表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
131/170

第128話 ヒュドラ2

「松本君!!」


 ニャルがボールを硬くして俺に投げてきた。

 俺はそのボールをバッドでフルスイングし打った。

 ボールはヒュドラに命中した。

 しかし、あまりダメージにはなっていないようだ。


「思わず打ったけど、その紐の長さも変えられるの?」


 紐の長さも変えられるなら何処に打っても戻ってこれると言う事か……だが……。


「くっ、このメンバーで十種神宝を持っているのはシロクマだけ、しかもその力も回復の力だ、戦闘には向かないだろう」


 通常武器だけで倒せるのか?


「これならどぉ?」


 ひきこさんはゲーム機でヒュドラを操り自滅するように操作している。

 てか、ひきこさんの武器強すぎるでしょ。

 相手の操作って最強クラスだ。


 だが、10秒程で解除されてしまった。


「操れるのは10秒みたいね」


 10秒か……。


「ニャル、ボールを最大限硬くしてシロクマに渡して」


 ニャルは頷いてボールを超硬化させた。

 それを受け取るシロクマ。


「シロクマ、それを思いっきり俺に向かって投げてくれ!! ネコ達は俺の身体を支えてくれ!! 老猫将軍はうちわでボールの軌道を修正して!!」


 老猫将軍のうちわは、突風とまではいかないがボールの軌道を変えるくらいの風を出す事は出来る。


 シロクマは全力でボールを投げた。

 

「うぉぉぉぉぉ!!」


 カッキーン!!


 老猫将軍はすぐにうちわで軌道を変えた。

 ボールは1本の首に命中し、そのまま突き破った。


「やった!!」


 首が一本なくなった。

 ヒュドラは苦しんでいる。

 残りの2本の首は炎を吐きまくっていてる。

 更に大暴れしている為近付くことが難しい。


「ニャル、ボールはまだ回収出来ないの?」


「まったく、遠くに打ち過ぎよ、まだ回収出来てないのよ」


 回収まで時間がかかりそうだ。


「ひきこさん、足止めを!!」


 ニャルのボール回収までひきこさんの武器が重要だ。


「それがさっきからやってるんだけどほとんど止まらないの」


「なんだっ……うわぁ!!」


 炎をギリギリで回避した。

 ほとんど止められないってどういう事だ?

 まさか、同じ相手に使うと効果が弱まるのか?

 ならチャンスはもうほとんどない。


「松本、ボール回収完了だよ」


 ニャルはボールを回収したようだ。

 しかし、この攻撃が成功したとして残る首は1本。

 どうする……?

 残る道は1つか……。

 ダブルプレーするしかない!!

  

 


本作をお読みいただきありがとうございます。




よろしければブックマークと評価をお願い致します。




感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ