第121話 レン高原
「ここってもしかしてレン高原かも」
ニャルは場所が分かったみたいだ。
「レン高原?」
「うん、レン高原は場所が分からない謎の場所なんだよね。 そのレン高原のにはガダスって言う山と修道院だけがあるって聞いた事があるんだよね」
山と言えば、遠くに見えているのがそうだろうか?
修道院は見当たらないけど……。
「他に知ってる事あるのではないでしょうか?」
かんかんが聞いてくる。
「……ここには黒ニャルラトホテプがいる可能性が高いのよね……、ここはアザトースが復活する場所と言われてるから……」
「アザトース!! ならここは最後の封印がある北の大陸?」
「いや、北の大陸ではないと思う……それに封印の棺はここにはないはずなのよ……」
ニャルは自信なさげに言うが信じるしかない。
「とにかく、ここから離れたほうが良さそうね」
メリーさんが離脱を提案してきた。
確かにその方が良さそうだ。
「でも、何処に行くの?」
来た道は塞がれている。
小型飛行機でもあれば飛んで脱出できるけど、今はニャンコ号しかない。
「修道院を探してみて」
ニャルが修道院を探すように言ってきた。
「なんで修道院?」
「黒ニャルラトホテプがいるのは恐らくガダス山の頂上、最後には私達をここ連れてこようとしてるはずなのよ、そしてその為の道もあるはず……、多分その道は修道院にある気がするの……、私とあいつは同じ存在だから分かる気がするのよね……」
同じ存在か……。
「ニャルと黒ニャルは全然違う存在だよ」
池田の言葉で、ニャルの表情が少し明るくなった。
「ニャルはニャルでしょ!!」
「だね、ん〜私らしくしないとねぇ〜!!」
いつものニャルに戻ったようだ。
とにかく、ニャンコ号に乗って修道院探しに出発だ。
修道院探しに出てどれくらいの時間がたっただろうか?
「それらしき建物は見えないけど……」
「こっちもないですじゃ」
全員で探しているが見つからない。
「ニャル、本当にあるの?」
「あるはずなんだけどなぁ〜」
いろいろとニャンコ号で探し回っているが見つかってはいない。
「後は別グループが見つけてくれていれば良いんだけど……」
シロクマとひきこさんだけはニャンコ号から降りて探してくれているのだ。
「おっ、噂をしたらなんとやら、シロクマとひきこさんだ」
2人の前にニャンコ号を止めた。
「見つかったわよ」
どうやらひきこさん達が見つけてくれたようだ。
「マジですか、それで何処に?」
ひきこさんとシロクマの案内で修道院に向かって全速前進!!
暫く進むと岩場に入っていた。
修道院はその岩場に隠れるようにして建っていた。
それも修道院と呼んでも良いのかってくらい小さい建物で……。
「ここよ!! 間違いない」
ニャルが間違いないって言うのだからここのようだ。
「どこから戻れるの?」
池田がニャルに聞いている。
「えっと……」
ニャルは目の前の邪神とも思える像を調べている。
「多分この像に……あっ、あった!!」
ニャルは像についていたボタンを押した。
「次は恐らく……」
次にニャルは床を調べている。
「何処かなぁ〜」
そんな場所に出口があるのか?
正直疑問しかない。
「あった!!」
ニャルは大声を上げた。
そのままニャルは床に手を当て、目をつぶった。
すると、大きな魔法陣が現れた。
「ふぅ〜、さて、ここの魔法陣から転送されるよ、目的地はウルタールの教会にしたからね」
ニャルが魔法陣を操作したのか……。
流石、もう1人のニャルラトホテプだ。
俺達はニャンコ号で魔法陣の真ん中に行き、転送された……。
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