第147話 朱雀
「さて、いよいよ出番か」
俺とメリーさん、さ〜ちゃんの3人で戦う。
相手は朱雀。
四神のリーダー格なのは何処のゲームでも同じだ。
「気合い入れていくわよ!!」
メリーさんの掛け声で気合いが入った。
「行くぜぇ〜」
さ〜ちゃんは勢いよく扉を破った。
中は暗い……真っ暗でなにも見えない……。
「何処だぁ〜、朱雀」
まずは呼んでみた。
「我を呼ぶのは誰だ?」
何処からか声がする。
「ほぉ〜、挑戦者か……、ここまで来るとはなかなかやるではないか」
辺りが急に明るくなった。
「まぶし!!」
暗闇から急に明るくなったので目がくらんだ。
「人間と怪異の組み合わせか!! 更に後ろにはドリームランドの住人に……むっ、そこにいるのはニャルラトホテプか!!」
明らかに警戒を強めている。
「…………いや、我の知る個体ではないか……」
自分で自己完結してくれて助かった。
「さて、そこの3人!! 目的はこれであろう?」
朱雀は光の玉を出してきた。
「これは、十種神宝の1つ足玉だ」
これが手に入れば残りは後1つになる。
「どうしたら貰えますか? 戦えば良いのですか?」
今までと同じなら力を示せば貰えるはず。
しかし、相手は四神の朱雀、一筋縄じゃいかないはずだ。
「いや、これは渡そう……」
そう言って、朱雀の持っていた光の玉は俺のバットに吸い込まれた。
「足玉は願いを叶えると言われている……更にその武器の力も上げてくれるだろう……」
「あの、良いんですか?」
「ああ、もう試練どころではない!! 他の四神は感じていなかったようだが、悪の気配が北の大地より漂ってきているのだ」
悪の気配?
黒ニャルの事だろうか?
「そこのニャルラトホテプ!!」
ニャルは朱雀に呼ばれ前に出てきた。
「これはお主の同胞の気配だな?」
朱雀はニャルを睨みつけながら言った。
「……はい」
「そうか……やはり……」
「戦う為、元の世界に戻す為に十種神宝を集めてるんです」
池田がフォローしてきた。
「そうか……お前達ならなんとかしてくれる気がするな……、しかし最後の1つを持つ黄竜様は敵の手に落ちてしまったのだ……」
「なんだって!!」
「黄竜様はニャルラトホテプと戦い封印されてしまったのだ」
黄竜は四神達の王とも言われている存在だ。
そんな黄竜が封印されたなんて……。
「北の大地の何処かに封印されているはずだ……、我の力で北の大地まで送ろう!! そしてドリームランドと怪異世界を頼んだぞ」
お願いしますとも言ってないのに、話しが進んでしまった。
まぁ、十種神宝を揃えて北の大地に行く予定だったから良いのだけど。
朱雀は巨大化し、俺達は朱雀の背中に乗った。
「では、行くぞ!!」
俺達は朱雀に乗り、北の大地を目指した。
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