシンガン乱射だ。


「ぐぁぁぁぁ」


 ダメージが通った!!


「これならどう? メリーストライク!!」


 メリーさんのトンファーが巨大化し、黒ニャルを吹き飛ばした。


「……ここは更に上空に……」


 二宮金次郎の団扇の力で更に上空に飛ばす。

 カマイタチのオマケ付きで。

 流石の黒ニャルも自身で空は飛べない。

 落下してきている。

 この高さから落ちても大ダメージだろうが、更に攻撃を続ける。


「あんたは私だけど、私は私だから!!」


 ニャルはボールを最大まで硬化させて、上空に飛ばした。

 ボールは黒ニャルと正面衝突した。

 落下の速度と合わさってとんでもないダメージだ。


「よし、斬る〜!!」


 さ〜ちゃんは大ジャンプして黒ニャルを斬りつけた。


「ぐふっ!!」


 地面までの距離は後少しだ。


「最後は任せろ!! 全力フルスイング!!」


 タイミングを合わせて、最大パワーでスイングをした。


 カキーン


 黒ニャルは吹き飛び、地面に激突した。


「どうだ!!」


 全員の力を集めた最大技だ。

 これでダメなら手はあと一つしかない。

 だが、それをやると封印が出来なくなる。

 だから、もう立つな。


「はぁ……はぁ……はぁ……、やってくれたな……、もうこの身体はダメだな……、貴様等ごときにここまでされるとは……、だが、勝ったと思うなよ!!」

 

 黒ニャルの身体が黒くなっていく。

 いや、黒い光となっていく。


「なっ、何をする気だ……」


「僕の魂をアザトース様に!! 僕を依り代にアザトース様を降臨させる!!」


「なんだって!!」


 最後の封印は解いてないはずなのに、黒ニャルの魂を使えば復活出来るか!!


「そんな事、させない!!」


 池田はマシンガンを乱射しているが、当たり前に何かに弾かれるように弾が落ちていく。


「無駄だ!! もう何者もアザトース様復活を邪魔出来ない!! ふはははは、ぐふっ」


 黒ニャルの身体は完全に黒い光となり、空に消えていった。


「失敗……?」


 そうは思えないが、そうなら嬉しい所だ。


 その時だった、空から島のような物が降りてきた。


「……あれはムナール大陸……」


 ムナール大陸は禁断の地と呼ばれている場所だ。

 そのムナール大陸に黒い光が集まっていた。

 やはり失敗ではないようだ。

 ムナール大陸全体を黒い光が覆い始めた。

 これから起こる恐怖を俺達は見ている事しか出来なかった……。



本作をお読みいただきありがとうございます。




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感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

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