第132話 麒麟2
無数の落雷が落ちてくる。
どんどん距離が縮まってきている。
このままだと、落雷に当たってやられてしまう。
「危険だけど作戦を思いついた」
俺は作戦を伝えた。
危険な賭けと言うひきこさんとニャル。
だが、これしかない。
「老猫将軍、あと少しでいい頑張れるか?」
一瞬だけ雷が剥がれればチャンスはある。
「まっ、任せるじゃ」
よし、作戦開始だ。
「まずはひきこさん!!」
「任せて〜」
ひきこさんのゲーム機で麒麟の動きを止めた。
「次、老猫将軍!!」
「はいじゃ」
老猫将軍は全力でうちわを仰ぎまくった。
麒麟の纏っている雷が流れていく。
「今だ!!」
俺は麒麟に駆け寄りバッドを構えた。
「フルスイング!!」
麒麟をシロクマの方に飛ばした。
それと同時に、俺の後ろにいたニャルがボールを投げた。
俺はそのボールも全力で打った。
シロクマは回復の力を使い、全力パンチを繰り出した。
シロクマのパンチとニャルのボールが同時に当たった。
「よし!! クロスアタックだ!!」
正直、運要素が高かったが成功だ。
「はぁはぁはぁ」
老猫将軍がかなり疲れている。
それもそのはず、ボールが当たるタイミングを合わせる為、うちわで速度調整を少ししていたからだ。
この成功は老猫将軍が起こした奇跡だった。
麒麟は倒れ動かなくった。
「やったのですじゃ」
老猫将軍は言ってはいけないワードを言った。
「ちょ、それはフラグとしか……」
麒麟の身体にまた雷が纏わりついてきた。
「ほらやっぱり……」
お決まりのフラグは冗談じゃない。
もう戦えないぞ。
「やるなお主等……」
麒麟からは戦う意識がなくなっている。
「そこのネコよ、これを……」
老猫将軍のうちわに光の玉が入っていく。
「それは、道返玉
だ。 悪魔等を封じる力がある。 更に道返玉はその武具の力そのものを強化する」
老猫将軍はうちわを1回仰いでみた。
急に突風が吹き荒れた。
「すっ、凄い」
漫画で読んだ芭蕉扇みたいだ。
更に悪魔を封じる力まで、うちわがかなり良い武器になったようだ。
麒麟はその御、なにも言わずに去っていった。
まぁ、これで十種神宝も5つだ。
残りの十種神宝を探すのと、池田達との合流を急がないといけない……。
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