第15話 赤マント1
ちょっと風邪を引きまして、執筆ペースが治るまで落ちます事を謝罪いたします。
楽しみされてる方、少しお待ち下さい。
花子さんがいなくなったトイレ。
「とりあえず移動しよう」
かんかんが加わって5人になった俺達は移動を始めた。
花子さんからここは博物館だと教えてもらっている。
つまり、ここの何処かに三種の神器の1つがあるのだ。
「ねぇ、ここにある三種の神器ってなんなの?」
池田が質問してきた。
だか、その質問は俺もしたかった。
「ん〜金ちゃんからはここにあるって事しかしらないんだよね」
「天叢雲剣は、近くに三種の神器があれば何かしらの反応をすると思いますよ」
かんかんが横からアドバイスをしてくれた。
「なら、さ〜ちゃん先頭を歩いて反応が出たら教えて」
「行くぜぇ!! おらぁ〜!!」
武器を持ったさ〜ちゃんは、やっぱりテンションが高い。
トイレの通路の先には、広い部屋が見える。
とりあえずその部屋に行ってみる事にした。
さ〜ちゃんは、少し早足で入っていく。
「さ〜ちゃん!! 止まって!!」
急に池田が声をあげた。
だが、さ〜ちゃんは部屋に入っていた。
「遅かった……」
池田は後悔した顔をしている。
「どうしたんだ?」
「あそこ……」
池田が指差した方を見ると、赤い糸見たいのが切れているのが見えた。
「あ〜、あれは赤マントの糸ね……って赤マント!!」
赤マントは、赤いちゃんちゃんことも言う都市伝説の1つだ。
「たしか、赤か青を選べってやつだよな」
「皆、部屋の中央に集まりましょう」
かんかんの指示で部屋の中央に集まる俺達。
何処から来るのか?
「赤いちゃんちゃんこと青いちゃんちゃんこどっちが良い?」
お決まりなセリフが何処からか聴こえる。
答えは分かっている。
どっちの色でもないものを言えば良いんだ。
「黄色のちゃ……」
「黄色? 黄色だとぉ〜!!」
黄色のちゃんちゃんこと言う前に、声の主は怒った声になった。
そして、目の前に赤いマントを着た、男性と思われる人が立っていた。
「黄色のちゃんちゃんこは、赤と青のちゃんちゃんこ、どっちもだぁ!!」
話しと違う。
別の言えば助かるはずなのに……。
赤マントの男は、真っ直ぐに俺を狙って走ってきた。
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